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格子定数の求め方,近似について

文献やインターネットサイトを調べたところ, X線回折の結果から得られたデータから,正確な格子定数aを求めるとき, それぞれのh,k,lの格子定数aを求めた後, "aを(cosθ) ^2 の関数としてプロット、θ=90°に最小二乗法を用いて外挿した値とする。" とあったのですが,なぜこの方法で正確な格子定数aの値となるのでしょうか? 私の知識不足で,一般的な近似方法かどうかもわかりません。 今後この方法を利用するためにも,原理を理解する必要があると感じて質問しました。 わかる方いらっしゃいましたら,解答よろしくお願いします。

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回答No.1

格子定数を精密化する方法はいくつかありますが、 質問者様の場合の(cosθ)^2をつかう方法は、 (cosθ)^2外挿法と呼ばれる、一般的な方法です。 この方法を使うと、X線による吸収効果と水平発散効果が 一番抑制できるのが、(cosθ)^2=0の位置になりますので、 この方法がよく使われます。ほかにも、Nelson-Riley関数を 用いる方法もありますが、質問者様の関数の方が簡便ですね。 詳しい原理は、書ききれないので、古い文献ですが、 A. J. C. Wilson: J. Sci. Instrum., 27, 321 (1950) に詳しく載っていますので、参考にしてください。

snowkakkou
質問者

お礼

解答ありがとうございます。 質問を投降した後、図書館で色々な文献を調べ直したところ、外挿法であるということを知り、現在詳しい原理を理解しようとしているところでした。 教えてくださった文献も探して参考にしたいと思います。

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