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L10規則構造の格子定数、X線回折について
CuAuやTiAlの格子定数についてなんですが 文献によって表記の方法が2種類あるようです。 空間群はP4/mmmでどの文献も同じなんですが、 CuAuの場合、 a=2.806Å,c=3.67Åとa=3.964Å,c=3.672Å などです。 前者のaを√2倍すると後者のaと大体一致しています。 それぞれどこをa,cとしているのかはわかるのですが、 XRDのパラメータとして用いる場合、どちらを入力すればいいのでしょうか??
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どちらでもいいです。 a=2.806Åの方が素直なとり方ですけど、A1(fcc)構造やL12構造と関連して考えるときは、a=3.964Åの方が便利です。 a=2.806Å, c=3.67Å. Pearson Symbol: tP2 Au (0, 0, 0) Cu (1/2, 1/2, 1/2) a=3.964Å, c=3.672Å. Pearson Symbol: tP4 Au (0, 0, 0) Au (1/2, 1/2, 0) Cu (0, 1/2, 1/2) どちらでもXRDパターンはまったく同じ図形になります。 ピークのhkl指数だけが変わります。
お礼
納得しました。 どうもありがとうございました。