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マイケルソン・モーリーの実験の正しい解釈を教えて。
MM実験から、光速不変が証明されたとする考えがありますが、 また一方で、光速不変を証明した実験ではないとも言われて いるようです。 どっちが本当なのでしょうか?
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noname#208392
回答No.1
>光速不変を証明した実験ではない だって、光の速度を別の座標系から測定したわけじゃないでしょう? マイケルソン・モーリーの実験が言っているのは、地球はいつもエーテルに対して静止しているか、エーテルなんてものは存在しないかどっちかだ、ということです。 地球がエーテルに対して常に静止しているというのは、かなりアナーキーな考えで、もしそうなら、地球の周りを太陽が回って、さらに、地球が自転しているんじゃなくて、宇宙のほうが回転しているということになります。 だから、エーテルなんてものを前提せずに考えるほうが、よっぽど確からしいように見えます。 本当は、マイケルソンはエーテルの風を捕まえるために実験したんですけどね。 本人にとっては、とんだ大失敗な実験だったのですが、エーテルの存在が広く認められていた時代にあっては、まさにコペルニクス的転回を引き出した実験だったのです。
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- Tacosan
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回答No.2
いや, そこまでアナーキーに考えずとも, 光行差か何かと矛盾するんじゃありませんでしたっけ>#1. 実際, 最初は「閉じた研究室でやったからうまくいかなかった」と思っていたとかいう文章を読んだことがあります.
お礼
久々にさわやかな気持ちになりました。 この結論で、何の問題も生じませんね。 有難うございました。
補足
>光速不変を証明した実験ではない >だって、光の速度を別の座標系から測定したわけじゃないでしょう? >マイケルソン・モーリーの実験が言っているのは、地球はいつもエーテルに対して静止しているか、エーテルなんてものは存在しないかどっちかだ、ということです。 >エーテルの存在が広く認められていた時代にあっては、まさにコペルニクス的転回を引き出した実験だったのです。 素晴らしく論理性のある解釈です。 とくに、 >だって、光の速度を別の座標系から測定したわけじゃないでしょう? が、パンチ力のある指摘です。