往復書簡のような感じになってしまいますが、お礼欄の書き込みにちなんで再々度ご連絡いたします。
>これから話すことはthis、話したあとはthat(も可)と単純に考えたほうが、いいような気がして来ました。
⇒なるほど、そうですね。よく分かります。URLの添付、ありがとうございました。
>相手の元にあると考えるのもひとつの手だとは思いますが、、、
>私には、相手の元に言ったかどうかを考えるまでもなく、自分が言い終わったらthatでもういいのかな、感じがしてしまいます。
⇒ただ1つ言えることは、どんな場合でも、「時空的距離感や心理的距離感(自分に近づくか遠ざかるか等を含む)などを基準にして、this(these) か that(those) を使い分ける」、ということではないでしょうか。
例えば、
(1)時に関して、「現在または最近」はthisを、「過去」はthatを用いる。
例:these days, at that time
(2)前の文に出た2つのものを受けてthisは「後者」を、thatは「前者」を指す(ペンの位置から見て、「後者」のほうが近いからthisとなる)。
例:There appeared two men, A and B... This is ~, and that is ―.「2人の男、AとBが現れた。後者(B)は~で、前者は(A)は―である。」
(3)これから発言することは「自分のところに呼び込む(=近づく)」のでthisを、すでに発言したことは「自分に発して遠ざかっていく」のでthat を用いる。(ただし、言ったばかりのことは「ここにある」という感覚なのでthisを用いる)、などなど。
例:This is what I want to say., Certainly that is what I said., ...And this is just what I 've wanted to say.
補足です。
>thatはAさんという自分に取って、自分の行った回答のことを
>指していると思います。Aさんにとって自分の発言なのですから、
>まさにAさんにとっては近くにあることと言えないのでしょうか?
⇒Aさんの発言には違いありませんが、もうすでに手放して
Bさんのところに(つまり、自分から離れたところに)あるんですから、
thatを使うわけですね。
Does that answer your question?
「それはあなたの質問に答えていますか?」と。
ところで、今、もし仮に両者が面談しているとしましょう。
そして、Aさんが、Bさんから受けた質問への解答を書いた紙を
目の前に差し出して、指差しながら言うとしましょう。その時こそ、
Does this answer your question?
「これはあなたの質問に答えていますか?」
と言ってもよいうことになるんですね。
(Aさんの近くにもあるが)自分の近くでもあるわけですから。
以上の2つの場合を比較すれば、より分かりやすくなるだろうと
思いましたので、追伸する次第です。
どうもお邪魔しました。
お礼
ありがとうございました。 自分で検索してこの例を読んだ後だったので、 http://malaysia.answers.yahoo.com/question/index?qid=20130411165140AAtnrkh おっしゃる内容がとても腑に落ちました。 このような場面でもそうなんだ、と思ったので。