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「~にくい」と「~がたい」の違い

「~にくい」と「~がたい」は共に動詞の連用形に付いて、「言いにくい」「言いがたい」「理解しにくい」「理解しがたい」のように、派生語を作ることが出来ます。そして、表す意味もかなり近いようです。一方、「分かりにくい」は言いますが、「わかりがたい」はどうも落ち着かないような気がします。「~がたい」のほうが堅いと言うことは知っていますけど。両者の違いを、分かりやすく説明していただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

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  • nwsaburoo
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回答No.2

こんにちは。 日本語教師です。昔書いたものから。 [V-にくい] 「V-やすい」の反対の意味を表します。 [1]人の意志的な動作で  ある物・人が「~するのは難しい、大変だ」という性質を持っているという意味です。  他動詞の「Nを」が「Nが」となる例が多くあります。その他に、道具の「Nで」、  場所の「Nに」なども、「Nが」になります。  「その人にとっては」という場合、「(人)に」で表します。  否定的評価で、「そういう性質を持っていることは良くない」という話し手の評価 があります。      この本は小学生には読みにくい。(人ガ本ヲ読む→本ガ人ニ読みにくい)      この早口言葉はそんなに言いにくくない。      別れの言葉は書きにくかった。      あの先生の説明はわかりにくい。      この靴はどうも歩きにくいです。(その靴デ歩く)      右利き用のはさみは、左利きの人には切りにくい。(はさみデ切る)      東京はすっかり住みにくくなってしまった。(東京ニ住む)      その温泉はずいぶん行きにくい所にあった。(所ニ行く)      この問題はあの人には相談しにくい。      あの先生はどうも相談に行きにくい。      なんだかやりにくいなあ。  [2]非意志的な動詞で  「かんたんにはそうならない、そうなることがあまりない、という性質を持って いることを表します。それが良いことか困ったことかは、文脈によります。      体が丈夫で、病気になりにくい。      この絵の具は変色しにくい。      私は、風邪を引きにくい体質です。      この服は汚れが落ちにくいね。      地震の後は電話がつながりにくくなります。      この辞書は厚すぎて、カバンに入りにくい。      燃えにくい物を入れないでください。      消防士は燃えにくい服を着る。      倒れにくい建物   腐りにくい食べ物   割れにくいガラス      とれにくい汚れ   混ざりにくい絵の具   流れにくいトイレ      折れにくい枝(木に登るのにはいい/たきぎにするには不適当) [V-がたい]  「かたい」は「-やすい」の「易」の反対の「難い」です。音変化を 起こして「-がたい」となっています。そうすることが困難であり、ほとんど できないことを表します。精神的なことに関する動詞が多いです。硬い文体で 使われます。過去にはなりますが、否定の形「×V-がたくない」はありません。      台風の進路予想は、何とも言いがたい。       現状のままでは、この地域は発展しがたい。      天才の頭脳の働きは、凡人には想像しがたい。      彼の行為は許し難かった。 この他に次のような動詞とよく使われます。名詞修飾の形で例を出します。      忘れがたい(思い出)  信じがたい(話)  得がたい(人物)      近寄りがたい(人) 動かしがたい(証拠) 耐えがたい(苦しみ) saburoo

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回答No.1

~にくい 客観的に見て説明にするのに複雑な事。 ~がたい 自分自身が納得できない様子。

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