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「連用修飾語のはたらき」について

中学三年で「連用修飾語のいろいろなはたらき」という単元があるのですが そこで挙げられている連用修飾語のはたらきのうち、 「被修飾語が修飾する語を選ぶ」という意味が今ひとつ理解できません。 例文として 桜の 木が 大きく 育った。 と、あるのですが。「育った」が「大きく」を選ぶということですよね? このことを誰かわかりやすく説明していただけませんか?

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回答No.3

修飾語には2種類あります。 例えば……  A-1きれいな〔花〕。  A-2大きな〔木〕。  A-3難しい〔問題〕。  A-4分かりにくい〔教科書〕。  A-5楽しい〔時間〕。  B-1思いっきり〔走る〕。  B-2ゆっくりと〔歩く〕。  B-3大きく〔育った〕。  B-4音楽を〔聞いている〕。  B-5修飾語を〔探そう〕。 です、〔 〕が被修飾語にあたります。 これで分かるとおり、  Aでは全て名詞(=体言)を修飾しています。  Bでは全て動詞(=用言)を修飾しています。 つまり、  Aは「連体修飾語」と言われ、(連体の「体」は体言の「体」です)  Bは「連用修飾語」と言われています。(連用の「用」は用言の「用」です) それでは、これはいかがですか?  A-1'きれいな〔走る〕。  A-2'大きな〔歩く〕。  A-3'難しい〔育った〕。  A-4'分かりにくい〔聞いている〕。  A-5'楽しい〔探そう〕。  B-1'思いっきり〔花〕。  B-2'ゆっくりと〔木〕。  B-3'大きく〔問題〕。  B-4'音楽を〔教科書〕。  B-5'修飾語を〔時間〕。 先ほど挙げた例の被修飾語の部分を全て逆にしてみました。 文章になってないですよね? つまりこれが「被修飾語が修飾する言葉を選ぶ」ということです。 名詞が来ていたら、その直前にある修飾語は必ず、体言を修飾するための語(=連体修飾語)で、 動詞がきていたら、その直前にある修飾語は必ず、用言を修飾するための語(=連用修飾語)になります。 ただ、気をつけなければいけないのが、 生徒の中で「『大きな育つ』は『大きく育つ』にしちゃえばどっちでも使えるじゃん」と、 早合点してしまう生徒もいます。 あくまでも文章中の形のままで「名詞←→動詞」の変換を行ってみなければならないことを付け加えておきます。

その他の回答 (4)

noname#11434
noname#11434
回答No.5

 「被修飾語が修飾する語を選ぶ」は少し紛らわしいので、「被修飾語が修飾語を選ぶ」ということにしますね。この表現自体は擬人法で、また、「選ぶ」は分かりやすく言えば「えり好みをする」ということです(「目的のためには手段を選ばない」)。ですから、文の意味は、「修飾される言葉は、修飾する言葉に対して、実はけっこう注文をつけているものなのだ」ということです。あなたは良し、あなたはだめ、とちゃんと選別している。何でもありではない。  連体修飾語は体言(名詞・代名詞など)を修飾し、連用修飾語は用言(動詞・形容詞・形容動詞など)を修飾するという、第一の選別はもちろんあります。けれども、中三の単元ですから、ここではもう少し突っ込んだ内容のことではないかと私は思います。つまり、連用修飾語の中でもさらにえり好みをする、ということです。日常的には無意識に使い分けているものなので、さほど難しいことではありません。  桜の 木が 大きく 育った。  「大きく」は「育った」にたしかに「選ばれている」というか、ぴったりと合う(連用)修飾語ですね。他の修飾語も考えて見てください(できるだけたくさん)。合うものと、合わないものとがどことなくあるものだということに気が付くと思います。例えば、「立派に」「ここまで」「願いどおりに」など、品詞をいくつか組み合わせたものもありますが、これらはみな「育った」に選ばれる連用修飾語だと思います。  もう少し変わったものも考えて見ましょう。例えば、「がらがらと」「細かく」「ちやほやされて」「底抜けに」など。ちょっと見には、「育った」に選んでもらえない連用修飾語かも知れません。少なくとも、「被修飾語が修飾語を選ぶ」ということは言えそうです。  ただし、一つ注意しておいてほしいのは、これらの「相性(あいしょう)」は絶対的なものではないということです。例えば、詩の世界は言葉の実験場のような性格も持っていますから、一見不思議な組み合わせがそこでは生き生きとした言葉として輝くということもあります。「桜の木ががらがらと育った」なんて表現が(普段だったら「え、何いってるの」となりそうですが)、場合によっては生きてくることもありうるわけです(例えば、…その山の土はあんまりよく肥えていたので、蒔く種、蒔く種、みんなすぐさま芽を出して、大きな音を立てるように、見る間にずんずん育ったのさ。梅ノ木はくるくる育った。桃の木はとんとん育った。桜の木はがらがら育った。…とか)。  「赤いりんご」「まあるいりんご」「おいしいりんご」はマルだけど、「やさしいりんご」「あかるいりんご」「きれいなりんご」はバツと教える幼児教室のテキストを見てお母さんがとてもショックを受けたというブログも見ました(これらは連体修飾語の場合ですね)。「選ぶ」というのはある意味、日常的な傾向として、というほどの意味であることも多いということも念頭においておいてください。

nc69
質問者

お礼

初めてこのサイトを利用したのですが、多数の回答を頂き、本当に助かりました。 質問文を理解してもらえないのではないかという不安もあったのですが、わかりやすい説明のおかげで、十分な理解を得ることが出来ました。 回答してくださった Hankusuさん、fuyumereiさん、Haru_Sakuraさん、kricebombさん、fieldsさん ありがとうございました。またお世話になるかもしれませんがその時はよろしくお願いします。

noname#12588
noname#12588
回答No.4

もう回答はでていますが、「連用修飾語は体言を修飾しない」ということです。それしか考えられない。もともとこう書いてくれていれば質問者さんがここで聞く必要などなかった。 「被修飾語が修飾する語を選ぶ」なんてそんなまどろっこしい説明するのは中学生向きではないですね。中学生がわからなくても仕方ないと思います。

  • fuyumerei
  • ベストアンサー率22% (28/123)
回答No.2

「被修飾語:育った が 修飾する語:大きく を選ぶ」 と、なりそうです。でもこの日本語は私も意味がわかりません。 「被修飾語:育った が 連用修飾語:大きく を選ぶ」 や 「被修飾語:育った が 自分を修飾する語:大きく を選ぶ」 と、そのテキストは言いたかったのでは? これなら、まさにその通りです。 でも、連用修飾語のはたらきというより、連用修飾語を見つける為のポイントといった感じがします。 「連用修飾語のはたらき」と説明するなら連用修飾語を主語にした文を書くべきだろうと思いますが、 なんか、パッとしない説明が載っている教科書ですね。

  • Hankusu
  • ベストアンサー率50% (4/8)
回答No.1

連用修飾語が用言をを含む文節を選ぶということじゃないでしょうか。 ですから「大きく」が「育った」を選んでいるんだと。 ちなみに「桜の」は連体修飾語です。 

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