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電車ではお年寄りや妊婦に席を譲らない現象について
日本語を勉強中の中国人です。訪日中国人の感想文を読んでおります。そのなかで日本の電車ではお年寄りや妊婦に席を譲る現象をあまり見かけないことがあげられています。日本の皆様にお伺いしたいのですが、これはどういうような考え方によるのでしょうか。 また、質問文に不自然な表現がございましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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電車が混むかどうかは、乗客には分かっていることがほとんどです。混む電車では、席を譲るつもりがある人は、空いた席があっても最初から座りません。座ってから誰かに席を譲るのは、相手に親切を目に見える形で示すことになります。 一方、若いか中年までくらいで見た感じは元気そうな人でも、朝から疲れている人は少なくありません。毎日の重労働や長時間の残業で、朝になっても「5分でいいから眠りたい」と感じています。そういう人は、他の人に構っていられません。夜、帰宅するときははもっと疲れています。 席を譲れる人は最初から座っていないし、座りたい人は席に座ってしまうと、席を譲るだけの元気がありません。 よく、「席を譲りたくないから眠ったふりをしている」といったことが言われます。でも、本当に眠っている、眠ろうとしています。誰かに親切にするだけの元気が出ないのです。 もちろん、他人に親切にする気がない人や、親切にされても少しも感謝しない人はいます。席のマナー以外にも、いろいろとマナーの問題はあります。席なら、大きく足を広げて座っているとか、荷物を置いているとか、いろいろあります。それは、今のところはあまり大きな問題ではないようです。 たとえば、携帯電話のマナーも、あまりひどくならないうちにみんなが大体は守るようになりました。席を譲るということは、もっと前からある問題です。現状で、できるだけマナーは守られています。少数のマナーの悪さが目立つ人がいるのは、昔からです。 マナーの悪い人が一人もいないということは今も昔も無理です。もし、法律で厳罰を科すことにすれば別ですが、それはあまり住みやすい社会ではないでしょうね。 P.S. しかし少なくとも一つだけ、日本人、特に男性で日本人が世界一くらいマナーの悪いことがあります。それは『酔っ払い』です。日本では、酒に酔った人に寛容すぎたようです。これは考え直す必要がありそうです。 質問文に不自然なところはありません。日本語を勉強中の中国の方だと仰らなければ、そうだとは分からなかったでしょう。
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- m2052
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全くの私見ですが、「コンビニ」の普及を契機にドライな社会が広がったように思います。 売り手、買い手がビジネスライクになり、コンビニでものを購入するのに努力は必要ありません。整然と陳列されたなかから気にいった商品とお金をレジにもっていけば購入できます。同じ商品でもどのパックを選ぶかという意思さえ不要です。自販機で飲み物を買うのと同じです。 機械は間違えることはほとんどありません。間違えがあれば文句を言い、自分が間違えても訂正すればいいだけです。極めて機械的です。 そんな風潮が電車のなかでも見られます。「言われれば直す」と思っている人。しかし「注意をしてなんて面倒くさい」とか「聞いてもらえないかもしれない」と思っている人。あるいは二人分のスペースの真ん中に座る人、荷物を横に置く人、カバンを足元に突き出して置く学生、降りる人をすり抜けて乗り込んでくる年配(席を確保したいのか)……。 みんな「文句を言われれば直す」人たちです。 ほかにも確信犯で、車内で(コンビニで買った)パンを食べたりする学生や化粧する女性もいます。 たしかに、顔をしかめることですが、それが全てではありません。お年寄り、妊婦に席を譲るのは何回も見ましたし、盲導犬を連れた男性をちょっと離れた場所で何人もの人が見守っていたこともあります。 最後に言い訳がましいのですが、妊娠されている方はわかりにくく、男性から声をかけるのを躊躇してしまいます。
お年寄りに失礼な人が多くなったからです。電車やバスで譲ってあげると、「おー、どうも」などと部下みたいに話しかけられます。俺、あんたの部下じゃないよ、と思います。もっと悪い場合、俯いて、何も言わずに座ります。「ありがとうございます」と礼儀正しくいうお年寄りは五人に一人くらいです。社会人として口の利き方を知らないじいさんだなあと思い、その後、ムカムカして、十分くらい嫌な気持ちがします。だからよほどの場合でない限り、譲らなくなりました。それは杖をついていて、ヨロヨロしている場合です。 知っているかもしれませんが、日本では「そのマナーをお孫さんが見ています」というポスターがバスの車内に貼ってあることがあります。このように、日本のお年寄りには、失礼な方が多いのです。老人はもはや、髪を染めてピアスをしている不良などと同じ扱いです。要するに危険人物ですので、話しかけるのもためらわれます。嫌な思いをしてまで、どうしても席を譲らなければならないというほどのことを感じないのです。中国は儒教の国ですから、ちゃんとしたお年寄りが多いのでしょう。
- Nebusoku3
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日本語がお上手ですね。 ただ、「訪日中国人の感想文」 とありますが「滞日中国人…」ではありませんか? 訪日しただけでは日常生活の深さが見えてこないと思います。自分も海外(欧州)に数年滞在したのでその経験から。 さて、本題ですが >日本の電車ではお年寄りや妊婦に席を譲る現象をあまり見かけない。 とありますがこの現象は電車の路線により違いがあると思います。自分のいる路線では良く見かけます。また妊婦さんは「マタニティマーク」を付けている人がいてその方には席を譲っているのを良く見ます。 日本人の悪いところ、それは「恥ずかしがり」 と思っています。良いことをするのにもかなり恥ずかしがります。その結果、実行に移せない。 更に意を決して実行したら席を譲ったお爺さん(に見える人)に断られたら更に恥ずかしい。(経験あり) かなりの葛藤が当事者にめぐります。(現在の若者にもそれがあると思います。) 前回答の方々のご意見も又、真実だと思います。 又、自分には大きくなった息子がおりますが、幼い頃、電車の座席にはあいている時しか座らせませんでした。 何故なら子供はこれから育つもの、「お金を払って乗っている疲れた大人を先に座らせる」 「年寄りを座らせる」「困っている人を座らせる」を優先しました。 その為に足が短くなったと文句を言われますが。。。 >これはどういうような考え方によるのでしょうか。 とありますが、自分の結論として、考え方の基本は殆どの人が 「譲ってあげたい」 でも実行できない状況と思います。(これも地域差があります。) 以上、少しでもご判断の参考になれば幸いです。
- バグース(@bagus3)
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人との関わりを持つことが、わずらわしくなっているんです。 物質文明が発達して、人と関わりをもたなくても 人に助けてもらわなくても生活ができるようになってきました。 人と関わりをもって得る喜びより、トラブルやストレスを受ける ことを避けようとする傾向が強くなっています。 日本人が冷たくなったわけではなく、やさしくなってもいず、 人と人とのつながりが希薄になってきているんです。
- hekiyu
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考え方、というよりも日本人が劣化して いる為です。 その一環です。
- mizukiyuli
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簡単に言うと 「席を譲っていいのかどうかわからない」 からです。 中国では譲られたお年寄りは喜んでいると思います。(テレビで見ました) ですが、日本ではお年寄りが逆に怒りだす事があります。 「私はまだそんなトシじゃない!(年寄り扱いするな無礼者!)」 ということです。 善意で席を譲ってあげたのに怒鳴られるなんて馬鹿みたいじゃないですか。 譲り損です。 ですので明らかにフラフラしていたり杖をついていたりするお年寄りにしか席を譲りません。 わざわざ嫌な思いをするために席を譲る人なんていません。 妊婦についても「妊婦かどうかわからない」という事があります。 妊婦だと思って席を譲ったらただの肥満体形の人だった という事があります。 これも当然怒鳴られます。 私の住んでいる地方では妊婦の方から「すみません、お腹に赤ちゃんがいるので席譲ってもらえませんか?」と声をかける現象の方が多いです。 そこで嫌だ!という人は見たことがありません。
- kitakaze9
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昔はそんな光景は普通でしたが、今は、面倒くさい、誰かが譲ってやるだろう、 俺も(私も)疲れているんだという、自分勝手な考えの人が多くなったん ではないですかね それに 今のお年よりも、席を譲ってもらった場面では、心の中では(年寄り 扱いしやがって)とか思い、「いえ、いいです」と拒否します 妊婦に対しても、妊娠しているのか、太っているのか、洋服など気を使って いるのでわかりません(細かく観察すればわかるんですけどね) そうすれば譲った方がバツが悪くなり、二度と席を譲るもんかと思います 思いやりに欠け、自分勝手な人が増えたんでしょう 昔は、日本の授業の中に道徳を習うという時間がありましたけど、今はあり ません 悲しい事ですけど、今の日本人の現状なんでしょうね
お礼
No.7さんのお礼欄をお借りしてまとめてお礼させていただきます。皆様、ご親切に教えていただき誠にありがとうございました。いろいろとても参考になりました。滞日十年以上の中国人作家の文章を読んでおります。タイトルは「礼儀正しい日本人はなぜ席を譲らないのでしょうか」です。譲られた人は自分は年をとったと感じる、人に迷惑をかけたくない、義理をもらいたくない、芯が強くて面倒を見られる人になりたくない、敬老の意識が薄れている、相手が本当に席が必要なのか判断しにくいなどがあげられています。