- ベストアンサー
物上保証とは?理解できません
- 物上保証とは、抵当権設定者が債務者以外の者でありながら、自己の不動産を他人の債務のために担保とすることを指します。
- 物上保証は、債務者以外の者の財産が責任財産となる点で保証の関係に類似します。
- 物上保証人は、抵当権設定者のことを指し、保証人(連帯保証人)の場合は、物上保証の責任だけでなく、保証人としての責任も負います。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
Aと友人Bがいて、Aが金を借りようとしますが、担保とできるようなものを持ってないとします。 金貸しは「無担保で金を貸すことなどできん」といいます。 そこでAがBに「お前の持ってる土地を担保にさせてくれ」と頼みます。 Bがいいよと承諾することを「物上保証」といいます。 Aが1,000万円借りて、トンズラしてしまっても、Bはその不動産を処分されるだけです。 不動産を売った代金で、1,000万円+利息が回収できない金貸しから 「お前、保証人になったんだから、残りも払え」といわれても 「物上保証人だから、知ったことではない」と言えます。 このときBが連帯保証人になって、その上に不動産まで担保に出していれば、不動産を処分しても回収できなかった貸付金について、金貸しから「お前が払え」といわれても拒むことができないのです。
その他の回答 (2)
- takashi_h
- ベストアンサー率61% (739/1199)
図を描いてみました。 こんな感じです。 http://www1.axfc.net/uploader/so/2840215
お礼
お忙しいところを、丁寧にお教えくださってありがとうございました。
補足
No.1 の回答者の説明とともに 上記質問のWikipedia での解説が なんとか理解できました。
- age1118
- ベストアンサー率40% (219/536)
債務者、保証人、物上保証人と分けて考えましょう。保証人は債務者ではありません。 債務者が債務を返済できない場合に、保証人は、債権者に債務を返済する義務(責任)があります。基本的には1000万円の債務に対し1000万円を保証してます。破産するまで義務を負います。 物上保証人は、物を提供する人です。債務が返済できないときには、その物を提供します。その物以上のものは要求されません。物の価値が300万円しかなかったから物上保証人にあと700万円払え!とは、言えないわけです。 物上保証人が、物を提供するだけでなく、上記の保証人として義務を負う場合もあるので、この場合は、物だけではなく、その人自身が破産するまで弁済する義務を負います。
お礼
お忙しいところを、丁寧にお教えくださってありがとうございました。
補足
>・・・この場合は、物だけではなく、その人自身が[破産するまで]弁済する義務を負います。 、、、とは書いていただいてますが、その物上保証人に財力等の余力があれば、破産とかはする必要は、ないのですね?
お礼
お忙しいところを、丁寧にお教えくださってありがとうございました。
補足
私がこの世界に慣れてないだけで、 お3方のご説明で「こういうのが通例として存在するんだな」 ということで理解が深まりました。