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函館の霧について

ちょうど今気象予報士の勉強中で霧について何点か気になったので質問させてください。 函館の海霧(?)って有名ですよね。 あれは陸からの冷たい風が海上の湿気を含んだ空気を冷やして水蒸気が凝結してできた・・・ってことでいいのでしょうか? また、その霧は市街地までくることもあるんですかね? どうして函館に霧ができやすいのかも知りたいです。 あと、他に日本で霧で有名なところとかもあればぜひ教えてください。

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  • gakup
  • ベストアンサー率55% (582/1055)
回答No.1

函館の夏の霧は大体が海上で発生した移流霧のようですが、発生要因は、いくつかあるようです。 こちらのサイトの「視程 悪視程」のところに記載があります。 http://www.jma-net.go.jp/hakodate-airport/tokusei.html 実際に函館に住んでいましたが、霧は市街地まで来ることもありますが日数はそんなに多くありません。濃い感じではなく、上空を低く垂れ込めるような場合が多かったです。函館山は夜景で有名ですがこの時期、山頂が霧に覆われる事が多く、夜景の見えない日が続きます。 霧は函館よりもむしろ釧路をはじめとする道東太平洋沿岸が有名です。釧路の霧は、本当に濃く、霧の中を歩いているとびしょびしょに濡れてしまうほどです。函館と釧路の霧の違いが動画で見られるサイトがあります。 http://pucchi.net/hokkaido/nature/kushiro_kiri.php 気象庁の気象統計サイトで約30年間の函館と釧路の霧日数の平均値を見ると、函館が8.4日であるのに対し、釧路は101.4日と実に12倍です。 函館 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=23&block_no=47430&year=&month=&day=&view=a4 釧路 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=19&block_no=47418&year=&month=&day=&view= この道東沿岸の霧は、南から来る湿った空気が沿岸を流れる寒流の親潮(千島海流)の上で冷やされることで発生し、南風に乗って北海道道東沿岸に押し寄せます。 http://kushiro.env.gr.jp/saisei1/modules/xfsection/article.php?articleid=35 7月頃のアジア地上解析図(ASAS)などの地上天気図を見ると、北海道の東海上が広く霧のラインで覆われているのがわかります。 この霧は内陸の奥深くまで入り込み釧路湿原などの湿地帯を維持しているほか、「霧の摩周湖」と歌われる摩周湖の霧も、海霧が北上して湖の外輪山を乗り越え流れ込むのが原因の一つとなっています。

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