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江戸時代の後期でくノ一
江戸時代の後期(1800~)の時代にくノ一のような女性がいたがどうかを知りたいです。 シナリオの話のキャラでくノ一を使いたいのですが、 どれだけ実現性があったか知りたいです。 どちらかというとスパイ的なくノ一を思い浮かべています。 よろしくお願いします。
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実現性(現実性?)を問題にされていますので、あえて申し上げます。 答えは、スパイ的かどうか以前にくノ一がいたかどうかすら不明です。 『武士の家計簿』で有名な磯田道史氏が最近『歴史の愉しみ方』(中公新書)という本を出しています。そこで、江戸時代の忍者について新たな史料を探して検討を加えていますが、「女忍者の実態は謎のままである」と書いています。 そもそも忍者そのものが史料が少なく、学術的な研究が進んでいません。 すでに指摘されているように、数少ない史料である『万川集海』も信憑性があまり高くありません。 仮に『万川集海』を信用できたとしても、書かれたとされるのは1676年。これ以前にくノ一がいたと言えても、ご希望の1800年以降にくノ一がいたという根拠にはなりえません。 ということで、繰り返しになりますが、1800年以降にくノ一がいた可能性については今のところ皆無です。 史実をあまり意識せずあくまでも江戸時代後期を舞台と設定した完全な創作と割り切っているならば使えると思いますが、史実をある程度意識して時代考証をしっかりしておきたいと考えているならば使えるものではないでしょう。 ちなみに、1800年以降にくノ一がいなかったと断定するわけではありません。いなかったことを証明するのは不可能ですから。あくまでも1800年以降にくノ一がいたと証明する史料がないというだけです。
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- shirouuda
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8F%E3%83%8E%E4%B8%80 上記のウィキの「くのいち」のページでは、冒頭の但し書きに「ウィキの品質基準をみたしてないおそれ」。 さらにノートでは「歴史研究結果なのか、創作なのか明確にして・・」 と、ウィキ内で酷評されています。 なぜ、こんなに酷評されるのかを説明します。 「史料批判」という言葉をご存じでしょうか? これは、古文書などの真偽を検証する、という歴史研究の方法の第一歩なのです。 そして、「史料批判」の結果、特に信頼性の高いものは一級史料などと呼ばれます。 一級史料とされる、「信長公記」や「多聞院日記」は単独でも、歴史研究の論拠となります。 しかし、「甲陽軍鑑」なら、他の信頼される史料と併用して使用できるレベル。 さらに、「萬川集海」となると・・・・トホホ。 「史料批判」はかつては、歴史学者の「奥義」だったのですが、 今日、ここ十数年で、アマチュアの歴史研究にも普及してきています。 これからの歴史マニアは、「史料批判」レベルの本を読みましょう。 新書もええのですが、私は、講談社学術文庫を薦めます。
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- 川原 文月(@bungetsu)
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こんにちは。 bungetsuです。 「くの一」には、諸説がありますが、すでに、江戸時代にも「くの一」と呼ばれた形跡はありますよ。 次のサイトの「語源」をお読みください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8F%E3%83%8E%E4%B8%80 江戸時代に編纂された忍術書「万川集海」ではこの説を採っている。・・・とね。
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- nene-k
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ご想像通りだと思いますよ。 忍術の訓練を受けるのは男だけなので、専門家の方々の見解でも「くの一はいなかった」というのが定説となっています。 もともとの「くの一」というのは、「女装して敵を欺く」あるいは「女を使って情報を得る」、術の事を指していて、女の忍者の事ではないです。 もし「女を使って情報を得る」場合は、敵の中から一人の女性を選んで、お金を積んで寝返らせるか、あるいは知り合いを雇って潜入させるので、その女性は忍術を取得している忍者ではありません。 もともと史実としては、「いない」のですから、シナリオの話のキャラなら、どんな時代にどんな活躍をさせても自由だと思います。
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- あずき なな(@azuki-7)
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流れ卍くノ一(ながれまんじくのいち)
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- 川原 文月(@bungetsu)
- ベストアンサー率51% (834/1628)
こんにちは。 私は、自称「歴史作家」です。 次のサイトを参考にされたらいかがでしょうか。 http://bungetsu.obunko.com/ 左の「大江戸編」をクリック。 「忍者編」をクリックしてみてください。
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- shirouuda
- ベストアンサー率17% (14/78)
「くの一」という言葉は戦後の小説家山田風太郎氏の新造語とする有力説があります。 望月某なる女忍者も、甲陽軍鑑というあまり正確でない書物にしか書いていません。 忍者ネタは江戸の軍記物という一種の小説や、分限帳という怪しい先祖の職業一覧由来がほとんどであります。 歴史学者 藤木久志先生は、「忍者はいない。忍びや乱破は、忍者では無くて、略奪を目的として従軍する最下級の農民兵」だとしていますし、網野善彦先生は、「関東のヤクザ、関西のニンジャ」。関西ではヤクザ者の事をニンジャと呼んだのだろう、としています。 いつの時代にも、スパイや工作員は存在しています。それらを「ニンジャ」だと言い張れば、忍者がいたことになります。 しかし、情報工作員が、よく知られた特定の地域に集住しているなんて、おかしいですよね。
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回答ありがとうございます。
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