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未然形のある外国語
いつも大変お世話になっております。 未然形のある外国語を教えていただきたいです。 どうぞよろしくお願いいたします。
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未然形というのは、やはり日本語固有の表現でしょう。 インドヨーロッパ語(以下、印欧語と省略しますね)では、連用形、終止形、 連体形などというような日本語文法特有の分け方がないですから。 ただし、印欧語では、仮定形については仮定法という「法」で説明する言語 もありますが。 日本語の未然形の基本は、推量とか否定とか意思を表す単語の一部でしょう。 聞く→聞かない、聞かず、聞かむ・・・など。 しかし印欧語の中の英語ですと、一つの単語が変化するのではなく、否定形 の場合はdo , have、 などなどに not を伴って使用されますよね。 印欧語の中には、「僕は聞く、君は聞く、君たちは聞く」などのように一つの単語が 人称によって変化し、それがと「僕は読んだ、君は読んだ、君たちは読んだ」のように 時制の変化とを組み合わせて、「変化」や「活用形」として習う言語もあります。 この点、同じ語族でも、英語とは違ってきます。 とは言え、日本語のように後に続く言葉「ない」「ます」「とき」などに規定されて 基本語が変化することはありません。 また、 推量や意思は助動詞と一緒について回りますよね。すなわち、can, will, shall may, must などなどと、いつも一緒ですね。上の例で言えば、聞く、という 単語が下に続く言葉によって変化するわけではありませんね。 いわゆる助動詞+不定詞です。 この形は、他の印欧語族でも、似ているところがあります。 意思や推量を表すときには、日本語のように基本動詞が変化するのではなく、 助動詞の助けを借りてしか、表現できないのです。助動詞はこの意味では、 文字どおり動詞を助ける役割です。 (ただし、一部には未来形で意思を表したするものもあり、この場合には時制 として一つの単語が変化します。最初は複雑な感じがします。) これからしても、未然形というのは、印欧語族にはない、やはり日本語固有の 文法用語でしょう。 他の少数民族が使用する言葉ではまだ知りませんが。 ついでに、 ロマンス語と呼ばれる、イタリア語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、 ルーマニア語などは、一つの単語が猛烈に変化しますが、それは人称と時制の 変化です。それでも、日本語の未然形に相当するのはありません。 ドイツ語やオランダ語、スゥエーデン語、デンマーク語などゲルマン語族と 呼ばれる言葉も同様に多くの変化をしますが、それでも、一つの単語が日本語の 未然形に対応するような変化はありません。
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- wy1
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AA%E7%84%B6%E5%BD%A2を読んでみtら如何ですか?未然形とは日本語文法用語です。 他の言語に適用でいないのでは?
お礼
お返事、誠に有り難うございます。 早速、URLを参考にさせていただきます。 また、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
お礼
専門的なご説明、誠に有り難うございました。 自分は、他の外国語の動詞の活用を見ても、人称と時制に対して変化するものしかなく、 いわゆる日本語の未然形などの活用がないのが不思議で、本当にそれがないのかそれとも 記述されていないだけなのかずっと謎に感じていました。英語に関しては、未然形等は ないとわかっていたのですが、他の外国語まではさすがにはっきりとした答えはわかりませんでした。 このご回答で明確になりました。本当に有り難うございます。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。