小学校と中学校で学習内容を線引きする理由
少し前回の内容を質問を変えて投稿しました。
↓前回 算数と数学に分ける理由
http://okwave.jp/qa/q8308196.html
元々は「算数と数学に分ける理由」だったはずが、何故か「中学高校の数学は数学と呼べるのか?」という質問にすり替わってしまったので、もう一度質問します。
自分がお礼や補足でそっち方面に話しを持っていったのがいけなかったんですけどね。
算数と数学の学習内容って、小学校と中学校でよく行ったり来たりしますよね。
小学校の算数の内容が中学校の数学に移行したり、中学校の数学の内容が小学校の算数の内容に移行したりといったことがよくあると思います。
そのとき、算数と数学で名称を分けるのは非常に不都合な気がするのです。
例えば、「この内容を中学校の数学に移行したいけど、算数っぽい内容だしなぁ~、移行しづらいなぁ~」とか「この内容を小学校の算数に入れたいけど、数学っぽい内容だしなぁ~、移行しづらいなぁ~」とか、小学校と中学校でニュアンスの違う科目名を設けると、その科目分けが移行作業の邪魔になるのではないか、そう思えてくるのです。
前回の質問では「算数と数学は違う」と答える方が多かったですが、多くの方が別物と感じるからこそ、なおさら科目分けはまずいように思えます。
算数と数学の学習内容に隔たりがあればあるほど、小学校の算数を中学校の数学に移行しづらくなり、中学校の数学を小学校の算数に移行しづらくなると思います。
当時の2002年度学習指導要領では、小4で「分数の意味・表し方」,小5で「同分母分数の加法・減法」,小6で「異分母分数の加法・減法」を学習していましたが、この流れなら「分数の乗法・除法」は中1に移行するのが自然なはずなのに、何故か小6で扱っていました。
もしかしたら、中学校の科目名が「数学」だったから中学校に移行出来なかったのではないか、そう思えてくるのです。
中学校で「数学」って名称を使っていると、「中学校からは学問として初歩から学ぶ」というイメージがありますが、もしそこへ「分数の乗法・除法」という単元だけが中1でボツンとあったら、取って付けたような印象を受けてしまいます。
算数と数学の科目分けが、移行作業の邪魔をしたのではないかと考えてしまうのです。
それなら、いっそのこと算数と数学の境界線を取っ払った方が移行作業の妨げにならずに済む気がするのです。
これは算数・数学に限ったことではありません。
それ以外の科目でも、やはり小学校と中学校で学習内容を線引きしたら移行作業の妨げになると私は思います。
小学校と中学校の学習内容に線引きがなされているのが算数・数学ぐらいなので、前回は「算数と数学に分ける理由」という質問にしたのですが、何故か皆さん「算数とはこういうものだ!!」「数学とはこういうものだ!!」という観点から科目分けする理由を説明してくるのですよ。
極端な例を出すと、例えば「国語」と「社会」を結合して「国社」という科目名にしても、「理科」と「音楽」を結合して「理音」という科目名にしても、移行作業の妨げにならないのであれば問題ありません。
何故なら「学習内容の違いによる科目分け」は問題視していないですから。
ですので「算数とはこういうものだ!!」「数学とはこういうものだ!!」という話しをしても意味は無いのです。
私が聞きたいのは、何故移行作業の妨げになってまで科目名を変えるのかということです。
勿論、文部科学省に問い合わせるのが一番確実なのでしょうけど、憶測でも良いので自分の納得が行く答えが欲しいのです。お願いします。
ちなみに、前回の質問はある程度質問の意図を汲み取ってくれたNo.8さんをベストアンサーにしましたね。
No.8さん以外は、算数と数学の違いを取り上げて分ける理由を説明しようとするんだもの。
私がお礼や補足でそういう話しをしたのも原因かもしれないが・・・