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「7つの習慣」本の内容について
7つの習慣―成功には原則があった! スティーブン・R・コヴィーを読まれた方の感想を聞かせて 頂けますか。
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それなりに分量がありますし、読みやすい本ではないと思いますが、非常にロジカルかつ実践的にまとめられていて、良い本だと思います。 ビジネス書として読まれることが多いようですし、確かに仕事にも役立つと思いますが、この本が目指しているのは、もっと高い理想で、人生をより良いものにするための知恵、あるいは方法論を体系的にまとめたもの、と理解しています。 「うまく世渡りするためのハウツー本」や、特定の価値観に洗脳するような宗教的な本ではなく、あくまでも「最後は自分で考える」ということが前提の本だと思います。 「本を読んで考えないのは、食べても消化しないのと同じ」という言葉がありますが、正にそれが当てはまる本、と言えるかもしれません。 この本が述べているのは「特定個別の考えや行動のしかた」というよりも「考え方や行動のしかたの枠組み(フレームワーク)」だと思いますから。 一方で「日々、自分で考える」ということを、この本が論じているように実践すれば、一生モノの価値を死ぬまで提供してくれる、そういう骨太の本だと思います。 ここに書かれている習慣を実践する人と実践しない人がいたとして、5年、10年と、時間が経つほど、大きな差がつくことは明らかと思います。 この本でははタイトル通り、人生をより良いものにするための習慣が7つ挙げられていて、すごいのは、その7つが、ただバラバラに挙げられているのではなく、互いに関連しあって、相互に効果を高めるように、必然性をもって構成されていることです。 つまりただの7つの習慣、ではなく、それらが巧みに組合わさった、一つの仕組みというか、人生をうまく運営するためのシステムになっています。 その、システムとしての仕組みまできちんと理解するのは結構難しく、難解な面もあるかもしれません。私は、まだ十分に理解できている自信がないですし、そういう意味では、何度も読み返して試行錯誤しながら理解を深めていく本なのかもしれないです。 頭の良い人なら一発で完璧に理解できるのかもしれませんが、そういう人ならば、この本を読まなくても既に、この本に書かれているいることを実践しているのではないかと思いますし。
お礼
非常に分り易く、丁寧にお答えを頂きありがとうございます。 買っても無駄にならない感じがしてきました。 ありがとうございます。