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放射線物理学の問題について
放射線物理学の問題について質問です。私は放射線物理学を学び始めたばかりで、この問題の答えを出すことができません。誰か教えていただけないでしょうか? ある核種X(半減期10時間)と核種Y(半減期10秒)との間に放射平衡が成立しているとき、Yの放射能がA(Bq)であった。この2つの平衡の種類を答え、5時間後のXの放射能を求めよ。ただし、Xは100%Yに崩壊すると仮定する。 初心者ですので、できればわかりやすくお願いします
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- Tann3
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半減期を比較すると、核種Xの10時間は、核種Yの10秒に比べると3600倍ですね。 ということで、親核種Xは、娘核種Yに比べると非常にゆっくりと放射性壊変しますので、平衡状態では、 「親核種Xが放射性壊変すると、すぐに生成された娘核種Yも放射性壊変する」 (娘核種Yの存在する時間が非常に短い) という状態が続きます。これを「永続平衡」と呼ぶらしいですね。 この辺の用語はよくわかりませんが、下記のウィキペディアなどを参照ください。↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E5%B9%B3%E8%A1%A1 方程式・数式で書くと面倒ですので、厳密ではありませんがイメージを文章で書くと、 (1)ある時点で、親核種Xが2個あった。 (2)10時間後に、2個のうち1個が放射性壊変し、娘核種Yが1個できた。 (半減期10時間なので、10時間後に2個のうち1個が壊変) (3)その20秒後(最初から10時間20秒)に、この娘核種Yは放射性壊変して別な核種になった。 (半減期10秒なので、1個なら確率的に20秒後に壊変するとした) (4)残った親核種Xの1個は、さらに20時間後(最初から30時間後)に放射性壊変して娘核種Yが1個できた。 (5)この娘核種Yは、その20秒後(最初から30時間20秒)に放射性壊変して別な核種になった。 という状態です。つまり、親各種Xが放射性壊変すると、直後に生成された娘各種Yも放射性壊変する、という状態がずっと続くということです。(全時間30時間の中で、娘核種Yの存在する時間は40秒と非常に短い) このように、「親各種Xが壊変すると、続いて娘各種Yが壊変」という1対1の関係となり、「親各種Xの壊変数=放射能(ベクレル)」と「娘各種Yの壊変数=放射能(ベクレル)」はほぼ等しいことになります。 従って、問題文で「Yの放射能がA(Bq)」であるということは、「Xの放射能もA(Bq)」ということになります。 従って、5時間後(Xの半減期の1/2)には、Xの放射能は1/√2ということで、約0.7Aベクレルになります。 (半減期で1/2、半減期の2倍で1/4、半減期の3倍で1/8・・・という関係ですので、半減期の1/2では1/√2 となります) こんな説明でよろしいでしょうか。