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日本とイギリスの結婚について
ジェインオースティンを通してイギリスの結婚などについて論文を書いているものです。 当時のイギリスの結婚について書かれた文献は何冊か発見できたのですが、 同じ頃の日本の結婚についての文献が私の力では見つけることが出来ませんでした。 もし、江戸時代中期(1700年~1800年頃)の日本の結婚や女性について書かれた本やホームページなどを知っていましたら教えていただきたいです。 宜しくお願いします。
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- blackhill
- ベストアンサー率35% (585/1658)
まず確認したいのは、書いているのは論文ではなくレポートですね。論文であれば、指導教授からこのテーマの無謀さについて指摘があったはずです。 ジェーン・オースティンが描いた世界は、イングランド南西部の限られた場所で、ロンドンの話はせいぜい伝聞の域をでません。ました、産業革命が進行中の北部や、動乱の大革命に揺れるフランスは一切触れられていません。だからこそ、現代人にも読みやすいのですが。 また、登場人物の背景はいわゆる旧アッパーミドル、すなわち中小地主、下級貴族、士官、牧師などです。内容はともかく、彼女の小説を通してイギリスの結構について論じるのは大胆に過ぎるでしょう。 つぎに、日本との比較ですが、同じ年代という理由で18世世紀の女性や結婚について比較するのはほとんど無意味ではないでしょうか。こちらは封建時代で、職業や居住の自由はなく、結婚は家同士で取り決められるのが普通でした。もちろん、たとえば西鶴と比較することは魅力的なテーマですが、学部生のレポートとしては荷が重すぎる感があります。 比較するなら明治前期でしょうか。紅葉、一葉、藤村などよく知られた作品もあるし、なにより結婚の前提として家柄や財産ではなく、恋愛がクローズアップされてきます。時代背景の共通性ですね。
- Streseman
- ベストアンサー率24% (131/542)
婚姻・結婚論を論文などで記述する場合には、まず検証するべきことがある それは、婚姻を主体とするか?事実婚(内縁関係)を主体とするか?で大きく異なることにある すでに英国の婚姻制度について基礎教養がある仮定で論説しておくが イングランドは判例法・慣習法によって裁判所が婚姻の適否を判断することも多く、簡易な行政処分の我が国とは大きく異なる 同時に、英国国内でもアイルランド・ウェールズでも大きな相違があることも既知であろう では、論文を書く上で仔細に特定時代の婚姻を調べるとして、ザックリとした資料・史料を探すのは結構だが、 総論的な資料で論文の様体になりえるのだろうか? 質問には婚姻論・女性論を論述するようだが、アプローチの方向性は全く見えない 例えば、上記したように婚姻制度論であれば、宗教・政治制度を主体にする史料が大前提になるだろうし。事実婚の類は民俗学・文化人類学の類の史料になるだろう 論文の程度を知らない上で回答しているが、書くにしても方向性があって然るべきであって、その方向性もないのは論文ではなく、報告書に過ぎない 一定の仮説をもって論述するための史料であれば、膨大な史料から任意摘出は可能なのだが・・・・ 仔細内容が補足されれば回答するかもしれないが、抽象過ぎて提示しようがない なお、三行半などの離婚制度の史料は法制史でも花形研究主体で併せて婚姻制度の論述がある。一番簡単に調べるなら、「三行半」・「縁切寺」でも当たれば良いだろう ただし、江戸時代の婚姻のほとんどを締める農民の婚姻制度までカバーしている書籍は少ないが