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「重複です」について
- 外国人から「その文では、支持と支えるが重複です」と聞かれたが、どのように説明すればわかってもらえるか悩んでいる。
- 「支持と支えるが重複しています」とするのが自然な形だと思うが、なぜ通じないのかうまく説明できない。
- 「かつて支持を支えってもらった」という文がおかしいという意見もある。
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「が」は、動作・存在・状況の主格を表す格助詞ですから、「重なり合うこと」という意味の「重複」を名詞として扱っているこの文の場合、『「支持と支える」が重なり合うことです』という意味になってしまいます。 「支持と支える」=「重なり合うこと」という構図です。 しかし、「支持と支える」は重複(重なり合うこと)の主格ではないために不自然になる、ということになるのだと思います。 「彼と彼女が結婚です」と言えば、『「彼と彼女」=結婚』という意味になってしまうのと同じです。 『「支持と支える」が重複という状況になっています』という意味で、「支持と支えるが重複しています」と動詞扱いにするか、または、 「支持と支える」を主題として提示し、「支持と支えるは重複です」とすれば自然な文になるでしょう。
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- hakobulu
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#5です。 言葉足らずで失礼しました。前回は、 「彼と彼女が結婚です」と言えば、『「彼と彼女」=結婚』という意味になってしまうため不自然になるのと同じです。 という意味で書いたつもりです。 「彼と彼女」は「結婚(というもの)」の主格とはなり得ませんが、「結婚する(している)」という動作の主格にはなり得ます。 同様に、「支持と支える(という言葉)」は「重複(という事柄)」の主格ではありませんが、「重複している」という動作の主格にはなります。 「支持」も「結婚」も動名詞という点で共通していると思ったので、この例を挙げてみました。 「彼と彼女が外国人です」はおっしゃるように自然な文なので、むしろ「主格」の意味を伝えるための正しい表現例として提示できるでしょう。 因みに、「彼と彼女が結婚です」という表現が全くないわけでもないと思います。 たとえば、「誰が結婚したって?」といった問いに対する返事の場合です。 週刊誌の記者がデスクに向かってスクープの連絡をするような場面などが想定可能かもしれません。 ただ、この場合は、あくまで「結婚したのです」という動詞表現の略として捉えるべきで、必ずしも「結婚というもの」という意味の名詞扱いをしていることにはならないのでしょう。 この意味では、#4さんがご指摘になっているのも同様で、「重複」という要素があらかじめ設定されているような場合であれば、「支持と支えるが重複しているのです」という意味の動詞表現の略として解釈できるので間違いにはならないだろう、とおっしゃっているのだと思います。 もし、その外国人の方が、そのような意図で使っていれば別ですが、イレギュラー的表現ですのでおそらく違うでしょう。 「支持と支える」は「重複(という名詞)」の主格ではないので「が」を使うことはできない、という基本線で良いのではないか、と思うしだいです。 ただし、あくまで個人的見解であることはご承知おき願います。
お礼
詳しいご回答、ありがとうございました。 その意味とは思わず、当惑してしまいましたがこれで納得できました。私も基本的に同意できる内容ですので、外国人にはこのような方向で説明したいと思います。 今後新しい質問を投稿した場合にも、よろしくお願いします。
- kine-ore
- ベストアンサー率54% (808/1481)
こちらは、素直に「ナ形容詞(形容動詞)」の用法にまだ慣れていないということではないでしょうか。 >「かつて支持を支えてもらった」ではおかしい、というのがこの問題の発端です。 これは普通であれば「かつては支持してもらっていた。」「かつて支持をしてもらっていた。」と言った形になるでしょう。 そして元の文中の「支持を支えて」の問題の指摘については、次のように色々言えるでしょう。 ・「「支持」に「支える」を付けたら、それは重言になってしまいます。」、 ・「支持と支えるとでは意味が重複してしまいます。」、 ・「支持に支えるを送ったら(加えたら)、それは重複になります。」 ・「支持に支えるでは重複表現(=重言)となります。」 ポイントとしては、重言の原因には、動作性の名詞に動作性の動詞を送る構文で生じやすいことです。 だからこそサ変動詞の活用は大切になります。援助を助ける→援助する、応援で励ます→応援するナド。 ・並列表現「と」は、「AとB<と>は」と、必ず両方に付けるのが原則です。 ・「重複表現」として初めて重言という意味での名詞として名詞文を作れます。 ・名詞文においての述語としての重言は採らず、サ変動詞としての「重複する」を使って動詞文とすれば自然になります。.
お礼
文法的に追求したご回答、ありがとうございました。 参考にさせていただきます。
- CC_T
- ベストアンサー率47% (1038/2202)
短文としてはどちらも通じますが・・・。 問:次の文章の中に使われている言葉で、意味が重複、あるいは矛盾している言葉はありますか? 答:支持と支えるが重複です という感じの文章ならアリでしょう。 ~~~ 「『かつて支持を支えってもらった』という文章では、支持と支えるという同等の意味をもつ2語が重複して使われているために、文章としておかしい」という事を言いたいのでしょうが、「重複」で止めて後ろを省略したために違和感が出るのでしょう。 重複とは重なるという意味。「支持」と「支持」ならぴったり重なりますが、「支持」と「支える」という2つの言葉は決して「重なり」ません。この2語は「内容・意味が」重なっているだけなのです。 従って、支持と支えるが重複関係です、とか、支持と支えるが重複表現です、のように「何が」重複しているのかを省略せずに表記すれば、違和感は消えますね。
お礼
ご回答、ありがとうございました。 質問の趣旨とは異なってしまいますが、確かに「重複関係です」とか「重複表現です」という表現ならば違和感は消えると思います。 今後の参考にさせていただきます。
- dohedohe
- ベストアンサー率38% (48/126)
すでに質問文の中に答えがあるような気がするのですが、おそらく助詞の用法の問題かと思われます。 「重複」を名詞で使う場合、「~と…の重複」というように「重複」の前には「が」ではなく「の」を置くのが自然です。 思いつく限りでは、「農業と漁業の兼業」が近い形でしょうか。これも、「農業と漁業が兼業です」とは言いません。 ただ、違和感があるというだけで、「支持と支えるが重複です」でも通じないことはないと思います。 違っていたらすみません。
お礼
ご回答、ありがとうございました。 なるほど、助詞の用法という角度からは考えていませんでした。この角度からの説明なら、なんとか納得してもらえそうですね。自分でもさらに検討してみたいと思います。 > ただ、違和感があるというだけで、「支持と支えるが重複です」でも通じないことはないと思います。 それについては同感ですが、せっかく私を信頼してくれている人に対して、違和感のある日本語を教えてあげるわけにはいかないという責任感とか自負心?のようなものを持っています。
- marisuka
- ベストアンサー率38% (657/1686)
通じるか通じないかと言えば、通じるでしょう。 ただ、「重複」は「重なる」「複なる(かさなる…むりやりの読みですが)」と同じ意味の動詞を重ねた熟語で、サ変動詞として使う意識が強いのではないでしょうか。だからふつうは「重複する」で使いたい。それが「自然な形」と思える。こういうことではないでしょうか。 「その文では、『支持』と『支える』が重複です」とすれば、違和感はやわらぎませんか。
お礼
ご回答、ありがとうございました。参考にさせていただきます。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
「外国人」にもよるが, 英語圏の人なら 「支持と支えるが重複です」という形だと「が」と「です」で copula を形成するから でわかってもらえる... かな? 少なくとも英語では 「支持を支えってもらった」 はないわけじゃないからなぁ. ちょっと不自然だけど.
お礼
ご回答、ありがとうございました。ただしこの問題をcopulaで説明するのは、少し無理がありそうだと思いますけれども、私にもそれと同等程度の説明しかできないのがつらいところです。
お礼
ご回答、ありがとうございました。 言われてみると確かにそのようで、すんなり納得できそうです。
補足
あなたのご回答をあらためて熟読してみると、ひとつ質問が生じました。 「彼と彼女が結婚です」は使ったこともありませんし、見たこともないように思います。ご回答の趣旨を考えると「彼と彼女が外国人です」に置き換えた方が自然に思えますが、それでは趣旨が違うことになるでしょうか。この返事をいただくまでは、私に質問した外国人に対して自信をもった回答ができなくなってしまいそうですので、ぜひお返事をお願いします。