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体で覚えるというのは心理学ではなんという学習ですか
体で覚えるというのは、オペラントともレスポンデントとも違う気がします。
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- 51885188
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知覚体験学習
- tumaritou1
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体得が心理学用語かは知りませんが、物事のこつを覚えるという意味ですので、体得が一番あっていると思います。 剣術や武術などでの『免許皆伝』にも通じていると感じます。 頭の理解を超えたところで『身に付ける』と云う事ですが、メンタル面での究極の極意を身に付けたと言う言い方も合っていると思います。 『自分を忘れる極意』です。没我です。 『自分がやっている時』は意識したところしか見えていませんが、自分を忘れた時では『全てが見えている』と言う意味です。 目の前の出来事に気を使って細心の注意を払いながら、後ろにも両脇にも『心が使えている場合です。』 此処まで来た時には、自分が体を使っていなくて、『もう一人の自分が、自分の身体も心も支配している状態です。』 道元禅師の言っている境地です。 「この生死は、即ち仏の御いのち也。これをいとひすてんとすれば、すなはち仏の御いのちをうしなはんとするなり。これにとどまりて生死に著すれば、これも仏のいのちをうしなふ也。いとふことなく、したふことなき、このときはじめて仏のこころにいる。ただわが身をも心をもはなちわすれて、仏のいへになげいれて、仏のかたよりおこなはれて、これにしたがひもてゆくとき、ちからをもいれず、こころをもつひやさずして、生死をはなれ、仏となる。」 簡単に言うなら『自我意識』を後方に下がらせて『無意識の自分』が前面に出るという意味です。 神経症等では『前面に自我意識が出てしまって、引き下がれなくなって』自分の無意識が出てこれなくなっています。 心を病むという場合も同じです。身体の機能に違和感を抱いて『身体が機能していないという錯覚』をしている場合も同じです。 眠る事さえ『自我意識が前面に出た場合では出来なくなっています。』是が不眠症の原因です。眠る事が出来る場合では『自分を忘れて、身体も心も、無意識の自分に預ける時』無意識の自分が勝手に深い眠りに入っています。 無意識の自分に切り替わらなくなった時、『神経症も心を病む事も身体機能を疑う自律神経失調症等も』始まっています。原因は同じです。
- ruehas
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こんにちは。 ご質問の主旨とは違うかも知れませんが、そもそも条件付けには身体の何処で覚えたのかといった区分はないと思います。良く、体罰を与えて訓練することを身体に覚えさせると言いますが、これは「体性感覚入力に基づく条件付け」であるというだけで、果たして視覚入力でも味覚入力でもみな条件付けである限り、構造的には何れも特別な違いはありません。 では、一般的に身体で覚えることと言いますならば、自転車の乗り方やキャッチ・ボール、あるいは車の運転などが挙げられますが、このようなものは「運動学習(Motor Learning)」と言います。 何処が違うのかと言いますと、反射とは基本的に単一の反応であるのに対しまして、運動とは「複数の反射」が組み合わされることによってひとつの意味や形を成すものを言います。そして構造的には、条件付けと言いますのは「感覚入力」に基づいて行われる学習でありますが、運動技能とは「運動出力」に対して積み重ねられる学習ということになります。 条件付けとは違い、運動学習では目や耳からの感覚入力がそのまま用いられるわけではありません。これらの情報はいったん大脳皮質に於いて運動命令に変換されます。そして、この命令が繰り返されることにより、何処をどのような手順で動かすかといったことが小脳にセットで記憶されます。これを「運動記憶」と言い、小脳にこれが習得されますと、大脳皮質がいちいち命令を下さなくとも一連の作業が半ば無意識でも行えるようになります。これを「熟練運動記憶」と言い、その過程を「運動技能学習(Motor Skill Learning)」と言います。 運動学習の過程では、運動の結果や各筋肉、関節などの感覚情報が小脳にフィードバックされ、確かに条件付けのようなことが行われます。ただ、単なる条件付けと異なるのは、小脳ではこのような結果をその都度細かく補正して学習を積み重ねてゆくということです。このため、訓練を重ねればその分だけ成功率が高くなってゆくわけですが、このようなものはオペラント条件付けとは全く異なるプロセスと言えます。 車を運転して危険と思えば咄嗟にブレーキを踏みますが、これそのものは条件反射かも知れません。ですが、アクセルから足を離してブレーキ・ペダルを踏み込む一連の動作といいますのは、これは飽くまで教習所で教わり、小脳に記憶されたものです。ネズミは味覚報酬によって餌のレバーを押す頻度が高くなります。ですが、レバーを押すという作業自体はオペラント条件付けによって学習されたものではありません。
臨場の知という言い方があります。中村雄二郎さんの臨床の知も近いものかもしれないと思いました。生理学的には小脳の記憶ではないかと思います。
- comattania
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体で覚えるのは、【体験】といいます。