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万有引力の万有性は誰が最初に発見したんですか?
万有引力というのは全ての物質間に働く力です。 天体と天体、地球とリンゴが互いに引き合ってることがわかっても リンゴとリンゴが引き合ってるとするのは発想の飛躍があると思うのですが 誰が最初に提唱したのでしょうか? 何かの本で、フックが地下では重力が弱まるはずだと考え 実際に実験を行ったと読んだことがあるので、フックはどうも気付いていたようです。 フックがオリジナルなのか、それともさらに遡ることが可能なのか、 ご存知の方がいたら教えてください。 ついでに、キャベンディシュによって実証されるまでに、 万有性がどのような受け入れられ方をしていたかについても知りたいです。
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- chiha2525
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万有引力はニュートンと言えます。 重力は、人間が猿の時から気が付いていたでしょう。 万有引力の発見においては、ご存知のように天体運動が発端になっています。昔は天動説なので地球を中心に全ては回っているで良かったのですが、(太陽系内の)惑星の運動の詳細な観測から太陽を中心に回っているのではないかという考えが出てきました。ただしどちらも真円が運動の基礎という考えから、どちらが正しいかどっこいどっこいな感じだったわけです(ということで当時の知識者は従来どおりの天動説を支持してたわけだ)。 そこにケプラーが、真円じゃないよ楕円なんだよ、そうすればこんなにキレイに天体の運行を表せるんだよ(だから、これがこの世を神が創った証拠だよ)、って言って地動説が一般的になったわけ。で、じゃなんで楕円なの?ということになるんだけど(もともと天動説なら中心で真円)、よく分かんないけど太陽と地球や他の惑星の間に、見えない引き合う力が働いてるんじゃないかなって考えられていた。 そこでニュートンの登場です。分かんないけど引き合う力が働いてるんだよ、この引き合う力は惑星だけじゃなく、全てのモノに働いてるんだよ、と言い出した。惑星だけが特別に引き合うんじゃなくて、全てのモノが引き合う、だから惑星も引き合う、ついでに地球とりんごも引き合う。なるほどって実際調べてみたら、ちゃんと全てのモノに引き合う力が働くことが分かった。だから万有引力はニュートンが発見した、というわけ。 ちなみに、何で万有引力が働くのかは、分かっていません♪
- htms42
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#1 >ピサの斜塔の実験はこのことを検証するものです。 「ピサの斜塔の実験」といわれているものはガリレオがやったと言われているものですね。 ガリレオは1564年に生まれ、1642年に亡くなっています。ニュートンよりもずっと前の時代の人です。ニュートンの理論をガリレオが検証したということなどあり得ないことです。 ニュートンは1643年に生まれ、1727年に亡くなっています。 ニュートンの「自然哲学の数学的諸原理」(通称プリンキピア)は1687年に出版されています。 運動の法則、万有引力はともにこの本の中で出てきます。 >キャベンディッシュによって実証されるまでに・・・ 天体と天体が引きあっていることと地球がりんごと引きあっているとが同じだとしたところに大きな飛躍があるのです。そこを超えたので「万有引力」としたのでしょう。それを地球上の2つの物体に当てはめるというのはそれほど大きな飛躍ではありません。 キャベンディッシュのやったことは万有引力の定数、相互作用の比例定数を求めるということです。「万有」は前提です。「万有」であることを実証したのではありません。 もしそれまでは「万有」が認められていなくて、キャベンディッシュが「万有」を示したというのであれば地上の2つの物体の間に働く引力の係数が地球と太陽の間に働く引力の係数と等しいということを別々の測定に基づいて示さなければいけないということになります。「万有」はすでに了解されていたからこそ、地表での2つの物体の間に働く引力から求めた定数が、(まだ測定されていなかった、測定しようとしてもできなかった)地球、太陽の間に働く引力の定数と等しい、地球、りんごの間に働く引力の定数と等しいとすることが出来たのではないでしょうか。それによって初めて地球の質量も分かったのです。 (引力の定数は力と距離と質量が分からないとわかりません。地球の質量も、太陽の質量も分からなかったのですから定数も分かりません。地球上での運動の測定では地球の質量は分かりません。)
マクロな物理学で、いわゆる「見える物質」だけに限定しても、厳密に言うなら、万有引力の万有性は未確認です。 提唱者はニュートンで、以降は「質量(エネルギーと言い換えたほうが正確)は必ず万有引力がある」という仮定を置いて、物理学は進歩してきています。 その質量が問題でした。キャベンディシュが確認したのは、「慣性質量と重力質量は調べた限りでは等しい」ということです。慣性の法則のF=maのmと、重力式のF=GMm/r^2のmが同じものかどうか、分からなかったので、キャベンディシュは調べられる限りの物質を調べたわけです。 素粒子の研究が進み、またもや慣性質量と重力質量が同じかどうかが問題となっています。少し前に一般でも話題となったヒッグス質量は質量のきっかけを与え、対称性の自発的破れで、現在の物質は現在の質量を持つに至ったとされています。この質量は、どうやら慣性質量のようです。重力質量はまだ分かりません(一般相対論を量子化した量子重力理論がまだまだできそうにないため)。 さらに、ダークマターと呼ばれる謎の重力源があります。これがどういうものか分かっていませんが、どうも「重力を発生するが、重力の影響を受けない」という奇妙なものではないかと疑う人もいます。ダークマターは普通の物質より大量にあるとされています。 また、普通の物質に対して、重力とは反対に斥力を持つダークエネルギーと呼ばれるものがあるのは、どうも確からしいです。しかも、普通の物質とダークマターを合わせたよりも大量にある模様です。 万有引力の普遍性はどこまでなのか、未だに謎が多い状況です。
- tetsumyi
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ニュートンです。 地球とリンゴが互いに引き合ってることと、リンゴとリンゴが引き合ってるとするのは発想の飛躍はありません。 物理の基本法則として質量がある物同士に力が働くとした法則を数式で表した時点で、全ての物質に適応することを確信していました。 これが、物理の考え方です。 ピサの斜塔の実験はこのことを検証するものです。 洞察力のある物理学者であればニュートンの公式を見た時に、即受け入れることができたはずです。