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優性遺伝、劣性遺伝の由来
血液型や特定の身体的特徴の遺伝には、優性と劣性のものがあります。 これら遺伝子発現における優劣は、どのような由来を持つのでしょうか? ・遺伝子上の単なる化学的なメカニズム ・そもそも優勢/劣勢自体が優勢遺伝している ・優勢遺伝は、あとから遺伝子に書き加えられたため優勢 などなど考えていたのですが、分からないので、おしえてください。 よろしくお願いいたします。
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遺伝子が体の中でタンパク質となって機能する場合に、 2セットの遺伝子のうち、父親由来のAと母親由来のBが 対立する場合、Aの方に変異があって酵素活性を失って いても、母親由来のBの遺伝子がどんどんタンパク質を 合成するためのコピー=RNAをどんどん作れば、表面上は 問題はない=Aは劣性遺伝になります。 要は、体の中での働きにおいて、一方のセットだけでまか なえる場合は、優性遺伝になるのです。 それ以外にも、遺伝子カスケード(遺伝子が互いにスイッチ ングする)において、一方が働くともう一方のRNA合成が スイッチオフされる、という直接的な優劣の場合もあります。
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- Tacosan
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回答No.1
エピジェネティックスとか考えだすとややこしいことになりそうだが, 単純な遺伝形式で考えていいなら簡単. 血液型 (ABO式) で考えてみましょうか. なぜ「A型の遺伝子を持っていると A型になる」のか説明できますか?
質問者
お礼
回答くださりありがとうございました。
補足
ご回答をありがとうございます。お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。 >>要は、体の中での働きにおいて、一方のセットだけでまかなえる場合は、優勢遺伝になるのです。 少し分かりにくいですが、例えば、Aがタンパク質を合成するためには2セット必要なのに対し、Bは1セットでたんぱく質を合成することができ、これが優性遺伝、ということなのでしょうか? >>それ以外にも、遺伝子カスケード(遺伝子が互いにスイッチ ングする)において、一方が働くともう一方のRNA合成が スイッチオフされる、という直接的な優劣の場合もあります。 この場合で優劣が決まるのであれば、どの部分でコントロールが行われているのでしょうか? 同じ階層で決まるのであれば、化学的なメカニズムのように思えますし(単純な化学的性質による)、上位の階層によりコントロールされているのなら、優勢劣勢遺伝自体が何らかの意味を持つように思うのです。