>ということでよろしいでしょうか・・・。
おおむね、よろしいかと思います。
>ヘテロ接合体の形質=
1geneあたりの転写、翻訳量が同じだとすると、(劣性遺伝子もgeneとして数えるということは)優性ホモの半分の発現量になる。しかしそれが形質において「半分の状態」に見えるかというのは別問題。
劣性遺伝子でも、完全に機能を失っている場合(amorph, null)の場合はそうですが、機能が低下している場合(hypomorph)は半分というのはあたらないでしょう。
>劣性ホモの形質=
翻訳されない、または翻訳されたタンパクは機能しないから、KOと同じ意味合いを持つ!?
これも、完全に機能を失っているものばかりではありません。
KOは完全に機能を失ったmutantを作る手段の一つです。
>あと、SNPは常に劣性ということになりますよね?
これも、そうとは限りません。
一塩基置換で、ミスセンスやナンセンス変異が生じていればそうですが、SNPは機能に差のない中立的なもの、機能に量的な差のあるものも含めてSNPです。
SNPの意味するところは、単なる「一塩基多型」であって、遺伝子機能や表現型にどういう影響を与えるかということは考えに入りません。
SNPは遺伝子をマップするときの単なるマーカーとして使われるほか、遺伝子機能の個体差を生み出すものとして研究されています(ある薬の効きやすさの個人差とSNPタイプの相関関係など)。
お礼
非常によくわかりました。ありがとうございました。