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遺伝の不思議とは?母親に似ていない子供の理由とは?
- 自分(母親)の子供のサンプルが娘一人と少ないため、娘自身が自分に似ていると感じられないのは普通のことですか?遺伝的には半分母親のクローンであるはずですが、実際には父親や義母に似ていると感じることが多いです。しかし、平凡な日本人の顔立ちや骨格は遺伝的には区別しにくいため、見た目上の優性遺伝については確かめづらいです。
- 質問1:男の子を生む母親は自分に似ていると感じることがあるのでしょうか?質問2:隠れた劣性遺伝は異性の子孫に引き継がれやすいのでしょうか?質問3:劣性遺伝が劣るものなら、なぜ淘汰されてこないのでしょうか?質問4:先祖帰りは劣性遺伝が発現したものですか?大した知識もない質問者には具体的な例が分かりやすいです。
- 遺伝の不思議についての質問です。母親の子供が自分に似ていないと感じられるのは一般的なことですか?遺伝的には半分母親のクローンであるはずですが、実際には父親や義母に似ていると感じることが多いです。平凡な日本人の顔立ちや骨格は遺伝的には区別しにくいため、見た目上の優性遺伝については確かめづらいです。質問1:男の子を生む母親は自分に似ていると感じることがあるのでしょうか?質問2:隠れた劣性遺伝は異性の子孫に引き継がれやすいのでしょうか?質問3:劣性遺伝が劣るものなら、なぜ淘汰されてこないのでしょうか?質問4:先祖帰りは劣性遺伝が発現したものですか?具体的な例で分かりやすく解説していきます。
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まず、子供が自分に似ていないと感じるのには、心理学、脳科学、社会学的にいくつかの理由があります。 ・自分の顔は通常、鏡で反転した状態として認識しているため、子供と重ね合わせると似ていないような気がする。一方、父親や義母は正立した像として認識しているので重ねて比較しやすい。また、他人は母親も正立像として認識する。そういう点では、他人の方が客観的に判断していると言える。 ・見慣れた顔(特に見慣れているのは自分と夫と子供)同士に関しては、人間は類似点より相違点を多く認識する。これは、認知速度を上げ、自分の子供を早く捜すための脳科学的必然。だから、母親は一卵性双生児でも見分けられる。 ・他人は親子であるという前提の元、類似点を検索する。一般的に、「よく似ている」というのは一種の褒め言葉で、「親子が似ても似つかない」とは、そうだったとしてもマナーとして口が裂けても言えない。 上記はあまり踏まえないで A1 日本には俚諺として「男の子は母親に似、女の子は父親に似る」というのがありますが、これが暗黙の心理的プレッシャーなっている。遺伝学的には違いはないと思います。 A2 劣性遺伝は異性ではなく、男性に発現するものが多いとされています(性染色体上の遺伝子座の関係)。引き継がれるのは男女同じですが、女性の場合は優性形質が発現します。 A3 遺伝疾患が発現した場合は結局個体がが淘汰されますが、優性のゲノムが発現している場合は、対応する遺伝子座の劣性遺伝子はそのまま残ります。つまり、遺伝子自体が直接淘汰されるわけではありません。 また、劣勢の形質がある局面で有利になる場合があります。この例の一つが鎌状赤血球貧血症で、この遺伝子疾患を持つ者はマラリア耐性が高いという生存有利性を持ちます。そのため、マラリア感染地域以外ではこの遺伝子は淘汰されましたが、感染地域には一定の割合で残っています。 A4 世先祖返りの中には劣勢での発現もあれば、補足遺伝子が補われてその形質が発現した場合もあります。なお、祖父に似ているというのは遺伝学でいう先祖返りとは違います。
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- usbus
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Q1.人間が遺伝する項目は何十万何百万とあります。 そのうち「実感できる遺伝」が発現するかどうかというだけ。 例えば「ほお骨」という特徴が遺伝すればそれだけで似てると思えるでしょう。 しかしあまり特徴的ではない部分が遺伝しても似ているとは感じられません。 Q2.確率は一緒です。 性別のxy遺伝子と顔の形の遺伝子はまったく別ですので。 Q3.メンデルの法則による確率論でいえば劣性遺伝は徐々に減っていくことになります。 だから実際に劣性遺伝は常に淘汰されています。 しかし、遺伝子の種類は天文学的数字ほどありますので、 例えば「目の形」という遺伝子だけでも何百万種類とあるわけです。 1番が最も劣性だとして、100万番が最も優性だとしたら、 1人の人間は「45674番と235539番を所持している」といった状態です(遺伝子は2個が対になっているので)。 そしてその人は235539番の遺伝子が発現しているわけです。 そのうち1番や2番は淘汰されるでしょうし、1万番でも淘汰される可能性はあります。 しかし淘汰されたことに気付ける人間はいません。 また、劣性であってもそれがその時代に魅力的だと感じられていれば 子孫を多く残す可能性が高くなり、数が減らないこともあります。 例えば髪色のブロンドはもともと突然変異で生まれたものでかなりの劣性遺伝なのですが、 ブロンドの女性は歴史的にも長い間世間で性的魅力を高く感じられていたため、 数が減ることはなくむしろ遺伝率すら上がったというデータもあります。 Q4.そうです。
お礼
usbusさん 回答ありがとうございます。 なるほど、遺伝の発現の仕方は 大まかな決定でも確立ばかりじゃないのですね。 メンデルの法則は大まかといいますが、知れてよかったです。 ハイブリット具合?と時代や美的感覚具合、 あと遺伝率には寿命や懐妊率(交配頻度と多産性)も関係しますね。 DNA自体が環境などで生きながら変化するという説も。 遺伝情報の種類やパターンを図るだけでも天文学数字ですね! あれやこれやと何でもマクロに以ってくのが好きです~~。
補足
usbusさんの補足覧をお借りします。 改めて遺伝の質問を出す予定なのですが、 私は質問するのは回答より苦手なのでして。 何がわからないのかもわからないことばがりで、 まとまれませんので、ひとまずおきます。 参考になる回答を下さった皆さん、 ありがとうございます!
- 469437
- ベストアンサー率38% (185/483)
質問差様の遺伝に関する知識が不明なので、専門用語のよる説明は控えた為に、回りくどい文章になってしまいました。(それでも理解していただけるか疑問ですが) Q1:男の子を生むんだ母親は、異性であるだけにありありと私に似てると実感することがあるのでしょうか? 回答:問題の意味は実際に「似ている」ではなく、「似ていると思う・思い込む」という主観の問題だと思います。 出産した女性は、そう思いたいと言う無意識の願望があると思いますので、実際に似ていなくても、そう感じることもあると思います。 Q2:隠れた劣性遺伝は異性の子孫に引き継がれやすいか? 回答:それはないと思います。 失礼ですが、質問者様は、「劣性遺伝」の意味を間違えていると思います。 生物学・遺伝学上の劣勢遺伝とは、表面に出ないということで、生物的な能力についてのものではありません。 たとえば、血液型で考えると、A型(優勢)O型(劣勢)です。 親からそれぞれAとOの遺伝子を貰った場合、子供の血液型は優勢であるA型となります。 他の特徴だと、100か0かではなく、その遺伝子間の強さに比例したブレンド率で現れる場合もあります。 しかし、その子の子供には、どちらかの遺伝子しか受け継がれず、その確率は半々で、どちらが引き継がれやすいということはありません。 男の子の場合、男しか持たない遺伝子を父親から貰っています。 なので、その遺伝子がもたらす影響には、母親からの遺伝子は何もできません。 しかし、その場合は男→男である上に、対になる遺伝子がないので、優勢も劣勢も関係ありません。 これの例としては、血友病の遺伝がそれに当たります。 Q3、劣性遺伝が劣るものなら、なぜ淘汰されてこないのでしょう? Q2より、遺伝学上の劣勢遺伝とは、生物的な能力の優劣についてのものではありません。 「生物的な能力が優秀」な遺伝子でも、「遺伝学的にもう一方の遺伝子より劣勢」であれば、発現しません。 また、「劣る」「優る」という事の定義も問題になります。その生物個々とっては、そのとき生き延びられる能力を与えてくれる遺伝子が「優秀」ということになりますが、環境は変化するものなので、未来においてどのような能力(=遺伝子)が必要になるかは予測できません。ということは、種族としての生物は、その種族内の遺伝子のバリエーションが多いほうが、有利と言う事になり、かえってその時の都合で淘汰されてしまっては困ることになります。これについては、No2様が例を出しています。 現在の個々の生存と、種族としての未来への備えという要求を満たした結果が、2種類の遺伝子を持つという形態を選んだのだと思います。 Q4、先祖帰りは劣性遺伝が発現したものですか? これについては、以下の場合が考えられると思います。 1:子供にバラバラで分かれた複数の遺伝子が、後の世代でまた集まった。 2:劣勢で現れにくい遺伝子が、発現する条件が揃った。 1の場合は、関係する遺伝子間の条件が様々考えられるので、優勢・劣勢のみでは考えられないと思います。 2の場合は、そうだと思います。
お礼
469437さん回答ありがとうございます。 遺伝に関する知識は「利己的な遺伝子」を読んだことがある程度です。 多分中学生でも理解できる内容です。 遺伝やDNAについてネットサーフィンしておりまして、お礼が遅れてしまいます。 Y染色体とミトコンドリアDNAは干渉しないものなのか、 RNAは必要なのか?二体性とか、謎を増やしています。 将来遺伝子の加工が可能になると、 時空間で有限な肉体としての出会いがなくとも 子孫など簡単に出来ちゃう?。 病気や怪我で失った組織でも クローンが居れば部品交換のように修理も簡単になれそう。 しかし、自分と同じように成長させなければならないし。 自分の肉体や家族の所有権と等しく、クローン尊厳問題とか保護管理問題。 、 クローン人間よりも人工知能ロボットの方が 開発には時間がかからなそうだけれども。 さまざまな可能性からやってきてどこへ向かいどう発現していくのか。 他の関係性の問題もありますし、 自分の頭や人生だけじゃ永遠に解れない気がします・・・。 お礼というより妄想になりました。 頭の中が整然としてない理系といわれたことがあります。 理系でも単純化するものと複雑化するものと、そうでないもの?があるのかな? 又質問し直す予定(は未定)です。 なにかと一考にさせていただけます。ありがとうございます。
Q1は、女性か専門に研究している人でしか回答できないのでパスします。 Q2からQ4の劣性遺伝や先祖帰りの意味が理解できないのですが、劣っていても、それぞれが一番に近づく方法があると思います。 また、十人十色などの過去からの言葉があるのに、制度などは一つの色しか想定していないように思え、それが劣ったものを増やしているように思えている。
お礼
お礼が遅れました。 思い込みで質問していたこと(優勢遺伝は強い、劣性遺伝は軟弱?と思ってた) 気がつけました。これも偏見でしたね。 日本人は個性がない、自己主張が出来ない、 というのも日本人の個性が劣性であるからなのかもと思いました。 海外で活躍している日本人選手は技法が個性的で驚かれそうですから、 内面の個性バリエーションが発揮できる場の想定内に入れておくべきですね。 柔軟性とか予見力がものをいうことになるのかな。 よい回答を貰えたおかげで、どう質問するべきだったかまで輪郭がつかめてきました。 ええ、何が聞きたいのかもわかってなく、ようやく質問したいことがわかった気がします。 自分のことが一番分かってないみたい。質問して良かったありがとうございます。
補足
クラブさん、素早い回答ありがとうございます! ちゃんとしたお礼の前に、 ずいぶんな乱文質問であったこと申し訳ありません。 何分雑とか気が利かないとよく指摘されます。 反省中ですが、いつ治せることやら・・。 実は、生物カテで質問したつもりでしたが、 天皇の男系相続制度(人色?)について調べてもいて、 こちらの時事カテからの投稿になってたことにまで気づけませんでした。 移転も考えてますが、 男系に拘る伝統と科学の介入領域論理?にも興味があるので様子見します。
お礼
ウルトラさん遺伝学だけでなく見解の広さが伺える、 多方面からの興味深い説明をありがとうございます! 自分の成立像を見たとしても「私のもの」という実感は私の中から出るものにしかない。 鏡は便利ですけど、お肌の調子なんか客観的に?鏡や照明のせいにしたり(心理学?)・・・。 子供(今中学生)の成長に親の認識が追いつけてないようで、 体格も私より大きくなって内面の部分でも、 子供扱いしてたい親の気持ちをいい意味で裏切られてきてます。 人ごみからすぐ探せるかどうかな? A1 遺伝より、後天的に初めて異性を意識する親は、 養育者というより恋愛(外界)の象徴にもなり得る気がします。 それで同性の親より感化されやすい、逆に対抗しやすいのではないか? なんて推測してみました。どうでしょう? A2 表面的に体力や骨格は女性より男性が強く出来ても、潜在的に?強かなのが女? A3 劣勢も保存していることで有用性が残されているんですね。種の全滅を防ぐとか。 A4 私と旦那は色白な方なんですが、娘は色黒でこれは先祖がえりの可能性があります。 私の父が原始人っぽかった(小柄、多毛、顔も濃い)くて、 娘の誕生日が父と同じだったんです。 顔は私とも娘とも似てません(良かった)が、 偶然というより必然?劣勢の遺伝子の復活戦ありそう・・・。