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キイロショウジョウバエの伴性遺伝について
キイロショウジョウバエの伴性遺伝に関してなのですが、「赤眼のキイロショウジョウバエのオスに、突然変異を誘発する化学物質を与えて野生型のメスと交配してF1を作った。F1のメスに赤眼のオスを交配したところ、白眼個体はオスだけに見られた。ただし赤眼遺伝子は優性で、白眼は劣性」と言う問題なのですが、突然変異を誘発する化学物質をを与えるとどうなるのでしょうか。 それと、解説の「F1(♀)の遺伝子系は赤眼の♂に突然変異を起こさせたXaYに赤目の♀であるXAXAをかけたものなので、XAXaかXAXAである」というところがよく分かりません。 それと話は変わりますが、光合成のところで出てきたのですが、乾燥質量とはいったい何のことなのでしょうか。 本には載っていなかったのですが。よろしくお願いします。
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前半部分の伴性遺伝の問題ですが、 >突然変異を誘発する化学物質をを与えるとどうなるのでしょうか。 …とりあえず、問題文にあるようなA遺伝子を変異させ、白眼(a遺伝子)になるような物質を与えているのでしょう。 多分s-wordさんが引っ掛かっている部分は、「Xa」とか「XA」という表記なのでしょうね。この意味は「a(変異型)あるいはA(野生型)という遺伝子が存在するX染色体」と言う意味で、Aとaがヘテロの♀ならば「XAXa(赤眼)」、Aがホモの♀なら「XAXA(赤眼)」、aがホモの♀なら「XaXa(白眼)」ということになりますし、♂の場合はX染色体:Y染色体が1:1の組み合わせで存在しますので、「XAY(赤眼)」と「XaY(白眼)」の個体の2通りしかありません。 しかし、突然変異を起こさせたキイロショウジョウバエの白眼♂の遺伝子型は「XaY」、これに野生型の♀(この場合は「XAXA」)を交雑して誕生する♀は「XAXa」(F1)だけになるはずです。そしてこのF1♀と赤眼♂「XAY」を交雑した場合は、「XAXA」「XAXa」「XAY」「XaY」の4通りの個体が誕生するはずで、そうなると、最初の問題文にあるように「XaY」の♂のみに白眼が出てくる事になります。 そうなると、質問の中央部分に書かれている解説は、そのまま考えると矛盾してしまうことになります。おそらくその解説文の真ん中に上述したような事柄が省略されてしまっているか、解説者が単に間違って書いてしまっているという事ですね。「…かけたものなので、(F1♀の遺伝子型はXAXaであり、これと赤眼の♂XAYをかけて誕生する♀は)XAXaかXAXAである。」という解説文なら正しいです。 >光合成のところで出てきたのですが、乾燥質量とはいったい何のことなのでしょうか。 …これについては、何の乾燥質量なのかはどういった文章でこの乾燥質量という言葉が出てきたのかを、もう少し詳しく補足いただかないと何とも答えられません。
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- taihenokasi
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こんにちは。伴性遺伝難しいですよね。 突然変異を誘発する方法は以下のとうりです。 1.X線を照射する。(X線は広義の放射線であり、X線と放射 線を分けるのは適当ではない) 2.紫外線を照射する。 3.化学物質(コルヒチン、マスタードガスなど)の投与 これは、横浜市大学の問題であったんですが、 4.高温で処理する。(植物の場合)生活の不適当な35℃~40℃に短時間置く高温衝撃と呼ばれる方法 一般に突然変異の多くは劣性であるので。つまり、劣性に変異します。 化学物質を与えられちゃった。赤眼の♂は(XAY)から(XaY)に変異されたと考えられます。 野生型の♀は(XAXA)この(XAXA)と定めたのは親pであるからです。親pは特別な事が問題に書いてない限り。同型接合体ホモと考えます。 (XAXA)×(XaY)→F1.(XAXa)と(XAY)が生じます。 赤眼の♂は(XAY)しか考えられません。のでF1の♀と赤眼の♂を交配します。(XAXa)×(XAY) 図で表したとこなんですが、分離の法則を使ってください。♀の配偶子はXAとXa ♂の配偶子はXaとYとなるので。XAXA XAXa XAY XaY 4種類絶対出てきますから。つまり白眼でてきます。問題集があってるんじゃないかなぁ・・・。あいまいでごめんなさい。
お礼
taihenokasiさんお返事ありがとうございます。お礼が遅れて申し訳ありません。伴性遺伝って難しいですね。特に常染色体の遺伝と混ざった問題は手間取ります。う~ん私にはどちらが正しいのか分かりません(^^;)お二人の仰っている内容は理解はできるのですが。こちらから質問しておいてどうもすいません。この問題はあまり深く考えないで、他の問題に進もうと思います。どうもありがとうございました。
お礼
わーい!sonorinさんお返事どうもありがとうです。sonorinさんのご説明を聞いてやはり間違っていたのは自分の方ではなかったとわかって良かったです。何度やってもあわないので泣きたい気分でした。sonorinさんの解説でバッチリわかったので完璧です。 >…これについては、何の乾燥質量なのかはどういった文章でこの乾燥質量という言葉が出てきたのかを、もう少し詳しく補足いただかないと何とも答えられません。 すいません、補足したいと思います。問題文を写してみます。 「一日(24時間のうち、A植物を20000ルクスの光強度下に何時間かおいて、残りは暗黒中においたところ、乾燥質量に変化は見られなかった。20000ルクスの光強度下においた時間は何時間か。次の選択肢から選べ。ただし、光合成によって合成される物質はグルコースのみとし、また乾燥質量の変化はグルコースのみで考えるものとする。」 それと、横の方に縦軸が光合成速度で横軸が光強度のグラフがかいてあります。20000ルクスのときの光合成速度にx時間掛けた値と、光強度がゼロのときの光合成速度に(24-x)時間置いた値がイコールになるという式を立てれば容易に解ける問題なのですが、ここで出てくる乾燥質量は何なのかよく分からなかったので質問いたしました。よろしくお願いします。