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木造住宅が環境に及ぼす影響

(1)木造住宅がS造やRC造と比べて、建設・廃棄時の環境負荷が最も少ない理由 (2)木造住宅が運用時(居住時)の環境負荷低減に有利な点、不利な点 をそれぞれ教えてください。できれば詳しくお願いします。

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回答No.1

(1)木造住宅は28トン、RC造りは40トンぐらいが基準です。したがって、建築資材の運搬にかかる輸送エネルギーが倍ちかく異なります。同じくコンクリートは天然の石灰を採掘してコンクリートにしてしまえば二度と戻ることはありませんが、木材は、植林さえつづければ40年~60年で建築用木材がいくらでも再生できるため、再生可能住宅の性質をそなえてます。 (2)S造りやRC造りがその材料の熱伝導率から、基本的に断熱材で断熱をしなくてはなりませんが、木造は木材自体が優れた断熱材なので、断熱材への依存度が小さいといえます。そしてライフの最後に解体処理されるときにも、木材は償却し処分で、吸着した二酸化炭素を大気に返却するだけですが、コンクリートは埋め立て廃棄処理するしかないので、環境負荷も高いといえます。 S造りは、RC造りほどの荷は環境負荷が高くないので、断熱性の悪ささえ断熱材で補強すれば環境に良い建築とする可能性は大きいです。あくまで、構造材の鉄骨は鉄くず度して再利用することが前提です。 最後に、木造建築物は1000年の耐久性を持つことが立証されておりますが、RC造りやS作りでは、100年前後が限界です。双方ともに耐久性向上の努力は継続されますが、基本的なライフが長いのが木材(大断面の木材)の性質です。この高耐久性の特質を最大限生かして、100年木造、200年木造を増やしてゆくことが環境負荷を最小いすることにつながります。

tenpabald2
質問者

お礼

とてもわかりやすい説明ありがとうございます。 助かりました。

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