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高校の物理が得意な方に質問します。
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添付図に、着目すべき所だけを抽出しておきました。入射波だけを描き、反射波は描きませんでした。 お尋ねの件は、この添付図でいうと 「入射角」と、「入射する波の波面と境界とのなす角」とが必ず一致する ということです。これは、記憶しておくべき重要な事柄です。 さて、ではその証明です。 波の「射線」(進む方向を示す線)は、直線L,L’で示してあります。 破線ACは、射線と垂直な線で、これは、波の「波面」です。 点線は、境界面に立てた法線です。 △ABCは、直角三角形ですから ∠β+∠δ=90° 式(ア) が成り立ちます。また、LとL'は平行な直線であるはずですから ∠α=∠φ 式(イ) ですね。 B点の辺りを見ると、点線が法線ですから ∠φ+∠δ=90° 式(ウ) が成り立っています。 (イ)の∠φを(ウ)に代入すると ∠α+∠δ=90° だということがわかります。これを(ア)と比較すると ∠α=∠β でなければならないことがわかります。 つまり、 「入射角」と、「波面と境界とのなす角」とは等しいのです。 反射する波についても、同様に、必要な部分だけを書き出して描いて見ると、同じように 「反射角」と、「反射する波の波面と境界とのなす角」とが必ず一致する ことも、説明できるはずです。 図形的にどのような関係が成り立っているかを見抜くのに、どのような場合にでも使えるような指針などありません。その都度、試行錯誤を繰り返すしかないです。とは言え、似たような問題を解いていると、常に「ここ」と「あそこ」の角度は等しい…などと、自然と覚えてしまうようになります。ですから、一度それを"証明"しておけば、その証明法で、別の場合も説明できるようになります。要は、繰り返しの学習しか無いと言うことです。
お礼
わかりやすい説明ありがとうございました。 謎がすっきりしました!