- ベストアンサー
物理Iです。「全反射が起こるのは
波がより速く伝わる媒質に向かうとき」ということらしいのですが、その媒質の例を教えてください。 ご回答宜しくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
波が伝わる速さvは、媒質の屈折率nや波長λと、密接な関係が有ります。 媒質Iでの、波の速さv1,屈折率n1,波長λ1 媒質IIでの、波の速さv2,屈折率n2,波長λ2 ならば v1:v2=(1/n1):(1/n2) v1:v2=λ1:λ2 屈折率に関する情報が得やすいでしょうから、それで判断すれば良いでしょう。 なお、波の種類によって、屈折率は変わりますから、どのような波なのかを確認して調べましょう。 たとえば、光の場合なら 真空(空気もほぼ同じです)では、n=1.00 媒質が水なら、n=1.33 ナタネ油で、n=1.47 眼鏡レンズは材質などでバラツキがありますが、n=1.50~1.57 ガラスもだいぶバラツキがありますが、一般的なソーダガラスだと n=1.51 などなどだそうです。インターネットで調べるといくらでも資料は入手できます。 なお、単に波の速さが遅い媒質から、速い媒質に向かう向きとはいえ、入射する角度が境界に対して垂直(入射角が小さい)に近いときには全反射は観察されません。「臨界角」よりも大きな入射角で波を入射させる必要があります。 臨界角とは、臨界角で入射させたとき、屈折角が90° になる、入射角です。 ということで、お尋ねの答の一例としては 光の場合なら、 水(n=1.33)から空気(n=1.00)に向かって、その境界に、臨界角より大きい入射角で光を照射すると、全反射します。光の速さが遅い水中から、より速い空気に向かって入射させるときです。 このときの臨界角θ0は sin(θ0)=(1.00/1.33) θ0≒49° です。
お礼
分かりました。 お詳しいご回答、ありがとうございました。