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感受性・・・って?
ある動物に対して強毒なウイルスは、感受性のある他の動物種に対しても強毒ですか? 言葉の意味が理解できなくって困りました。 よろしくお願いします。
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一応ウイルスの専門家です。 感受性という言葉は感染症の分野ではきちんとした意味がある専門用語です。つまり、ある特定の病原体について、ある動物が感染する場合、「この動物はこのウイルスに対して感受性がある」という言い方をします。 また感受性は感染した結果起きる疾病の重篤性も関係します。感受性が高いというのは、そのウイルスに感染するとより重篤な疾病を起こすことを意味します。 で、ご質問ですが、 >ある動物に対して強毒なウイルスは、感受性のある他の動物種に対しても強毒ですか? そうとは限りません。 例えば鳥インフルエンザウイルスには大半の鳥類が感受性を持ちますが(鳥インフルエンザウイルスは大半の鳥類に感染しますが、と書いても同義)、鶏は高病原性のウイルスであればほぼ100%の致死率を示すほど重篤な病原性を示しますが、同じ高病原性のウイルスがカモに感染しても症状は示すものの致死率は非常に低いです。 他にもスズメの致死率は高いがカラスはそうでもない、などと鳥種によって病原性、あるいは毒性が異なります。 つまり、感受性は「有無」だけでなく、「高低」もあるわけです。 鳥インフルエンザウイルスだけでなく、他の大多数のウイルスに、同じように感受性動物に対する病原性の違いがあります。
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- bakansky
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国語の問題のような気もしますが、一応回答してみます。 たとえば 鯉ヘルペス の場合を考えてみると、鯉はもちろんそのウィルスに対して 「感受性」 があります。つまり、感染します。しかし、人には感染しないので、人は鯉ヘルペスに対して 「感受性」 を有しない、といえます。 その影響を被るかどうか、それが 「感受性」 という言葉で表されています。
お礼
私もこの考え方でした。 貴重な時間をさいていただいて、ありがとうございました。
お礼
なるほど納得です。 感受性の有無だけでなく、高低もあるのですね。 それは知りませんでした。 目からうろこです。 ありがとうございました!