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食塩非感受性の高血圧
先日、父が健康診断で高血圧(145/95)で引っかかり、そこから減塩生活(1日6g前後)を半年近く続けています。もちろん病院の指導のもとです。しかし、一向に改善する様子がありません。 そこで調べてみると、高血圧には食塩「感受性」と「非感受性」の2種類があることが分かり、日本人の大半は「非感受性」タイプらしいです。父もこのタイプではないのかと考えています。 そこで質問なのですが、 (1)「感受性」か「非感受性」かを普通の病院で調べることはできるのでしょか? (2)このような「食塩非感受性」の人に対する治療法はどのようなものがあるのでしょうか? いろいろと調べてみましたが、どれも「感受性」の方に対するものばかりで「減塩」というものばかりでした。もちろんお医者さんにも相談しましたが、やっぱり「減塩」としか言われませんでした。感受性の方が減塩することで効果があるのは理解できます。しかし、「非感受性」の方は食塩が原因でないから「非感受性」なのではないのでしょか?今は「非感受性」でも将来的に「感受性」に変わる危険性があるので「減塩」が必要だという説明は理解できます。でもそれは「予防」であって、「治療法」ではないと思います。「非感受性」の方に対して効果がある治療法が知りたいのです。 どなたか詳しい方、教えていただけますとありがたいです。宜しくお願いします。
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- USB99
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食塩感受性の有無について遺伝子レベルでの解析が行われていますが、どの遺伝子も食塩感受性の弱い相関しかなく、有名なAGTM235T遺伝子の多型性について調べてくれる民間業者もいますが、これとてそう強い関係はないので、今のところ、簡単に決定する方法はありません。実際、LIFE研究のサブ解析で遺伝子の違いと降圧剤の効きの違いはでませんでした。 ただ、大多数の人が血圧を気にするのは、血圧が高いのが嫌だからではなく、血圧が高いと心筋梗塞や脳梗塞などを発症しやすくなるからなのです。ですから、血圧が下がらなくても脳梗塞や心筋梗塞の発症頻度が下がれば、いいのです。 この意味で下記論文は、重要です。この論文は、食塩感受性がある黒人だけでなく、食塩感受性がない人の多い白人でも減塩食(これは3gと厳しい減塩食ですが)にて心筋梗塞や脳梗塞の発症頻度が低くなる事を示しています。 血圧を下げる目的次第です。
お礼
ご回答ありがとうございます。感受性かどうかを判別することはできないのですね。今後の医学に期待したいと思います。それと、治療法に関してもやはり特に区別することはないということでしょうか。。。減塩によってその後の病気の発症頻度が下がるので有意義なことは理解できますが、「高血圧」という病気の治療はならないのですよね?このままいくと薬物療法になるかもしれないし、その前に父の「高血圧」という病名をなくしてあげたいです。。。