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英語の多読の効果について
- 多読の効果についてご教示ください。
- なぜリスニングやスピーキングができるようになるのかがよく分かりません。
- 本を辞書を引かずに読むようですが、それで語彙力はつくのでしょうか?
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少し前に多読を始めた者です。学生ではありません。 とりあえず、項目別回答を。 (1) 英語(言葉)の音の流れは早いです。 多読を続けると、話す速度以上に早く読めるようになるそうで、 つまりは、英語の処理・理解が高速化するため、聞き取りも楽になるそうです。 これは、容易に想像がつくと思います。 自分が黙読出来る速さで理解出来れば、同等の速さで流れる英語が理解できるのも当然です。 もちろん、発音の問題で聞き取れない音もあるでしょうけど、これは慣れです。 (2) 絵本を読めば、分からない単語も結構な率で、絵から正しく推測できます。 しかし、正しい発音は分かりません。それに、絵本ばかり読むわけにもいかないので、 あまり絵の無い中級レベル以上の本を読む段階では、多読だけで語彙が増えるのか私も疑問です。 それに、推測だと間違いもあります。本当に長い目で見ても、 「catは、何か動物みたいだぁ。」とA本で知り、B本では「白い動物かぁ。」と知り、 C本でようやくネコと知り、色は関係かなったと気づきます。少し効率が悪いですね。 C本を読む頃には、catの単語が完全に記憶から消えているかもしれません。 (上記の「A本」などは「Aページ」などと考える事も出来ます) 子供・中学生・新高校生なら500以下?だろうから、 単語帳で一気に覚えた方が効率的だと思います(個人的意見)。 多読理論の良いところは取り入れ、「う~ん・・・」と言う面は、 各自、少し時間をさいて学習した方が良いと思います。 なので、結局、単語帳で基本は押さえたうえで、 多読でも、知らない単語の何%かでも辞書を引いてみたほうがいい気がします。 多読だけで語彙が増えたと書いている人もいましたが、もともと受験で身に着けた語彙のある人かもしれません。 (3) ある程度年齢を重ねた人の英語学習にはやはり文法は必須です。 受験問題を解くうえでも文法の勉強はしておいた方が良いと思います。 英作文では特にペンが進まないでしょう。 そのほか、答えが一つしか無い、わけのわからない書き換え問題が出たりするからです。 多読だけでは、わけのわからない書き換え問題の意図がつかめません。 文法を問う問題も多いので、文法を意識しない多読は、受験勉強とは別物だと思います(今の主題傾向は知りませんが)。 受験対策としての、英語を綺麗な日本語に直す練習は必要だと思いますが、 これは、中3・高校生になってからでも十分だと思います。 (4) 受験は、英語クイズなので、多読のみを行うよりは、 問題集で問題になれる方が良い気がします。 しかし、長文問題もあるので、多読を行うと長文を読むのに身の毛がよだたなくなります。 長文で点数差が付くので、長文を楽に読める人は優位でしょうね。 まとめ: 多読学校に行くかどうかにかかわらず、 簡単な英語、スラスラ読める英語を毎日のように読む事は、英語学習・受験英語でも大切です。 受験勉強には文法知識は必要。問題を解く練習も大切。 そして、英文解釈(多読・精読)も必要。 >多読の方が将来役立ちそうだとは思うのですが、効果については半信半疑です。 受験英語力じゃない英語力全般なら、多読の方が各段に付きます。 受験英語はクイズです(少なくとも昔は)。 >特に、大学受験で勉強量の割に効果が少ないようだと踏ん切りがつきません。 多読だ多読!!今日もいっぱい読むぞ!! と言うのは時間がもったいないかもしれませんね。 意気込まず、日に30分だけ読み続ければ、3年後?6年後?もっと先ですか? 大学受験の頃には、相当英語力がついている気がします。 多読学校に通うとすれば、英語の苦手意識は消えるでしょう。 しかし、文法・問題集の勉強もしておかないと受験には不安です。 ちなみに、文法なんて、その気になれば半年で中高6年分終わります。身に付きます。 文法中心の学校へ通っても、英文を読む習慣をつけないと、 長文を見るたびに、身の毛をよだたせて、長文を読まずに、 問題文の選択肢から、それっぽい本文を見つけて回答するあてずっぽ回答をするタイプになります。(笑) 難関大を受ける方にはそんな人いないと思いますが。(;^^) それでは、あとは質問者様の判断で先行きを。。。
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- yingtao7
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子供さんの学年や、現在の状況にもよります。 受験本番まで時間がない場合、チンタラ本読みをしている暇はありません。入試テストに直結する参考書や問題集をするべきです。 学校の授業に後れを取っているような場合は、文法重視で補習してもらえる塾を選ぶべきだと思います。 1.多読と聞く・話す 読んで理解できないものは聞いても理解できません。 耳が良ければ正確な音として聞き取れますが、それだけでは単に意味の分からない呪文になってしまうでしょう。 書き文字なら自分のペースで理解して行けますが、聞き取りだと一発勝負で文頭から理解して行かないといけません。 ですので、多読で文等から読み下して意味を理解する訓練はリスニングに役立つと言えます。 また、そのような塾では教材についているCDを聞いたり、聞き取った言葉を同じように自分も口にする(シャドーイング)などの指導があるはずです。 2.語彙力について 絶対に辞書を死んでも引くなという指導はしてないと思いますよ。 日本語の本を読むときでも多少知らない漢字や言葉が出てきたらスルーするのだから、英語の本も同じようにスルーしてみてはという意味だと自分は考えています。 もちろんわからない単語だらけだと意味がないので、指導員がきちんと生徒の力を見極めるでしょう。 何度も目にする単語は自然と覚えます。 また、見たことあるけど意味がどうしても思い出せない・もどかしいと思う瞬間が必ず出てきますし、そのタイミングで辞書を引くとすごく覚えやすいです。 単語帳で機械的に覚えるだけよりも、ストーリーの中で出てきた単語の方が記憶に残りやすいです。 3.受験対策について 入試直前まで本読みだけをする生徒はいないでしょう。 受験勉強、テスト対策だけを求めるのであれば、英文解釈や文法をメインの塾にするべきです。 多読は受験の先、学問や仕事で英語を使う時に役に立つ勉強法だと思います。 受験に対する多読の効果ですが、はっきりこれとは言えないような。長文問題を読むスピードが上がる、自分は英語が得意でネイティブと同じ本を楽しんでいるのだから入試テストごとき何でもないという自信がつくとか。 たとえば走り込みはどのスポーツをするにしても重要な基礎ですが、それだけでは試合に勝てません。パス練習やシュート練習、そして練習試合。そういったことも重要です。 それと同じで、受験にも英文をたくさん読めるという基礎体力、文法の知識、和訳のテクニック、そして模擬試験が重要なんじゃないでしょうか。 4.受験と多読 一か十かという考えをしなくてもよいのでは? 多読は大切ですが、精読も当然大切です。両方あってのことです。 学年が下であれば多読も併用して英語への心理的抵抗感をなくし、受験本番になったら実践的な対策に切り替えればいいだけの話です。
お礼
中高一貫校の中1ですので大学受験までにはまだ十分時間があります。 多読で文頭から理解する訓練がリスニングに役立ち、塾でもきちんとした指導があるのですね。 文法・精読も大切にしながら、受験が近付いたら受験対策に専念するということですね。 いろいろとアドバイスいただきありがとうございました。
- tance
- ベストアンサー率57% (402/704)
受験対策が必須なら、英語全般をバランス良く身につけることはとりあえず諦めるしかないでしょう。 多読の効果はあると思いますよ。 「よろしくお願い申し上げ致します」 って変ですよね。 何故変だと一瞬で解るのでしょうか。聞き慣れないからです。 辞書を引くとどうしても「単語の意味」を言葉で覚えてしまいます。 たとえば、teachは教える、わかるはunderstand, とか。 そこで、「駅への行き方を教えてくれませんか?」を Could you teach me how to get the station? なんて言ったり、 「彼が何歳だかわかりますか?」をDo you understand how old he is? なんて言ったり、というお笑いネタが生まれるのです。 (上記例では、teachはtell, understandはknowなどでないとオカシイ) 辞書を引かないということは英語を直接イメージに変換するために必要なのでしょう。 全てが多読で解決するかどうかは解りませんが、上記の3例のようなトンチンカンな言い方を 覚えてしまわないためには有用だと思います。 英作文の宿題が出るとしましょう。一生懸命考えて、辞書も引いて、長時間かけて何度も直して、提出します。 でも、相当できる人でもネイティブが添削すると、訂正だらけになります。上記のような、通じるかも しれないがおかしい表現が満載なのでしょう。 そして、そのオカシイ英語を長時間かけて何度も読み直し、頭にすり込んでしまっているのです。 これは恐ろしいことです。 それより、正しい英語をたくさんインプットする方がはるかに安全で確実だと思います。
お礼
わかりやすい例で教えていただきありがとうございます。 多読が英作文にも役立つとは知りませんでした。 回り道のようで、実は大学受験にも結構役立つのかもしれませんね。
- sknuuu
- ベストアンサー率43% (408/934)
(1) これは推測ですが,多くを読んでいるうちに,単語や文の構成が頭に蓄積されるとともに,脳内の情報伝達組織が発達し,listeningやspeakingの際にそれらの情報が引き出される反応が早くなるためではないかと思います(単なる私の推測) (通常でも情報はちゃんと蓄積されているが,それが活性化されないため,反応が遅いか,引き出されないため「記憶していない」という結果になる勝手につくった仮定のレベル) 多くの研究はあると思うのですが,そういう研究結果を読んだことがないので,断定的なことは言えません ただ,私の経験上,reading量を増やすことで,listeningとspeakingは向上しました(と思っています) (2) 最終的には必ず辞書で意味を調べるのが大切です 単語の正しい意味を推測する能力は向上します(似たような音感・接辞から推測する能力)が,あくまでも「当たった」という域を出ないところもありますので (3)(4) 天秤にかけるのであれば,大事だと思う方を選択されたらいいと思います 私はreadingの量も,文法理解もどちらも大事だと思いますので 「多読」という表現はどうもしっくりこないところがあり,実際どのように教えているのかも知らないんですが,多くを読むことによって「いかに読むか」という姿勢が必ず芽生えるはずです やみくもにいっぱい読めばいいということではないと思います ですから,Reading Skillといいますか,main ideas や supporting ideasをしっかりとらえたり, skimming, predicting, scanningの練習は必要かと思います(この部分は一種のトレーニングです) Readingの効果に半信半疑なのは,効果を測るものさしがないからでしょうね 文法的なものですと一目瞭然,「正解不正解」ですから もし疑わしいのであれば,無理にやらずともいいのでは ただ,将来英語を使って勉強することがあるとすれば,多くのreadingをこなす能力がなければ授業にはついていけないでしょう 日本語でも同様ですが
お礼
・実際に読む量を増やすことによって、聴く・話す能力が向上したのですね。 ・多読は、辞書で調べないのが前提かと思っていました。 やはり調べないと語彙力はつかないですよね。 ・多く読める能力がないと将来使えないのですね。 貴重なご経験談をありがとうございました。
お礼
・英語の処理・理解が高速化するため聞き取りも楽になる、というのは納得できます。 ・多読理論の良いところは取り入れ、単語などは別途時間をさいて学習するというのも よさそうですね。 ・英語力全般なら多読の方が各段に付くというところに惹かれます。 あとは、文法・精読など受験対策を中3以降ぐらいに並行して進めればよいということ ですね。 大変参考になりました。ありがとうございました。