28 June 2012 ネイチャーの記事です。
(1)Cerletti et al. propose that reduced inflammation ― hallmark of calorie restriction ― may be enabling MSCs to efficiently regenerate damaged tissue.
Cerlettiらは食事制限の特徴である炎症の減少が損傷した組織を効率的に産生させるためにMSCを利用可能にできる可能性を提唱する。
でいいのでしょうか。
(2)Paneth cells from rapamycin-treated mice stimulated ISCs to form organoid bodies in vitro, just as those from calorie-restricted animals did.
ラパマイシン処置をしたマウスのパネート細胞はカロリー制限をしたマウスのような結果と同じように生体外の原形質器官体を形成するためにISCsを刺激した。
と訳してみましたがいかがでしょうか。
>(1)Cerletti et al. propose that reduced inflammation ― hallmark of calorie restriction ― may be enabling MSCs to efficiently regenerate damaged tissue.
「Cerlettiらは、カロリー制限の著しい特徴である炎症の改善は、MSC(間葉系幹細胞)が、損傷組織の再生のために働いた結果ではないかと、主張している。」
>(2)Paneth cells from rapamycin-treated mice stimulated ISCs to form organoid bodies in vitro, just as those from calorie-restricted animals did.
「ラパマイシン(免疫抑制剤の一つ)処置したマウスのパネート細胞(小腸にある抗菌性細胞)がICS(小腸幹細胞?)を刺激して、オルガノイド組織体(立体的な生体組織構造体)を生体外で形成させた。それはちょうど、カロリー制限した実験動物と同じようであった。」
う、うーん。何をしたかはおぼろげに分かりますが、何のためにやったかはサッパリです。再生医療関係だとは思いますが。最近、耳にする「少なく喰えば、健康で長生き」の話でしょうか。
お礼
食事制限が唯一の長生きの方法であるということはマウスの実験系において前々から言われていることですがそれに対してやっぱりそうなんだよというようなことを確かめるための実験なのですかね。 いつも提唱だとかちょっと大げさな表現で訳してしまうのでproposeなども主張したという言い回しやほかの角ばった言葉も日本語に直した際にものすごく滑らかで丁寧である表現で解説してくださりほんとうにありがとうございます。