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短刀で胸を刺す 短刀を胸に刺す

どちらのは正しいですか? また、「彼は針で指を刺した」。 前者の方が大事泉の例文でありますけど、ちょっと意外です。 大事泉によって「刺す」とは「先の鋭くとがったものを中に突き入れる。突き立てる。突き通す」という意で「刃などを胸に刺す」というになるのは正しいだと思いますけど。 つまり「刺す」というのは他動詞なのです。 また、「刺す」にはほかの意味があります。「その一言が私の胸を刺した」。それは抽象的な意味です。 お願いします。

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noname#160411
noname#160411
回答No.4

非常に興味深い質問です。考えてみました。 似たような他の例を挙げてみます。 「花で部屋を飾る」と「花を部屋に飾る」。両方正しいのですが、意味合いが少し違います。 「花で部屋を飾る」は「部屋を飾る」のが主目的。「何だか私の部屋って殺風景ね。何かで飾りたいわ。そうだ、お花で飾りましょう。」という感じ。 「花を部屋に飾る」は「花を飾る」のが主目的。「せっかくお花をもらったからどこかに飾らなくっちゃ。トイレでもいいんだけどやっぱりお部屋に飾ろうっと。」という感じ。 この例から考えると、「~を」が文の主要な情報、「~で、~に」は付帯的情報と言えるのではないでしょうか。 質問の例を、少し形を変えて考えると、 「彼は、短刀で胸を刺されて死んでいた。」とは言う。「胸を刺された」のが致命傷だったからで(主要な情報)、たまたま凶器が「短刀」だったということ(付帯的情報)。だから、「彼は、短刀を胸に刺されて死んでいた」とは言わないことはないが、自然ではない。 「刑事は、短刀を胸に刺したままの状態で犯人を追いかけた。」とは言う。「短刀を刺したまま」だということが驚きの中心で(主要な情報)、胸だろうが腹だろうが腕だろうが痛いことに変わりはない(付帯的情報)。「刑事は、短刀で胸を刺したままの状態で犯人を追いかけた。」というと、自分で腹を刺したように聞こえる。 と考えたのですが、いかがでしょう。何かありましたら補足質問をお願いします。

babak159
質問者

お礼

詳しいご解答ありがとうございました。

その他の回答 (4)

回答No.5

> 短刀で胸を刺す 短刀を胸に刺す どちらも正しい使い方ですね。 前者では胸を刺した手段が強調され、 後者では短刀を刺した場所・対象が強調されます。 ・・・というのが一般的な区別のつけ方でしょうが、 実は区別のつけ方は何通りかあるのです。 何通りもあるというのはおかしいと思われるかもしれませんが、 それは謀らずも質問者さんの質問によって 回答者の方すべてが暗示にかけられたからなんですね。 どちらが正しいかと訊かれれば、 その違いを探そうと一生懸命考えるのが人間です。 ところが、同じ文でも書かれたものと話されたものでは 必ずしも同じ意味になるとは限りません。 書かれた文では読み手の解釈によって一定ではありませんし、 話された文では話し手のアクセントの置き方によって異なるのです。 おそらく質問者さんはそのようなことは考えずに この質問をされたのだと推測します。 ただ、その辺りの補足をしなければ 私はあまり意味のないやり取りになるように思うのですが、 質問者さんはどのように思われるでしょうか。 それと失礼を承知で申し上げますが、 > また、「彼は針で指を刺した」。 以降は質問なのか独論なのかよく分かりません。 ただ、自動詞だの他動詞だのといってるうちは まだ言葉の真の意味は理解できないと私は思います。 なぜなら文法というものは言語を体系的に理論付けるために 後世になって作られたものだからです。 言語自体はそのずっと前からありましたよね。 人は文法を意識して話したり書いたりしてるわけではありません。 私たちの普段の会話の中でも 文法通りになっていない会話はいくらでもあるでしょう。 でも、文法よりも話の中身の方が大事なのですね。 ご質問に対する回答とはかけ離れてしまったかもしれませんが、 少し気になったのでアドバイスさせていただきました。 ご参考になれば幸いです。

babak159
質問者

お礼

それなのに文法ということは役に立つことである限り実在します。現在の教育体制では文法を強調しないけれど、実際にそれを無意識に分かるというのは目的であります。それから誰一人も文法が役立たずだと思わないなのです。 母語を話せる人には母語を分かるわけがありません。それは無意識のことであります。

  • cxe28284
  • ベストアンサー率21% (932/4336)
回答No.3

短刀で胸を刺す。刺すの目的語は胸を、短刀での格助詞「で」は道具、手段の用法の「で」 になります。 針で指を刺した。指は目的語で、指をを刺した道具が針である。 短刀を胸に刺す。 あまり使わない表現ですが、胸にの「に」は対象を表す用法 彼は短刀を胸に刺し死んでいた。目的語は「短刀を」になります。

babak159
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。参考になります。

回答No.2

>つまり「刺す」というのは他動詞なのです。 この用例では、他動詞ですと言うべきで、「刺す」全般を他動詞と決め付けてはいけません、「刺す」は、「開く」などと同様に自動詞でもありますからね。 両者ともに正しい日本語でしょうが、自動詞・他動詞の区別が念頭にある人ならば、両者の差異とは、その力点であり、つまり、目的の、「胸を」、「短刀を」に力点があると考えられます。しかしながら、一般的な日本人は、他動詞・自動詞の峻別法自体を知りませんし、そんな区別を全く意識していませんから、そういう普通の人には力点もへったくれもありません。

babak159
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 「道を歩く」ようにではないでしょうか?「を」を「通る」の意。 ナイフは胸を歩くようにぼろぼろにする。

  • hunaskin
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回答No.1

>短刀で胸を刺す 短刀を胸に刺す どちらも正しいです。 私は 前者は「刺す」という行為に重点が置かれ 後者は何で刺したのかに重点が置かれた文章 というようにニュアンスを汲みます。 「刺す」という言葉は多くの場合は意思を以って「刺す」場合に使われる言葉ですが 「彼は針で指を刺した」のようにうっかり「刺さってしまった」場合にも、そこに意思はないのですが「刺す」ということもあるのです。

babak159
質問者

お礼

疾いご回答ありがとうございました。

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