※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:力学の問題の解答で下記の点がわかりません。)
連結剛体の運動エネルギーと角速度の関係
このQ&Aのポイント
連結剛体の問題において、運動エネルギーと角速度の関係性を考えると、連結前の運動エネルギーと連結後の運動エネルギーを比較することで、連結によって全体の運動エネルギーが減ることを示すことができます。
慣性モーメントは回転運動における回転しづらさを表す性質であり、直線運動における質量に相当します。角速度は回転の速さを表し、角運動量は回転運動の運動量を表します。
連結前の剛体の運動エネルギーは、慣性モーメントと角速度の二乗の積で計算されます。連結後の剛体の運動エネルギーも同様に計算できます。
力学の問題の解答で、理解できないところがあるので教えていただけませんか。
問題は下記の通りです。
【共通の固定軸のまわりに角速度ω1,ω2(ω1≠ω2)で回転している剛体(慣性モーメントはそれぞれI1, I2)が急に連結されて1つの剛体になる場合について、以下の問い((1)~(4))に答えよ。
(1)連結前の全体の運動エネルギーはいくらか。
(2)連結後の剛体の角速度はいくらか。
(3)連結後の全体の運動エネルギーはいくらか。
(4)連結によって全体の運動エネルギーが減ることを示せ。】
この問題の解答は以下のようになっていました。
【(1)
慣性モーメントは、回転運動における回転しづらさのようなもので、直線運動に対する質量に対応する。
運動エネルギー=(1/2)(慣性モーメント)×(角速度)^2
なので、
E=(1/2)I1(ω1)^2+(1/2)I2(ω2)^2...答
(2)
角運動量の保存より
(角運動量)=(慣性モーメント)×(角速度)...直線運動での質量×速度に対応
慣性モーメントは和になります。
もとめる角速度をωとして
I1ω1+I2ω2=(I1+I2)ω
ω=(I1ω1+I2ω2)/(I1+I2)...答
(3)
(1)と同様
E=(1/2)(I1+I2)ω^2
=(1/2)(I1+I2)(I1ω1+I2ω2)^2/(I1+I2)^2
=(1/2)(I1ω1+I2ω2)^2/(I1+I2)...答
(4)
(1)の運動エネルギーをEi, (3)の運動エネルギーをEfとし、Ef/Eiを求めます(初状態Initial,終状態Final)。
Ef/Ei
=(I1ω1+I2ω2)^2/(I1+I2)・1/(I1(ω1)^2+I2(ω2)^2)
=(I1ω1+I2ω2)^2/{(I1+I2)・(I1(ω1)^2+I2(ω2)^2)}
=(I1^2・ω1^2+2I1I2ω1ω2+I2^2・ω2^2)/{I1^2・ω1^2+I1I2・ω1^2+I1I2・ω2^2+I2^2・ω2^2}
分子-分母
=2I1I2ω1ω2-(I1I2・ω1^2+I1I2・ω2^2)
=I1I2(2ω1ω2-ω1^2-ω2^2)
=-I1I2(ω1-ω2)^2
<0...慣性モーメントは(質量)×(回転軸からの距離)に対応するため、正
分母は慣性モーメントと角速度の平方との積の和なので、正
従って、分子<分母、分母>0なので、
Ef/Ei<1
Ef<Eiで、運動エネルギーが減少している。】
この問題の解答を見ていて思ったのですが、
(4)連結によって全体の運動エネルギーが減ることを示せ。
という問いで
分子-分母
=2I1I2ω1ω2-(I1I2・ω1^2+I1I2・ω2^2)
=I1I2(2ω1ω2-ω1^2-ω2^2)
=-I1I2(ω1-ω2)^2
<0
この時点で、Ef/Ei<1となって、連結によって全体の運動エネルギーは減るという題意は示されていると思うのですが、以下の操作は一体何のために行っているのでしょうか?
よろしければ教えていただけないでしょうか?
【慣性モーメントは(質量)×(回転軸からの距離)に対応するため、正
分母は慣性モーメントと角速度の平方との積の和なので、正
従って、分子<分母、分母>0なので、
Ef/Ei<1
Ef<Eiで、運動エネルギーが減少している。】
お礼
どうもありがとうございました!