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科学の先にある疑問
もしも今後、科学が究極的に発展し、森羅万象におけるあらゆる因果関係を解き明かしたとしたら もはやそれ以上、科学的な研究をする余地がなくなり、科学という営みは完結してしまいます。 そんな完結した科学の先にある疑問は、なぜ、もしくはどうして存在するのかというものだと思うのです。 例えば、なぜエネルギーというものが存在しているのか、なぜ素粒子が存在しているのかなど 未来の人々はそれらの存在理由を探っていくと思うのです。 科学では客観性や普遍性、整合性などを拠りどころとして自然を理解しようとしますが 存在理由の探究についてはなにを拠りどころにすれば、納得できる答えが得られると思いますか? 回答よろしくお願いします。
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- アウストラロ ピテクス(@ngkdddjkk)
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No.17さんも言っている通り、考えるだけ無駄です。 ゲーデルの不完全性から、人間の考えるものは不完全です。 物理学はある仮定のもと積み上げられています。実験を説明できないものが出てきたとき、それを補うために新しい理論が考えられます。既存の理論と整合がとれるように。すると、物理学は不完全という結論になります。 人間は、実際にそこで起こっていることの、時空への射影しか見ることができないのです。 森羅万象…という仮定が"ありえない"んです。
- ha5050
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存在理由など考えるだけ時間の無駄。理由などない。必要ない。
- reflector
- ベストアンサー率7% (37/491)
自然の摂理が理解できるようになれば、シャンバラと呼ばれる巨大なUFOも創り出せます。 太陽に近づき、重イオンを採取している姿を望遠鏡で確認され、皆さんが絶叫していたようですので。 スーパーカミオカンデって、シンチレーター検出器とガイガー管の合体応用版としか思えない。 >存在理由の探究についてはなにを拠りどころにすれば、納得できる答えが得られると思いますか? 数十年掛かろうが、数百年掛かろうが科学分野に携わった人達が協力し合い研究すればいいことだし、無理難題でもないでしょうって。 時間の逆行と次世代エネルギー開発、人工レアメタル分野に穴を開けるつもりですから。
- LB05
- ベストアンサー率52% (593/1121)
直接の回答とはなりませんが。 『科学』というモノが、『森羅万象におけるあらゆる因果関係を解き明かす』事だけを目標としているなら、御指摘通り『科学という営みは完結』するかもしれませんが・・・・そもそも『科学』って何ですか?ナゾを解くだけが科学ですか? ワタシ、(物理屋とか化学屋とは本質的に相容れない)機械工学系の研究者なんですけど、この種の議論がメディアに流れる度イライラしています。 『科学』とは『原理を知る事』だけではありません。ヒトがその原理を自由に利用出来る様になって、初めてそのジャンルの『科学的究明』は完結します。『森羅万象におけるあらゆる因果関係を解き明かす』事が終わっても、それは今まで知らなかった事が判ったということに過ぎず、まだヒトのモノではありません。 仮に世の中の全ての現象を理論的に説明出来たとしたら、次に来るのはその理論の利用です。つまり発見された理論を用いて『この大宇宙に存在しなかったモノ』を生み出す行為が次に来るワケで、本来存在しなかったモノを作り出すということは、その可能性・発展性は無限大であり限界などありません。 ちょっと抽象的な表現になって来たので、具体的な話を考えてみましょう。 例えば・・・・宇宙物理学分野での計算をすると、地球から月までの効率のよい軌道が算出出来ます。 ここまでは物理学の分野です。 しかし軌道計算が出来たところで、『なんだ、月に行くのは結構カンタンじゃね?』とはなりません。実際にその計算通りに動く機械や装置が必要になります。そして、そんな機械を作り出すのも『科学力』です。 これは『森羅万象におけるあらゆる因果関係を解き明かす』だけでは到底実現出来ない『モノ作り』分野の話です。(しかし勿論、そのモノ作りは膨大な物理学的理論によって成立しています。) ・・・・要するに、『森羅万象におけるあらゆる因果関係を解き明かす』事が出来たとしても、もう一つ『実用化』という巨大なヤマを越えなければ、人類が利用出来る科学技術とは成り得ない、ということです。『知ること』と『作ること』は、科学に於いてはどちらが重要ということはなく、表裏一体なのであって、それも科学の進歩の一部なのです。 日本の製造業の弱体化が顕在化し始めた頃、某大手新聞社が『日本のモノ作り復活のカギは?』と題して、ノーベル賞受賞者を集めて座談会を企画した事があります。 勿論、飛び抜けた科学力を持たなければノーベル賞は受賞出来ませんが、しかしその科学力はモノ作りとは直接は関係ありませんし、ノーベル賞クラスの科学者が何十人集まろうとも、モノ作りは復活しません。 こういう『恥ずかしいほどズレまくり』の座談会を権威ある新聞社が開催してしまうところに、『科学』に対する世間の大きな誤解が見て取れます。(辛辣な言い方をしますと・・・・世間の80%を構成している『文系脳』のヒト達の科学に対する理解力は所詮その程度、ということになるのかもしれません。) >科学では客観性や普遍性、整合性などを拠りどころとして自然を理解しようとしますが 上述した様に、自然を理解することだけが科学ではありません。『知らない事を知る』というのは人類にとって大きな進歩ですが、『新たに知った事を利用して、今まで出来なかった事が出来る様になる』という事も、『科学』というものの重要な役割であり、その役割には『やり尽くした』ということはありません。 そもそも・・・・小柴博士の『スーパーカミオカンデ』、宇宙物理の進歩に大きな役割を果たしている『ハッブル宇宙望遠鏡』、最新の報道でヒッグス粒子を発見したとするSERNの加速器などは、一体誰がどうやって作ったんでしょう?『森羅万象におけるあらゆる因果関係を解き明かす』為の数々の観測装置は、『因果関係を解き明かす』のとは別の驚異的な科学力によって生み出されているのです。 『神の国の理論を地上に引き摺り下ろす』研究を生業としているワタシや同僚や弟子達は、科学の限界や行き止まりなど信じていません。仮に物理屋どもが紙の上で宇宙の全てを証明出来たとしたら、宇宙物理屋はそれで失業でしょうが、しかしそこから我々の新たなチャレンジが始まります。 そしてそのチャレンジは無限に続きます。
- B-juggler
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No.2,7 です (三回目)ゴメンね、何度も。 えっと、少しスタート地点が違ったようね。 お礼の文中に 以下 引用を失礼します。~~~~ >理由が分からないから、これまで自然科学を探求してきたのが人間なんじゃないか? そんなことはないと思います。 だって科学者は自然を様々な概念で解釈しようとはしても、存在の理由なんて 問わないじゃないですか。 まず科学上の概念が存在することを認めることができ、それがどのようなものであるのか 納得のいく説明ができたら、考えをそこで止めてしまう。 理由なんてあろうがなかろうがきっと興味ないんだと思います。 ~~~~ まずちょっとここで。 自然科学は、解き明かすためのツールでしかない。 存在している、していない、それを考えるのは、哲学の方面です。 実際に、説明がつかない現象もたくさんありますね。存在はしていても。 間違っていたこともたくさんあるし。 #ニュートリノ に質量があるって間違えていたしね^^; #数学で行けば、完全性定理を証明しようとして、不完全だということが分かった! ただ、自然科学において、そうしておいた方が整合性がつく!ってだけで いろいろな法則や定理を見つけてきただけ。 よくよく考えてみれば、「万有引力」だって本当に ヒッグス粒子によって 質量が付けられたから存在しているのか? あるいは別のことなのか? 別の論理体系が成立してもおかしくない。それで整合性が取れればね。 少し線引きが違ったようです。 存在の証明をするのは科学の仕事じゃない。 現象の解明をするのが科学の仕事。 だから解明し尽くしたら哲学なんだ~^^; しかし、哲学だけでは存在の証明は出来ない。 #不完全性定理も絡んでくるしね。 「無味乾燥な科学上の概念」と書かれているけれど、 No.7に書いているけれど、「科学」と「哲学」はもはや切り離せないから かなり苦しいと思うよ。 『分かりえない』って言うのが正解なのかもね。 実際にそのときになって見て、どうやって考えるか? σ(・・*)は哲学に行き着くと思うけど、「現象の目的」だったり 「現象の存在」を確かめるためには、「現象」自身が分からないといけないから、 科学的に考察することになるだろうし、 その考察自身は哲学になるはずだし。 No.8さんも書いてくださっているとおり、 堂々巡りだと思うよ・・・。 ただ最後に1つ言えるのは、 「現時点での自然科学の解釈が全て正しい」ということが証明できてはじめて、 今度はそれを構成する要素(クォークなど)の存在理由や、存在証明に移るんじゃないかな? σ(・・*)は、ここで必ず止まると思うけどね>< 不完全性定理でもって>< 「ありとあらゆる公理的体系は自分自身の無矛盾性を証明することが出来ない」 人間が作り上げた自然科学が正しいと証明することは、自然科学や人間では証明できない。 こういい変えることができるから。 これは勝手な観測なんだけど、同時平行的に進んでいくんじゃないかな? 存在理由は分かるかどうか? ただ存在は解明と一緒に見つかっていくんだと思うよ。 存在理由は、どうしたって最後は人間に落ちるよ。 人間の存在証明、人類の存在証明に行き着くと思うよ。 自然科学も人間が作り出しているんだから。 「胡蝶の夢」でしかないような気がするけどね・・・。 (=^. .^=) m(_ _)m (=^. .^=) 納得のいく答えは得られないと思うよ。今のσ(・・*)たちでは無理。 哲学で出しなおしてみたら? 向こうは本職だから、こういうのは。 代数学屋・電気工学屋はそう思うよ。
- mazeran
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No,4です。 お礼をありがとうございます。 >>存在している理由などがわかっている >是非教えてください。 これは質問の仮定の結果を書いたまでです。 存在している理由がわからないまま、森羅万象におけるあらゆる因果関係はわからない。と言いたかったんです。 >・・・扱うものが自然科学の概念である以上は科学で扱ってもいいんじゃないかと思います。 私は扱えないから様々な「学問」が現在存在しているのだと思います。 あくまで「思います。」です。 「餅は餅屋」と言う言葉があるように、専門家の方が長けているので学問は「分化」されたのだと考えます。 前にも書きましたが、元々は「一つ」だと思います。 現に、物理の分野をやろうとすると「数学」が必要になり、数学を極めようとすればある程度の「歴史」を知る必要がある。 その歴史には、「宗教」的な思考も踏まえる必要も出てくるし、理解しようとすれば「国語」の力も必要となる。 かなり強引な例えですが、人間の思考の根源と言うか、「知りたい」と言う欲求の大元は一つなんだと考えます。 それが各専門分野に別れて、それぞれの道で極めて行く。 曖昧なことを書きますが、間違っていたら忘れてください。 「自然科学」の中には、「自然哲学」と言うものも含まれると思います。 なので、やはり物の存在理由を考えるには、「哲学」と言う学問で攻めることが賢明かと思います。 我々科学・技術を使うことを生業とする者は、物の存在理由など考えたところで得るものはないと考えます。 我々は、存在している物に対しての自然現象なりを理解して、人間の生活をより豊かに便利にしようとしているわけです。(使い方によっては「破壊」もありますが) 使う人間の心理などの考察はしないのと同じことが言えると思います。 それは「心理学」とか「行動学」の専門家に委ねればいいことであり、その研究結果を利用することで、科学・技術の正しい利用方法に応用が利くわけです。 まあ私もここまでちゃんと考えたこともないので、一般的な考え方ではないかも知れませんが、学者・技術者と言う立場ではなく、あくまで個人の考え方としてください。 ですので確実に間違っていると思われる部分もあるかと思いますが、ご容赦願います。
- raiden787
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人間の認識にも思考能力にも限界がある一方で森羅万象はほぼ無限である以上は全ての因果関係を解き明かすことは不可能かと思います。
- アウストラロ ピテクス(@ngkdddjkk)
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度々すみません。No.1です。 エネルギーは概念です。勘違いなく。 実態があるかどうかもわかりません。 現代物理の先になにがあるかはわからないので、先々のことを見通すことは意味がないと言った方がいいですかね。 私の専門のことになってしまい大変恐縮ですが、当時超伝導のメカニズムを解明したとされるBCS理論(これは南部陽一郎氏の自発的対称性の破れを基にした理論で、権威があります。)が発表されたあと、物性物理はすでに新しいことは何もない、あとは応用のみだと言われた時期がありました。 しかし、高温超伝導体の登場によりBCS理論の限界とされる臨界温度より遥かに高い臨界温度の物質が現れてきてしまい、未解決問題が増えてしまったのです。(現象的には、酸化物高温超伝導体は結晶内部の圧力による圧力超伝導と言った見解がありますが、昨今の鉄系超伝導もあるため何が臨界温度を高くしているかはまだわかりません。) いくら理論が完璧でも、それを覆す実験結果が現れてしまえば、完全ではなかったことになります。未解明の実験事実がこの先現れるか?という問いの解は導き出せないのです。従って、No.1で何をもって完結かと問いを投げ掛けてしまったのです。
お礼
回答ありがとうございます。
- fxq11011
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存在?、どう言う状況を言っているのかな、物質のこと、それともその他エネルギーもふくめて?、もっと抽象的なものも含める?。 われ思う故に我あり、意味をとり違えて解釈しても、間違いでもないような気がします。 考えている自身そ存在は疑う余地なし、のほかに考えているから存在しているとも・・・・。 地球上での現象、銀河系内での現象、全宇宙での現象・・・となれば現時点では「無限」の言葉を使いたくなります。 無限の概念の中では、比較ができません、座標軸の原点も存在しえません。
お礼
回答ありがとうございます。
- masudaya
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湯川先生も同じ疑問を投げかけられて 基礎理論が確立したら,後は応用研究しか残らないとした上で, その前にみんないやになってしまうかも とおっしゃっているのを何かの本で読みました.
お礼
回答ありがとうございます。
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お礼
回答ありがとうございます。