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「まつゆきそう」のロシア語名?
ロシアの女流詩人マルシャーク原作の「森は生きている」に「まつゆきそう」という花が出てくるのですが、そのロシア語名がわかりません。 「まつゆきそう」は「待雪草」で、英名はsnowdropですが、日本では種類が少なくてもヨーロッパにはたくさんあるらしく、よく似た花でsnowflakeというのもあるらしく、種類も同じヒガンバナ科なのです。 調べたのですが、手詰まりになってしまいました。よろしくお願いします。
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ロシア語は読めないし分からないのですが、辞書があれば、大体、名詞などなら、意味は分かるのです。しかし、事情があって、辞書が使えません(少し、出て来にくい場所に仕舞っていて、明日なら、出して来ることができます)。 しかし、Подснежник が、英語の snowdrop に当たり、日本語の「まつゆきそう」に該当しているというのは、Google で検索すると、簡単に分かります。 「 Подснежник snowdrop 」で、Google で検索すると、二番目に次のページが出てきます: >http://masterica.narod.ru/EMBROIDE/cvetn/hudozh/flowers/snowdrop.htm これはページ全体がロシア語ですが、左手に花の絵があり、右手上に、その名前として、「 Подснежник 」という文字が記されています。これが、snowdrop という花だというのは、上のURLのファイル名が、snowdrop.htm になっていることから分かるのです。また、花の絵を見れば、snowdrop の花の絵になっています。 問題は、「森は生きている」という、サムイル・ヤコヴリェヴィッチ・マルシャーク(Самуил Яковлевич Маршак) の作品に出てくる、英訳で、snowdrop, 日本語訳で、「まつゆきそう」の原語が、この「 Подснежник 」かどうか、ということです。ロシア語原文と日本語訳か英語訳の本かテクストがあれば、比較してみて、対応する位置に、この単語が出てくれば、「まつゆきそう」の原語は、「 Подснежник 」だと言えるのですが、ロシア語原文テクストが、ありません。また翻訳も持っていません。従って、直接に比較できないのです。 しかし、間接的に、まず間違いないということが言えます。それは、「 Подснежник 」(これは、おそらく発音は、「パトスニェジュニク」か「パドスニェジュニク」のはずです。もし前の、「под-」に力点[アクセント]がある場合は、「ポトスニジュニク」のような可能性がありますが、多分、「パトスニェジュニク」のような発音だと思います)が、snowdrop であることは間違いがなく、かつ、マルシャークのこの作品について何かを記していると思える9キロバイトの文書に、この単語の「複数主格形」または「複数対格形」に当たる、「 Подснежники 」という単語が、四個含まれているページがあるからです。 このページのタイトルは、 >Самуил Яковлевич Маршак 1887 - 1964 >Двенадцать месяцев - Драматическая сказка (1943) となっていますが、最初の「Самуил Яковлевич Маршак」は、「サムイル・ヤコヴリェヴィッチ・マルシャーク」と読みます。作家の名前と生没年です。 次の「Двенадцать месяцев - Драматическая сказка」は、先の「Двенадцать месяцев」は、英語だと、「 The Twelve Months 」に対応します。後の「Драматическая сказка」は、確かには分からないのですが(辞書があれば確認は易しいのですが)、おそらく、英語では「 The New-Year Fairy Tale 」に当たる言葉だと考えられます(作品名のロシア語・英語併記例では、そうなっています)。つまり、これは「十二ヶ月」という作品名で、日本語訳で、「森は生きている」という作品の原題が、「Двенадцать месяцев」なのです。 このページは以下のURLにあります: >http://infolio.asf.ru/Brief/Briefrl3/marshak.html しかし、このページは何故か開きません。開いても、空白状態です。 次の検索語列を、そのままコピーして、Google の検索窓に入れると、現在、このページが単一でヒットしますから、キャッシュで見てください。キャッシュの方が、キーワードに色が付いているので、分かりやすいです。 以下の文字列を、検索文字列として使います: "Двенадцать месяцев" Маршак Подснежники 1887 この検索語列は、<「十二ヶ月」 マルシャーク まつゆきそう 1887>という意味です。1887を入れているのは、これを入れないと、多数のページがヒットするからです。 マルシャークの「十二ヶ月」について何か述べている文章のなかに、snowdrop の複数主格または対格である「Подснежники」という単語が、四回出てくる言うことは、原作での「まつゆきそう」のロシア語原語は、この言葉だったと考えられる大きな証左になります。 また、「スラヴ民話」として、次のURLにロシア語・英語の対訳形で出ている「十二ヶ月」は、同じ形の物語が、検索するとたくさん出てくるのですが、テクストをこのような形にまとめたのは、マルシャークだと考えられます(マルシャークの作品として出てくるからです)。 >blr.twelve months >http://www.meirionnydd.force9.co.uk/russian/blr.twelve%20months.html 上のページを、「Подснежник」で検索すると、Подснежник,Подснежники,Подснежников というような単語が検索されます。「-и」が付くのは、「Подснежник」の複数主格または対格で、「-ов」が付いているのは、複数生格または対格です(生格とは、所有格に大体当たります)。 左のロシア語の部分で「Подснежник」またはその変化形が出ている場合、右の対応する英語訳を見ると、必ず、snowdrop という英語の単語が出てきます。マルシャークが形をまとめた「スラヴ民話」の「十二ヶ月」という物語のなかで、英語で、snowdrop(まつゆきそう)と訳されている言葉のロシア語の原語は、「Подснежник」だということが分かるのです。 また、次のページが開くようでしたら、確認できることがあります。 >http://www.solnet.ee/sol/001/s_028.html このページは色が違う文字で、十二篇の多分、詩を載せています。最後に「(С. Маршак)」とありますから、これはマルシャークの詩なのでしょう。「ЯНВАРЬ」,「ФЕВРАЛЬ」,「МАРТ」と大文字のタイトルがあり、次に短い詩が続いています。これらは、明らかに、「一月(Yanvary)」「二月(Fyevraly)」「三月(Mart)」で、「四月」に当たるのは、「АПРЕЛЬ (Apryely)」です。「АПРЕЛЬ(四月)」の詩の最後のラインは、 >И расцвел подснежник. となっていて、ここでまた、「パトスニェジュニク(подснежник)」が出てきます。 「スラヴ民話」の「十二ヶ月」では、ロシア語英語対訳文の英語の部分では、次のように、三月( Март )が歌い始めると、雪が消え、「まつゆきそう」が花開くので、三月の花とも言えますが、十二ヶ月の詩では、四月にこの花が出てきています。 >Усмехнулся Март и запел звонко, во весь свой мальчишеский голос >March grinned and began singing sonorously at the top of his boyish voice, >Brooks, you run. Pools, you spread! >………… >Birds are singing, frost has fled, >Snowdrops are peeping out! ( И расцвел подснежник. ) 従って、非常に高度な可能性で、「十二ヶ月(森は生きている)」に出てくる「まつゆきそう」は、ロシア語で、「 подснежник 」だと考えられるのです。 長々した話ですが、「森は生きている」のロシア語原文も、翻訳文もない為、こういう、まわりくどい話になります。 >参考1>ロシア語「十二ヶ月」のブリーフ・ページ >http://infolio.asf.ru/Brief/Briefrl3/marshak.html >参考2>ロシア語英語対訳スラヴ民話「十二ヶ月」>blr.twelve months >http://www.meirionnydd.force9.co.uk/russian/blr.twelve%20months.html >参考3>ロシア語版 snowdrop 説明ページ >http://masterica.narod.ru/EMBROIDE/cvetn/hudozh/flowers/snowdrop.htm >参考4>十二ヶ月の十二個の詩 >http://www.solnet.ee/sol/001/s_028.html
その他の回答 (4)
- tortoise
- ベストアンサー率27% (10/36)
知人も原文まではわからないようで。。。 私が受信しているメルマガに「ロシアのひととき」というものがあります。 これは文学みたいに難しいものではなく、むこうの童話やらおとぎ話を解説しているのですが ここの管理者の方だったらもしかして手がかりがつかめるのでは。。。 わからないですけれど、ご参考までにです。 すみません、なんだか中途半端で。。。
お礼
再度ありがとうございます。大変助かりました。教えていただいたページを手がかりに、調べてみます。 お知り合いのロシアの方にも、どうぞよろしくお伝えください。
- tortoise
- ベストアンサー率27% (10/36)
#1の方のロシア語はあっているそうです。 ロシア人の方に聞きました。 ちなみに 「снег(雪)」と前置詞「под(の下に)」で подснежник(まつゆき草)だそうです。
お礼
ご回答ありがとうございます。原作にもこの言葉が使われているのでしょうか? 手も足も出なかったので、皆さんのおかげで助かっています!
- ranx
- ベストアンサー率24% (357/1463)
この語は知りませんが、No.1さんの回答が正しければ、 「パドスニェージュニク」と読むはずです。
お礼
ご回答ありがとうございます。まったく知らない言葉を調べるのは、手がかりがなくて大変でした。原作ではどんな言葉が使われているか、ご存知ありませんか?
- SilverHawk
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snowdropを英露翻訳してみたところ、 「ПОДСНЕЖНИК」と出ました。 読み方などが解らないので他の方におまかせします…
お礼
ご回答ありがとうございます。まったく知らない言語を調べるのは大変ですね。原作では何という言葉が使われているか、ご存知でしょうか?
お礼
大変詳しく検証していただき、本当にありがとうございます。 「まつゆきそう」がподснежник であるのは間違いなさそうですね。また、日本で「まつゆきそう・スノードロップ」英語でsnowdropと呼ばれている花と同じものであって、「おおまつゆきそう・スノーフレーク」と呼ばれているものとは違うものであることも、教えていただいたページの画像から確信できました。 お手数をおかけしました。ロシア語にはまったくなじみがないのにロシア語を調べる羽目になり、手詰まりで困っていましたが、本当に助かりました。大きな図書館か書店で、数日かけて調べなければわからないかと覚悟しておりました。 改めて、ありがとうございました。