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標準語か方言か?

子供に童謡のちょうちょ聞かせてましたら、あれっ?て思う歌詞がありました「・・・菜の葉にあいたら桜に止まれ・・・」って所であいたっていうのは飽きたらって事ですよね!自分の生まれた中国地方某県では確かに飽きる事を「もうあいた」と年寄りは言うのですがこのあきることを「あいた」って言葉他の地方でも使いますか?それとも方言がそのまま歌詞になっているんでしょうか?

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  • nabayosh
  • ベストアンサー率23% (256/1092)
回答No.1

ずばり「標準語」です。 ひと昔前の日本語には、同じ意味なのに2通りの活用をする言葉がありました。「味はふ」などは四段活用と下二段活用の二種類があったりします。 「飽く(あく)」と「飽きる(あきる)」の問題はちと違います。 今はもちろん「飽きる」が主流ですが、昔は「あきる」と言えば「あきれる」の意味でした。しかし、ある時から「飽きる」が主流になってしまったのですね。 昔の歌では「飽きる」でなく「飽く」として解釈しましょう。(「野ばら」でも「飽かずながむ」と使いますね) そうすると「飽く」ですから、「あきたら」にするものですよね。しかし、そうではなく「あいたら」になる。それは音便化現象なのです。 「書きた」と言わず「書いた」というのと同じことです。 ではなぜ現代語ではそうならないか。「飽きる」の活用は上一段活用だからなのです。「飽く」の方は「飽かず、飽きたり、飽く、飽くこと、飽けば、飽け」という四段活用になります。そうすると、連用形のところで音便化したくなるのです。 といってわかっていただけるか。

suzu
質問者

お礼

nabayoshさんよーくわかりましたよ!これで今晩ゆっくり眠れそうです。どうもありがとうございました!!!

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回答No.2

西日本全般に「飽いた」と言う地方は多いようです。東は「飽きた」。 これは元々ひとつの「飽く」という言葉があり、江戸語では「飽きる」という 上一段活用の動詞に変化したものでしょう。大辞林にも (動カ上一)〔四段動詞「あく」の上一段化。近世江戸語以降の形〕 とあります。今でも「飽くことなく」とか「飽くなき情熱」とか 「飽くまで行う」という言い方は標準語としても残ってますね。 上一段の動詞は、連用形にするときはそのまま 「飽きる」→「飽きた」「借りる」→「借りた」 となりますが、「カ行」五段活用の動詞は 「飽く」→「飽いた」「咲く」→「咲いた」 と「キ」が「イ」に変化します。これを「イ音便」といいます。 なお、「借りる」もオリジナルは五段活用の「借る」で、ラ行五段活用では 「取る」→「取った」のように「借る」→「借った」 と小さい「っ」になります。これを「撥音便」といいます。 さらに関西ではこの撥音便と区別するため「買う」「買った」を 「買(こ)うた」 にします。これを「ウ音便」といいます。

suzu
質問者

お礼

そうかぁー・・・そういわれて見ればそうですよね!よーくわかりました。どうもありがとうございました!!!

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