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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:中和滴定曲線の形を決定する要素)
中和滴定曲線の形を決定する要素は何があるのですか?
このQ&Aのポイント
- 一価の酸と一価の塩基で中和滴定を行った場合の滴定曲線は単純な形状となります。
- しかし、多価の酸と一価の塩基や多価の酸と多価の塩基などで滴定した場合は、滴定曲線の形状は異なる可能性があります。
- 中和滴定曲線の左端と右端の高さは滴定する物質とされる物質によって決定されます。
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質問者が選んだベストアンサー
要するに酸塩基平衡の問題で、それぞれの時点でのpHは溶液の構成成分の解離度等によって決まります。 すなわち、それぞれの酸には酸解離定数Kaというものがあり、その構成成分の水溶液における解離は式で表されます。それを全ての成分について調べて、連立方程式を立て、それを解けばそれぞれの時点でのpHを計算することはできます。2価や3価の酸、塩基であればそれぞれの解離段階に応じて複数の酸解離定数を有していますので、式の数が増えます。 結局はそういった要因が折り合いを付けることができる点はどこかという話になるわけです。 ちなみに、片方が2価というのであれば2段の滴定曲線になります。3価であれば3段になるでしょう。両方が2価であればどうなるかは知りませんけど、その組み合わせによりけりじゃないですか。上述のように計算すればわかるはずですけど、面倒そうであることは明らかなので計算する気にはなりません。 混合物であれば、大ざっぱな話として、強い酸や塩基の方が優先して中和されることになりますけど、酸性度が接近している場合には完全にそうなるとは限りません。 http://ja.wikipedia.org/wiki/中和滴定曲線
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- nious
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回答No.1
滴定曲線の概形を決定する最大の要素は、中和反応の平衡定数:K の大きさだと思います。 HA + BOH ⇔ A^- + B^+ + H2O [A^-][B^+]/[HA][BOH]=K K が大きい程、pHジャンプは高く垂直になります。 多価の酸や塩基の反応については、Kが複数有る為に複雑になりますが基本的には同じでしょう。 多段階に連続する中和反応の K の比が十分に大きければpHジャンプが起こり得ます。