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滴定曲線

強酸と強塩基、弱酸と強塩基の滴定曲線を書きました。 なぜ図にこのような違いが見られるのか、滴定中のH+やOH-などのそれぞれの物質の存在量から考えているのですが、考えれば考えるほど分からなくなってしまい、教えていただきたいです。 また、弱酸と強塩基の曲線では滴下開始したころと、中和前の傾き加減が違うと思うのですが、それは何故ですか?

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  • nious
  • ベストアンサー率60% (372/610)
回答No.2

滴定曲線の形状の違いは、 溶液の緩衝作用 (緩衝能) の違いを表しています。 比較的高濃度の 強酸、強塩基 の緩衝能はかなり高く、 同濃度の「弱酸ー共役塩基」からなる緩衝溶液と比較しても高い。 「弱酸と強塩基の曲線で滴下開始したころ」では、 弱酸の水溶液の緩衝能が強酸のそれより小さいために、 小さな pHジャンプ が起こります。 そして滴定が進んでほぼ半当量点の近傍で、溶液の緩衝能が最大になり、滴定曲線の傾きが最も緩やかになります。 更に滴定が進んで当量点になると、逆に緩衝能は最小、滴定曲線の傾きが最も急になります。 添付画像の 1~3 のグラフは、 (1) 0.1Mー塩酸 10(ml) を 同濃度の NaOH で滴定した滴定曲線。 (2) 0.1Mー酢酸 (10nl、pKa=4.76) を 同濃度の NaOH で滴定した滴定曲線 (3) (2) の滴定曲線において「pHの増加する溶液」の緩衝能を数値化したグラフ。 (3) の最初の pH=2.9 付近の緩衝能は (2) の滴定開始直後の溶液の緩衝能に相当し、かなり低いのが分かります。そして pH=pKa=4.76 付近で緩衝能が最大、pH=8.7 付近の当量点で最小 になります。

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その他の回答 (2)

  • nious
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回答No.3

No. 2 ですが補足します。 上のグラフは (1) の滴定曲線において「pHの増加する溶液」の緩衝能を数値化したグラフ。下は先程の 3 のグラフです。 上の最初の pH=1 の緩衝能は、下の滴定開始直後 (pH=2.88) の溶液の緩衝能と比較するとかなり高い事が分かります。この緩衝能の大きな差が滴定曲線に現れている訳です。 また、数値化された緩衝能がほぼ 0 の pH の領域を比較すると、 上では 3≦pH≦11 程度であるのに対して、 下では 7≦pH≦11 程度と範囲が狭い。 この狭さが pHジャンプの低さ を表しています。 強酸を強塩基で滴定したときの pHジャンプ が最も高く、 他の組み合わせはこれよりも低くなります。

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  • hiro_1116
  • ベストアンサー率30% (2582/8349)
回答No.1

おそらく、それを勉強するための実験だと思うのですが、、、 強酸、強塩基、弱酸、弱塩基がなぜ、「強」「弱」と呼ばれるのか、というあたりから考えてみて下さい。

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