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衝動ですが
人が衝動を持つ基準というのは何なのでしょうか? というのも、この前殺人サイトを見ていたら人が殺したくなったという事件がありましたし、ほかにも、衝動買いや、突然やりたくなってくる衝動が起きるというのは誰でも起きることだとは思いますが、ではなぜやりたくなったりするのかなと思うんですよ。 突然やりたくなったり、見たらやりたくなってくることというのはたくさんあると思います。 ですが、こういうことというのは、全ての人が一様にやりたくなるというわけではないですよね? だからちょっと気になりました。 それと、もう一つ、なぜ、人はこの欲求に敗北するのかということです。やった後はまずいとわかっているのに(この前の妹を殴ったという事件も、警察に自分で電話しているので善悪はあったと思います)やってしまうということありますよね(衝動買いをして、後で鬱になる人も多いと思います)? こんな感じじゃないかなということでもいいですのでよろしくお願いします。
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衝動を持っているのは人間に限らず、すべての動物に言えることでしょう。すべての動物に本質的なものであるというべきかもしれません。 脳は、脳幹から始まり、辺縁系、大脳旧皮質、新皮質、そしてその中でも前頭葉の肥大へと進化してきました。 これらの機能的発達は生存に必要不可欠なものから順に獲得してきたのです。衝動は本能的に生命維持に必要なものなのです。 感情は旧皮質がかかわっていますし、特に好き嫌いは扁桃体によって制御されています。これらの衝動や感情は、暴走しないように新皮質が抑えているのです。 つまり衝動がそのまま行為として現れる者は、新皮質の制御が弱いということも言えるのです。 特に新皮質の機能は後天的な記憶による部分も大きいわけです。だから成長段階で刷り込まれたタブーなどの社会的規範に影響を受けています。 精神分析などでは、これを意識される部分と意識されない前意識などに分類したり、自我、超自我などに分類していますね。 また特に人間は前頭葉が発達していて、自我が、他の動物に比べ飛躍的に発達しています。自我とは自分を客観的に見ることですから、時間観念の中で未来予測もできるわけです。つまりこの行動の結果はどうなるかということも予測できるわけです。 ですから衝動を抑えるものとしては、解剖学的には大脳新皮質の機能であり、それに影響を与えているものとして社会規範がタブーとして意識されないレベルで働いていたり、あるいは意識レベルとしての規範意識だったり、あるいはその結果を予測して損得を判断するなどによっているなどが考えられます。 いずれにせよ新皮質と旧皮質の力のせめぎ合いの結果でしょう。飲酒や薬物使用などによってそれを意図的に変えることも可能です。 人間だれしも新皮質の機能だけでは生きられません。むしろこの衝動こそが人間の本質です。衝動が抑えられればそれでよいというわけではありません。抑えられた衝動が上手く昇華されないと、色々な面で影響がでることもあります。人間はそれが意識に出てくるのを防ぐために防衛という機能がありますが、これがために無意識とか前意識に抑えられた衝動が巣くって悪さをすることもあるのです。 フロイトは人間は性衝動によって決定ずけられるのだ、とまで言っています。
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衝動というのは 欲望が何らかの刺激により誘発されて発作に非常に強くなって理性で抑えきれなくなり行動に走る現象です。それでは なぜ欲望が起こるのか、 それは 精神的、肉体的に不安定な状態になった時、これを安定させようとする力が欲望になるわけです。そして、不安定な状態から安定した状態に戻ると、人は 快感を得ます。
お礼
お礼が送れて申し訳ありません。 不安定な状態から、安定にするように物事は動くというのは人にも当てはまることなんですね。 誰でも不安定になることはあると思うので、私も気をつけようと思います。
- Bergamot
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どこで見たかは忘れたのですが、そういう選択肢がその人の中にできるという事のようです。 例えばクラスで苛められて辛いと。そこへ同じ状況の子が自ら命を立ったニュースが大きく報道される。2番目3番目の子が出てしまう。 例えば夫婦仲がうまくいかなくて悩んでいる。そこへ身近な人間が離婚したと聞く。今まで他人事で遠かった離婚が急に現実味を帯びてくる。 言わばこの手があったのか・・って思ってしまうんではないでしょうか。まぁ動機も何にもなく人を殺そうなんて人の気持ちを私はわかりませんが、何か見えてしまったんではないかと思います。 衝動買い・・は誰でもやると思うんですが、買い物依存症とか、幼児虐待とか、そういうのも後で後悔するものの堂々巡りする人が多そうですよね。 難しい事はわかりませんが、そういう回路ができてしまったって事じゃないでしょうか。 買い物でスッキリした経験が過去にあったからとか。 虐待なんかも世代連鎖とか言われますが、暴力で解決する事を体で覚えてしまう・・といった事ではないかと思います。 新しい回路を作り直す必要があるんじゃないでしょうかね。
お礼
>そういう選択肢がその人の中にできるという事のようです(中略) 何か見えてしまったんではないかと思います。 そういうのができるんですね。確かに、新しい発見というものは、些細なことでも大きく見えるものです(って、私だけでしょうか)のでそれにのってやっちゃいそうですね。単に、わかりずらい事を起こす人がいますが、その人たちには、何かが見えているのかもしれませんね。 >買い物でスッキリした経験が過去にあったからとか。 虐待なんかも世代連鎖とか言われますが、暴力で解決する事を体で覚えてしまう・・といった事ではないかと思います。 やはり、こういう、一種の快感を覚えると、なかなか脱出しにくいものでしょうね。 ありがとうございました。それでは良い年の瀬を(もしかしたら、あけましておめでとうございますかもしれませんが)。
- suima
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>全ての人が一様にやりたくなるというわけではない おっしゃるとおり、衝動は誰にでもあると思います。 ただ、その衝動の内容が同じとは限りません。 むしろ人によって違うのが普通です。 衝動は価値観の違いなどに起因する(と私は思います)ため、 人によって異なる衝動を感じるのだと思います。 >なぜこの欲求に敗北するのか 勝利している場合も多いと思いますよ。 衝動買いを例にとれば、AさんがBという商品を急に欲しくなったとします。 AさんがBを買ってしまえば、それは衝動買いと呼ばれますよね。 でも、Bを買わなければ、Aさんは衝動に勝ったわけです。 ただここで問題なのは、衝動に勝ったという証が残らないことです。 もし衝動に負けて購入してしまったなら、 その結果はBという商品として残ります。 (または軽くなった財布(笑)) でも、衝動に勝ってBを買わなかったとしたら、 何が残るでしょう?何も残りませんよね。 しいてあげても記憶ぐらいです。 覚えてて翌日。もっても二日でしょう。 もしそれ以上に覚えているというのであれば、 Bという商品はAさんにとって必要であるということですから、 それは衝動とは呼ばれなくなります。 ってことだと私は思いますよ。
お礼
>衝動は価値観の違いなどに起因する やはり、そうなのでしょうか?これだと、個人で違う理由が出てきますね。 >>なぜこの欲求に敗北するのか 勝利している場合も多いと思いますよ。 そうですね(勝ってるときの方が多いかもしれません)。でも今回は、負けちゃった場合ということでお願いします。 >Bを買わなければ、Aさんは衝動に勝ったわけです。 ただここで問題なのは、衝動に勝ったという証が残らないことです。 確かに、衝動にかった時は、証拠として残らないですね。それだと印象に残りにくいですね。だから、いつも負けているように見えるのですね。 >もし衝動に負けて購入してしまったなら、 その結果はBという商品として残ります。 (または軽くなった財布(笑)) 確かに、負けてしまったら商品という証拠と、財布の軽さによって、負けた~ってわかりますね。そして、この敗北感に打ちひしがれながらも、しばらくするとすぐに忘れてまた同じ過ちを犯すんですね。 >覚えてて翌日。もっても二日でしょう。 もしそれ以上に覚えているというのであれば、 Bという商品はAさんにとって必要であるということですから、 それは衝動とは呼ばれなくなります。 確かにそれはいえますね。買わなかったもので、3日後に覚えているものなんてあるでしょうか。。。(私の場合ですよ。。。滝汗)。確かに、そんなに長く覚えているのでしたら、必要なものになりますね。 ありがとうございました。では良い年の瀬を(もしかしたらあけましておめでとうございますでしょうか?)
お礼
御礼が遅くなって申し訳ございません。 衝動は本能ですか。そうかもしれませんね。 感情は旧皮質が関係し、それを抑えるのが新皮質→衝動的な人は新皮質の制御がイマイチですか、CTか何かで働いているかどうかを見れないものでしょうか。 そういえば犯罪者は前頭葉の活性が低下しているという説がありますね。前頭葉の働きからすると、こういうこともありえることでしょうね。 もう一つ、社会的規範という因子もあるようですが、これも大きな要因でしょう。これも大きく抑制の方に働くかもしれませんね。 衝動というのも、人にとっては必要なものかもしれませんね。
補足
ごめんなさい。時間の都合上2004年の1月4日以降にお礼を行います。それでは、良い年の瀬を(もしかしたらあけましておめでとうございますかもしれませんが)