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加水分解たんぱく質(コムギ類)の危険な分子量
小麦アレルギーを発症させ回収騒ぎとなった「茶のしずく」では、加水分解コムギの分子量の大きさが問題だったと言われているとの話を聞きました。ある情報によると、もっとも危険ゾーンとされる50000~60000だったとか。 この安全か危険かを判断する基準値が知りたいです。どこか確認できるサイトはないでしょうか。主に化粧品に使われる加水分解たんぱく質(コムギ、コラーゲン、ヒアルロンサンなど数種類)についてです。 よろしくお願いします。
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回答へのお礼、ありがとうございます。 私がわかるだけの情報を書いておきます。 まず、小麦は人間の主食の一部であり、元来は小麦アレルギーは少なかった のですが、近年に急に増えてきています。また、これらのアレルギーは近年に 増えたものなので、発症メカニズムや完治までの年数などはよくわかっていません。 ただ、言えることは1種の物質でアレルギーが出て、その反応が強い場合、同種の 物質でもアレルギーが出てしまいます。短期的な治療法としては、ステロイドなどで 抗体の力を弱まることはできますが、長期的にはアレルゲンを摂取しないという 消極的な方法しか有りません。この状態で、5年、10年とアレルギー反応が でなくなるのを待つしかないのです。 小麦タンパク(グルテンでしょうか?)の加水分解物は安価で、保水効果が高く、 多くの化粧品や食品に使われています。では、悠香の「茶のしずく」のみに これほど多数の重傷例を含むアレルギーが発生したのでしょうか? (1)他社は分子量が1000以下(アミノ酸数分子)の小さなペプチド単位を使うことが 多いようですが、茶のしずくは分子量が60000前後(アミノ酸350個くらい)の ペプチドを使っていたようです。 http://news.mynavi.jp/news/2011/11/16/063/index.html (2)茶のしずくには小麦加水分解物の濃度が高い http://www.allergy.go.jp/allergy/flour/001.htmlhttp://bihada-mania.jp/blog/10701 (3)他のアレルゲンとの複合効果による 前の回答に書きましたが、化学的に見て危険な分子量などは存在しません。 また、茶のしずくのアレルギーは使ってすく発生するものではなく、数ヶ月以上の使用で 発生します。これは、何かの物質により人体へのダメージが蓄積されて、人体の細胞が そのときにあった特異的な物質をアレルゲンと認識するようになるからです。ひどい場合は、 よく似た物質もアレルゲンと認識されます。 例えば、おもしろいお笑い番組を見ていたとき、たむらけんじが出ると場がしらけてしまう ようなことが連続したおこれば、たむらかんじが悪くなくとも彼がその原因であると認識し、 たむらけんじを見ただけで拒否反応がおこるようなものです。ひどい場合は、顔が似ている 彦麻呂を見ても拒否反応がおこります。 同様に、今回の奨励で最も重要なことは小麦を食べただけでアレルギーが出る人が発生した ことです。 今回のケースは分子量が60000程度の加水分解物のみが悪いわけでなく、他の物質も 影響しているでしょう。小麦を食べれば体内で消化されますが、かならず一時的には 分子量が数万程度のペプチドになります。普通の人は小麦を食べてアレルギーになった という事は聞いたことはありませんので、この物質のみが原因とは断定できないでしょう。」 結論を書きます。 アレルギーとアレルゲンの関係は非常に複雑です。 分子量や分子構造などから科学的に推論することは不可能に近いです。 ですから、販売者がテストを重ねるという方法しかありません。 今回のケースは、発症までに1年くらいかかるものであったこと、症例が報告されてからの 悠香社が隠蔽に走ったことが問題であると言えると思います。
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- Saturn5
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少なくとも、化学を専門にしている人に質問した場合、 「分子量によって危険かそうでないかは決められない」という回答になります。 なぜなら、分子量だけで物質を決定することはできないからです。
お礼
やはりカテゴリ違いでしょうか。 適当なのは医学か薬学かとは思いつつも、ここにはないんですよね。 なので、化学に詳しい人が間接的にでも何か情報をご存じないかと期待したのですが、他に回答がつかないところをみると、改めて別カテゴリで質問し直したほうが良さそうですね。 健康のカテでは専門的なお話は望めない気がするので残るは生物学でしょうか。 本来の質問とは逸れてしまいますが、#1さまはどのカテが適当と考えますか? もしよろしければ追加回答いただけると、とても助かります。
お礼
再度ありがとうございます。 #1のご回答の意味が少し見えてきました。 >分子量や分子構造などから科学的に推論することは不可能に近いです。 なるほど、そうなのですね。 この騒動の問題点は企業の対応にあったのだと。確かにそういう意見も多くあります。 では、私が得た情報の「もっとも危険ゾーンとされる50000~60000だった」は、何を根拠にしてあるのかはよく分からないということになりますね。 今回調べてみたところ、ある医者のサイトに≪加水分解されるとタンパク質の高次構造が変化し、抗原性が高まる≫ とのコメントを見つけました。詳細にまで言及はありませんでしたが、そういう見解もあるようで驚きました。 回答者さまもおっしゃる通り、アレルギーとアレルゲンの関係はとても複雑でまだよく解明できていないようですから情報も交錯しているようですね。 もしかして、今回この質問のために時間を割いて色々と調べてくださったのではないでしょうか。お手数かけてすみませんでした。 あらためましてお付き合いくださり感謝します。この質問は、これで締め切ることにします。 再度のご回答、ありがとうございました。