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人間の顔の認識について
こんばんは。 私は国文学科の学生なのですが、レポートでどうしても人間の顔の認識に絡めて書きたいことがあります。 どのようなことを書きたいかと申しますと、「二つの点と、その点の下に一つ点を打つと、人間の顔に見える」ということです。 つまり、「目のようなものと口のようなものがあれば、顔に見えてしまう」ということなのですが、随分前に何かの本で見た記憶があるだけで、 ・この認知能力に名称はついているのか ・発見した人は誰か ・そもそもこの考えは、正しいのか という点がさっぱり分かりません。 そこで、以上のことについて詳しく書かれた文献などがあれば、是非教えて頂きたいのです。 宜しくお願いします。
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この能力の名称と発見者はちょっと忘れてしまいましたが。ただ、ヒトの乳幼児が顔図形に対する偏好傾向があるのは発達心理学では常識的なことです。 ちなみに、ヒト以外の霊長類でも同様の傾向があるようです。以下転記。 霊長類の乳児における顔図形認識 桑畑裕子(京都大・文・心理) ヒトの乳児は顔のように見える図形に対して視覚的偏好を見せる。本研究では、ヒト以外の霊長類の乳児における顔図形への偏好反応の有無とその発達的変化を調べることを目的として以下の実験をおこなった。 0~18週齢のマカクザル(ニホンザルとアカゲザル)19個体と2~18週齢のチンパンジー3個体に対して、「顔図形」、顔図形の各顔部品の配列を変化させた「対称非顔図形」、黒い四角が目と口の位置に置かれた「配置顔」の3種の刺激を対呈示し、それぞれの図形に対する反応を調べた。マカクについては、刺激を動かして呈示して、追視反応を測定した。チンパンジーの実験では、刺激を静止して呈示したので、注視反応について検討した。その結果、マカクの乳児は生後8週齢以降になると「顔図形」を偏好するようになった。一方、チンパンジーにおいては、1個体が生後12週齢以降で顔図形への偏好反応を見せた(残り2個体のデータは未分析)。以上の本研究の結果から、ヒト以外の霊長類の乳児においても、顔図形への偏好反応が存在することが示唆された。また、そうした偏好反応は、生後ある程度の時期を経て出現することがわかった。
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- apple-man
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ゲシタルト心理学ですかね~?
お礼
回答有難うございます、遅くなりまして申し訳ありません。 ゲシタルト心理学、だったような気がしてきました。 図書館でよく調べてみたいと思います。どうも有り難うございました。
- cotto3
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直接の回答には程遠いかもしれませんが、ヒントになりそうなキーワード&ページだけ紹介しておきます。 「顔ニューロン」 脳の側頭葉にあり、物体の中に『かお』を探し出し、表情に反応する認知機構。 表情認知の要素『かお』として、脳にインプットされるものは、目・口が重要であることがわかっている。 ↑らしい(※辞書のページから持ってきたのではありませぬ) 「主要な研究手法 手ニューロン:顔ニューロン」 http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/brain/brain/27/index-27.html 「乳児の視覚学習の研究」 http://jhfsp.jsf.or.jp/pub/pub99/grant.html 元々脳にある(遺伝子による)ニューロンと後天的学習、両方からんでそうな感じですなぁ。 あんまりお役に立ちそうもありませんが、これしか探し出せなかったので(^_^;;) ではでは~。
お礼
回答有難うございます、遅くなりまして申し訳ありません。 顔ニューロンというものは初めて耳にしました。面白いですね。参考にさせていただきます。
お礼
回答有難うございます、遅くなりまして申し訳ありません。 発達心理学では常識的なことなのですね。ということは、入門的な本にも出ているのでしょうか…今度探してみたいと思います。霊長類全般に同様の傾向があるというのは、とても面白いと思いました。 有難うございます。