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光合成を行う植物以外の生物はいますか?

光合成を行う植物以外の生物はいますか? その光合成を行う生物は二酸化炭素を吸収し、酸素を排出するのでしょうか? もし光合成をするとしたら、どういう生物で、二酸化炭素吸収量は、どの程度の量でしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.5

「植物」と一口に言っても何処までを植物に含むかは人や分野によって異なるので、一般的によく知られているであろう以下の物を「植物」とみなします。 (i)陸上植物(小中学校で習う種子植物、シダ植物、コケ植物、その他) (ii)大型の海藻(ワカメや海苔に代表される緑藻、紅藻、褐藻などのなかま) (iii)一部の植物プランクトン(ミカヅキモ、珪藻類など小中学校でならう運動性の低いもの) これらを除いた上で、真っ先に挙げられるのは、ミドリムシなどのユーグレナの仲間ですね。 葉緑体を持っているのに、鞭毛を使って活発に動き回るので「動物と植物の区別が難しい例」として教科書でもあげられています。 他にも、渦鞭毛藻類の一部など、葉緑体を持つが、活発に泳ぎ回る単細胞生物はたくさんいます。 また、藍藻類(シアノバクテリア)は光合成しますが、立派な「細菌」です。 ただし、学問的にはではこれらの生き物も「植物」みなす場合が多いです。 そうではなくて、歴とした「動物」であるのに光合成をおこなう生き物は、私の知る限り以下のものがあります。 (1)藻類から奪った葉緑体を取り込み、光合成をおこなうウミウシ、 (2)母親が持っている緑藻を受け継ぐサンショウウオ、 (3)藻類と共生する動物 (3)で最も有名なのはサンゴです。 サンゴ虫という小さな動物が褐虫藻という藻類と共生しています。 サンゴ以外ではホヤなどが藻類と共生します。 (ホヤは昆虫などよりもよっぽどヒトに系統の近い動物です) 光合成するウミウシ http://www1.gifu-u.ac.jp/~yyy/pdf/08Someone_06_34yamSeaSlug.pdf 親から藻類をもらうサンショウウオ http://www.bioportal.jp/ja/News/2011/02/post-63.html 藻類と共生するホヤ http://www.geocities.jp/the_tunicata/page3/page6/page7/page7.html これらの動物は二酸化炭素を吸収し、酸素を排出するおなじみの光合成を行っています。 二酸化炭素吸収量は……寡聞にして知りませんが、おそらく呼吸で排出する量のほうが多いのではないかと思います。 一部の細菌(紅色硫黄細菌など)は硫黄などを使った酸素を排出しないタイプの光合成を行います。 これは高校で習いますね。

kiatu
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 サンショウウオにはびっくりです。

kiatu
質問者

補足

光合成を行う「くらげ」がインターネントにありましたが、くらげについて記述している文献はありませんでしょうか? わかりましたら、教えて下さい。よろしくお願いします。

その他の回答 (5)

回答No.6

こんにちは、 No.5です。 >光合成を行う「くらげ」がインターネントにありましたが、くらげについて記述している文献はありませんでしょうか? これは サンゴと一緒で褐虫藻と共生する動物ですね。 文献といいますと、アブストしか読んでませんが例えば、 MCCLOSKEY LR et. al., (1994) DAILY PHOTOSYNTHESIS, RESPIRATION, AND CARBON BUDGETS IN A TROPICAL MARINE JELLYFISH (MASTIGIAS SP), MARINE BIOLOGY, 119;13-22 とか、 Welsh DT et. al.,(2009) Oxygen and nutrient dynamics of the upside down jellyfish (Cassiopea sp.) and its influence on benthic nutrient exchanges and primary production, HYDROBIOLOGIA, 635; 351-362 などいかがでしょう? photosynthesis jellyfish で論文を検索すると10件くらい出てきました。 褐虫藻 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A4%90%E8%99%AB%E8%97%BB DAILY PHOTOSYNTHESIS, RESPIRATION, AND CARBON BUDGETS IN A TROPICAL MARINE JELLYFISH (MASTIGIAS SP) http://www.springerlink.com/content/qx07p414340r9240/ Oxygen and nutrient dynamics of the upside down jellyfish (Cassiopea sp.) and its influence on benthic nutrient exchanges and primary production http://www.springerlink.com/content/7x66hqhn1636t724/

kiatu
質問者

お礼

回答ありがとうございます。  

回答No.4

植物本体は、もともと光合成はしませんでした。 光合成をしていたのはシアノバクテリア(藍藻)という 細菌であり、その細菌が核を持つ真核生物の細胞内 に共生して退化したのが、植物を特徴づける葉緑体 なのです。 シアノバクテリアは、今でも普通に身の回りにおり、 たとえばビルの屋上などにコケとも違うこびりついた ような緑の汚れがありますが、それはシアノバクテリア だったり、菌類(カビ)がシアノバクテリアとゆるく共生 した地衣類だったりします。

kiatu
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

  • sphenis
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回答No.3

♯2です。 すみません、訂正です。 最後の文で「個体数」と書きましたが、「光合成量」の間違いです。 ついうっかり…^^;

  • sphenis
  • ベストアンサー率50% (50/100)
回答No.2

はい、沢山います。 身近な例ですと、ワカメやコンブ、ノリなどの海藻類です。 海藻には、紅藻、緑藻、褐藻、黄金藻などといったグループがあり、どれも光合成をします。 これらは植物に似ていますが、実は違う仲間なのです。 他には、No.1さんの挙げられたミドリムシもそうなのですが、俗に『植物プランクトン』と呼ばれる仲間ですね。 これらも、名前に『植物』とついていますが植物ではありません。 >二酸化炭素吸収量は、どの程度の量でしょうか? うーん、どうでしょう…。 種類によっても違うでしょうし、細かくは分からないですが…。 ただ、地球全体で見てみると、上に挙げたような生き物よりも植物の方が圧倒的に個体数が多いので、大気の二酸化炭素濃度に影響を与えるのは植物の仲間が一番であることは間違いないと思います。

kiatu
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

noname#159030
noname#159030
回答No.1

ミドリむしです。植物の特性をもった動物です。原始生物なんです。 緑色の生き物です。

kiatu
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

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