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第一次世界大戦について。

帝国主義的観点からの第一次世界大戦の主な特徴を教え

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回答No.2

一番大きな特徴は、どの国も戦争をしようと考えていなかったことではないでしょうか。 つまり帝国主義観点とは無縁ということです。 開戦前夜の欧州は、きな臭い外交をしていたドイツでさえ(三国同盟等イタリア、オーストリアは最初から逃げ腰で距離を置いている)戦争をしようとは考えていなかったようですし、ドイツは政治的には孤立し、各国とにらみ合いますが、緊張感がまるでなく、国境紛争もなく、経済的にはいろんな国と共同で事業を展開していたりと、戦争のせの字すら見えない平和な時代でした。 フランス首相夫人がおこした殺人事件が一番のニュースでした。 すでに当時の欧州は戦争に疲れ果てていたんです。 そんな中サラエボ事件が起こります。 1914年6月28日、オーストリア・ハンガリーの皇位継承者であるフランツ・フェルディナント大公夫妻がサラエボを視察中、セルビア人青年プリンチプに暗殺される。 放置しておいておけば、セルビア人を付け上がらせると考えたオーストリア。 セルビアに局地紛争として軍事介入しようと画策しますが、国内で反対にあい、ドイツの了解を取れという意見を受けて、ドイツと相談します。この案のいいところは責任をドイツに転嫁できることです。 ウイルヘルム二世はロシアが介入すればドイツが面倒をみる、とまで言い了承します。 ロシアはすぐに折れるだろうと楽観視したドイツは、オーストリアの強硬姿勢に無条件に支持する、言わば白地小切手を与えることにしたのです。 ドイツはまさかあのオーストリアがその小切手を使用するとは考えていなかったですし、もらったオーストリアはドイツが止めてくれるものと考えていたので不安になります。 怖いので、時間稼ぎをした挙句、何をトチ狂ったのか最後通牒をセルビアへと出してしまったのです。 オーストリア皇帝の了承がなかったため、脅し目的だったといわれています。 当然ながら、軍の動員は全く予定も内容もたっていませんでした。つまり、まったくやる気なし。 しかし、同じスラヴ系のロシアがこれに反応。 反応しないとなめられると考えたロシア皇帝ニコライ2世は、戦争態勢に入るというポーズを見せる事にしました。だから、当然ながら戦争なんてやる気はないので、オーストリアと同盟関係にあるドイツに、戦争する気ないよーという内容の手紙を送ります。 当初、ニコライは部分動員としようとします、しかし、軍部から大動員令にしないと、部分動員令からの切り替えは至難ですということを根拠に軍部から執拗に説得を受けますが、ニコライはかたくなにこれを拒否します。この論争は2週間続き、結局ニコライ2世は折れ、大動員令を発動します。 日付はすでに7月31日となっていました。 戦争する気はありませんでした。 さて、ドイツです。 ドイツは8月1日ロシアに躊躇なく宣戦布告しました。 意味わかりません。 8月2日フランスに宣戦布告。 意味わか・・・ シェリーフェンプラン:ロシアが時間のかかる大動員の間に速攻でフランスを倒して二正面作戦を回避する作戦案。 ロシアが大動員令を発動したので、事前の戦争計画であるこの計画を発動して、フランス首相夫人が起こした殺人事件で持ちきりのフランスに宣戦布告したわけです。 というわけで、ドイツはベルギーに侵攻しました。 フランスを攻めるから通らせてということですが・・・ 戦後までドイツはベルギーに侵攻したとは思っていなかったようです。 8月4日、中立国であるベルギーに軍を進めたドイツに対し、イギリスが宣戦布告。 哀れにも欧州戦争をする気のなかったオーストリアはドイツに促され、8月6日にロシアに宣戦する。 こうして第一次大戦が始まります。 ドイツの皇帝ウィルヘルム2世は、小モルトケに言いました。 ウ「フランスは関係ないんじゃ?」 モ「戦争計画ではそうなっています」 ウ「駐英大使から英外相グレイの見解として、もしドイツがフランスを攻撃せずすなわちロシアのみ攻撃すればイギリスは中立を守り、フランスのドイツへの攻撃も控えさせるって言ってきてるけど」 モ「計画ではそう決められています」 ウ「・・・・・・」

  • hekiyu
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回答No.1

第一次大戦の歴史が解ると、特徴も解ると思います。 1,オスマン帝国が衰退して、各国が領土争い  をするようになりました。  そんな中で、オーストリアの皇太子がセルビア人  に暗殺される、という事件が発生し、これがきっかけ  となって、オーストリアVSセルビアの戦争が   始まった訳です。 2,その戦争に、ロシア、ドイツ、フランス、イギリス  後には、米国まで参戦して、世界大戦に拡大します。  米国以外は、領土的野心があったと言われています。 3,特徴 (1)国をあげての総力戦となり、国家の生産力の大きさが  勝敗の決め手となった。 (2)武器が発達。  戦車、飛行機、潜水艦、毒ガスなど。 (3)欧州の植民地であるアジア、アフリカから人を連れてきて  欧州の為に兵士として戦わせ、多数の犠牲が出た。 (4)戦争で、ロシアが疲弊し、ロシア革命の遠因となった。 (5)戦争で、欧州が疲弊し、米国が台頭してきた。