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神社の社殿の造りの変化について
以下2つ質問があります。 (1)仏教伝来前に存在した神社であって、仏教伝来後に寺院の影響を受け、大幅に本殿その他の社殿の造りが変わってしまった神社はありますか? あれば、実例を教えてください。 (2)祭神が同じ神社の本殿等の造りは、時代性に関係なく、総本社のそれを踏襲しますか?
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すみません、2についてのみです。 概ね踏襲することは多いようですけれど、必ずしもそれには限りません。 山口県下関市にある住吉神社の本殿(国宝)は、南北朝期に建設されたものが現存していますけれど、住吉造ではなく九間社流造、という全く異なるものです。 これは、おそらく他の神々を合祀した関係によるもの、だとは思いますけれど。 ただ、1に関していえば、神社本殿が造られること自体、仏教の影響であるとも考えられます。 最も古い形式を残している可能性もある奈良県の大神神社や石上神宮では本殿はありません(石上神宮の方は明治期に建設されました)。 仏教伝来後、その影響によってまずは拝殿が建てられるようになり、その後本殿も出来ていったとも考えられます。 但し、(伊勢)神宮などがいつから本殿を建てていたのかは知りません。古代建築様式を残しているとも見える(伊勢)神宮、住吉大社、出雲大社などは、背後に山を擁しているわけではないですし、信仰の対象物としての本殿が必要だったかもしれません。 となると前半の考えは間違いと言えます。 やはり、回答にはなっていないようで、申し訳ありません。
お礼
ご回答ありがとうございました。 >神社本殿が造られること自体、仏教の影響であるとも考えられます。 確かに、そう考えることも出来ますね。その可能性は考慮していませんでした。