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シュワルツの不等式の証明の途中計算がわからない
- VをK上のベクトル空間とし、シュワルツの不等式を示すことを考える。
- 証明の途中で、式変形による計算がわからない部分がある。
- 具体的には、<a-<a,e>e , a-<a,e>e>の計算方法が不明。
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・問題の設定にやや疑問があります。 >VをK上のベクトル空間。 >||a||=√<a,a>、(∀a∈V)と定義。 ・この下の式が内積でノルムを定義しているとするなら Kを複素数 C または実数 R とする内積線形空間の議論と思われます ・正確には下の式の様に内積で定義された||a||がノルムになることを 示すためにシュワルツの不等式が必要だという議論かと思います。 ・この様な議論であれば、K=CかK=Rを明確にすべきです ・記載された式変形 >0≦||a-<a,e>e||^2 =<a-<a,e>e , a-<a,e>e>・・・(1) =<a,a> - <e,a><a,e> - <a,e><e,a> + <a,e><e,a><e,e>・・・(2) からK=Cであることが推測されますので K=Cとして説明します 説明:内積は次の性質を持ちます k,lを複素数x,y,z∊Vとして 1. <x,x>≧0, <x,x>=0⇔x=0 2. <x,y>=var(<y,x>) 3. <kx+ly,z>=k<x.z>+l<y,z> ここでvar(k)はkの共役複素数とします(lはエルです) 2.3.から次の性質が出ます 4. <z,kx+ly>=var(k)<z.x>+var(l)<z,y> <a,e>は複素数ですから<a,e>=kとおきます 当然、性質2.より var(k)=var(<a,e>)=<e,a> です 内積の計算は理解しているようなので これらの性質を使い貴方の計算をやり直します 0≦||a-ke||^2 =<a-ke , a-ke>・・・(1) =<a,a> - var(k)<a,e> - k<e,a> + k×var(k)<e,e>・・・(2)’ 私は(2)の様な式の記述が好ましいとは思いませんが k=<a,e>、var(k)=<e,a> と置き戻せばあなたの(2)の式になります
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- Tacosan
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内積は双線型.