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組換え価の計算について
どうしてこの答えになるのかわかりません。 解説を見ても『計算すると』で途中式がないので、なぜこの答えになるのかわかりません。 どなたか教えてください。 高校2年の文系です 『遺伝子型AaBbの個体がつくる配偶子の遺伝子型の分離比を求めよ。ただし、遺伝子AとB,aとbはそれぞれ同一の染色体に存在し、その組換え価は20%とする』 解答『組換え価(%)=1+1/n+1+1+n×100=20(%) n=4』 どうして「n=4」になるのですか? 自分でやると n=500 になってしまうんですが…
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『遺伝子型AaBbの個体がつくる配偶子の遺伝子型の分離比を求めよ。ただし、遺伝子AとB,aとbはそれぞれ同一の染色体に存在し、その組換え価は20%とする』 解答『組換え価(%)=1+1/n+1+1+n×100=20(%) n=4』 という質問ですが,まず,あなたは,「遺伝子の組換え」の意味が分かっていないのだと思います。組換えが生じる時とはいつですか?これが答えられないときは組換えの意味が分かっていないはずです。 組換えとは,遺伝子の組み合わせが通常と異なり,遺伝子の組み合わせが変わることをいいます。この組み合わせが変わる唯一の現象が,減数分裂です。つまり,配偶子形成時ということになります。だから,通常の配偶子の遺伝子型は,ABとabですね。それに対してAbとaBは通常の遺伝子の組み合わせにはなっていません。これは遺伝子の組換えによってできたものなのです。この組換えによってできた配偶子の量は,通常の配偶子に対してどうでしょうか。これは組換えがごく,たまにしか起きないことを考えるとわかりますね。そうです,少ないのです。その少なさが,数値で表すと 20%となるのです。ということは,通常の配偶子は,何%になりますか? そうです。80%ですね。 〔配偶子の遺伝子型とその分離比〕 AB:Ab:aB:ab=80%:20%:20%:80% 20で約分して AB:Ab:aB:ab=4:1:1:4 となります。どうでしょう。生物学を学ぶには,単に計算のやり方を覚えるのでは何の解決にもならないということです。もっと本質をつかむような勉強をしましょう。
お礼
遺伝子の組換えがわかっていませんでした。 わかりやすい説明ありがとうございます。 計算をするより前に遺伝子の組換えについて復習してからもう1度やってみたいと思います。 ありがとうございました。