• 締切済み

遺伝の連鎖

P1:aabb×AABb→F1AaBb、Aabb   AaBb×AaBb→F2:AABB、2AaBb、aabb 上図は今年の北大の問題の回答の一部なのですが、この問題ではAとBが完全連鎖であるので、F2は上の通りの分離比になるそうなのですが、AとBが連鎖しているということはP1のAABbという遺伝子型はおかしくありませんか?AとBが連鎖をしていることから、配偶子は[AB]と[ab]だけのはずなのにP1では[Ab]という配偶子を持っていませんか?どの解答集にも書いてないということは、相当簡単な話なのでしょうが、自分にはわかりません…ぜひ教えてください!

みんなの回答

回答No.6

「AとBが完全連鎖している」ということの意味を理解していますか? これは、Aという遺伝子とBという遺伝子の染色体上の位置、つまり「遺伝子座(locus)」が非常に近いため、組み換えが起こる確率が非常に近い、ということです。 Aの遺伝子座にはaが入ることもあるし、Bの遺伝子座にはbが入ることもあります。 この場合、Aとa、あるいはBとbのことをそれぞれ「対立遺伝子(allele)」と呼びます。 ですから、AbやaBの組み合わせのときでも、遺伝子座の位置は変わりませんから、完全連鎖のままであるということです。 対立遺伝子は普通、同じ対象に関して異なる形質を示す遺伝子です。 例えば、血液型や、花の色などです。 塩基配列も普通ほとんどおなじで、一部だけがお互いに異なっていることが多いです。 例えば参考URLのヤフーの登録画面で言うと、「お客様情報の枠にある性別の欄」が「遺伝子座」で、「男性・女性」が「対立遺伝子」に当たります。 質問から、この部分が分かっていないのではないかと勝手に推測して回答しましたが、これは分かっていて別の部分で疑問があるのでしたらごめんなさい。

参考URL:
http://edit.yahoo.co.jp/config/eval_register
回答No.5

No. 3です。 >解答ありがとうございます。要するにこの問題ではF1→F2の時のみが完全連鎖で、P1→F1の時に組み替え又は変異がおきたということでしょうか? いえいえ、違います。 >AとBが連鎖をしていることから、配偶子は[AB]と[ab]だけのはずなのに どうしてそう思い込んでいらっしゃるのかは存じませんが、ここが間違いの元ですね。 AとBが完全連鎖しているということは、その対立遺伝子を同じ染色体上にもっている場合の、abやAbもそれぞれ完全連鎖ということです。 先の回答でも図示したように、この問題の中に登場するのは、AとB、aとb、およびAとbが連鎖した染色体の3種類です。Aとbが乗った染色体からは当然、Abの配偶子が生じます。

  • wacky2
  • ベストアンサー率55% (26/47)
回答No.4

 連鎖を遺伝子座で考えてみて下さい。遺伝子座には対立遺伝子のうちのいずれかが含まれます。つまり,遺伝子座AにはAまたはaが,遺伝子座BにはBまたはbが含まれるのです。  問題文中の「AとBが完全連鎖」とは,「遺伝子座Aと遺伝子座Bが完全連鎖」ということを示すのです。遺伝子で考えると「遺伝子Aまたはaと遺伝子Bまたはbが完全連鎖」ということを示します。  P1:AABbの連鎖は,AB/Abと表すことができます。これは,相同染色体の一方には遺伝子Aと遺伝子Bが連鎖し,もう一方には遺伝子Aと遺伝子bが連鎖していることを表します。  相同染色体は別の配偶子に分かれて入りますから,P1がつくる配偶子は,AB,Abの2種類です。遺伝子Aと遺伝子Bが完全連鎖しているのなら,遺伝子Aと遺伝子bも完全連鎖しているのです。  このように考えれば,AABbという遺伝子型はおかしくないと思います。

回答No.3

>[Ab]という配偶子を持っていませんか? そのとおり。P世代は、 --a-b-- X --A-B-- --a-b--____--A-b-- という遺伝子型のかけ合わせです。(____は桁あわせです。無視してください。) おそらく、完全連鎖なのにabとABが組み替えたような染色体があるのはおかしい、という事なのでしょう。 完全連鎖とは言っても、DNA上で物理的に距離がある以上、組換えは起こります。非常に頻度は低いですけれど。厳密に言うと「完全」連鎖であると言い切れない例がほとんどですが、常識的な範囲で、組換え率が数万分の1以下とか、数十万分の1以下くらいなら、完全連鎖で通用します。 この問題で取り上げている実験例では、その規模では組換えは観察されないという事が「完全連鎖」であって、Pの染色体がどうして生じたかというのは考えなくてもいいことです。 いちおう、どうしたらA bのような染色体ができるか例を挙げると、 1.A Bとa bの染色体から非常に低い頻度でおこる組換えによって生じた。 2.A Bの染色体に一箇所、(突然)変異が起こってA bが生じた。そのごさらに別の変異を生じたものがa bになった。

tomtom2005
質問者

補足

解答ありがとうございます。要するにこの問題ではF1→F2の時のみが完全連鎖で、P1→F1の時に組み替え又は変異がおきたということでしょうか?

  • MIYD
  • ベストアンサー率44% (405/905)
回答No.2

No1です。 先の回答が長くて読みにくかったので短くまとめると、 この問題は完全連鎖について理解しているかどうかを、[ab]*2と[AB][Ab]がP1の時について答える問題です。 前提条件についておかしい、おかしくないということを考える問題ではありません。 与えられた条件に基づいて答えてください。 あと、ちょっと下に追加 完全連鎖もこの問題の前提条件だと思います。 通常はAとBが同一の遺伝子でもない限り不完全連鎖です。 そのため[AaBb]×[AaBb]から組換え頻度に応じて[AABb][AaBB][aabB][Aabb]が生じます。 ただこの問題では完全連鎖として回答するということです。

tomtom2005
質問者

補足

回答ありがとうございます。この問題では、F1→F2のときは[AB]と[ab]が完全に連鎖をしていて、P1は組み換えなどが起きる可能性があるので必ずしもP1も[AB]と[ab]が連鎖しているとは限らないということでしょうか?

  • MIYD
  • ベストアンサー率44% (405/905)
回答No.1

問題文を見なければなんとも言いようがありませんが、 問題の前提条件が親がaabbとAABbとしているのではないでしょうか おそらくこの問題はP1が配偶子ab(*2)を持つものとAB,Abを持つものを掛け合わせた時に完全連鎖をしている時にどのようなF1が生まれて、 そのうちの表現系ABを持つF1同士を掛け合わせた場合にどのようなF2が生まれるかという問題だと思いますが、 前提条件が上に書いた通りならばあっています。 なぜ貴方は完全連鎖しているからといってABとab以外の配偶子を持つものがないと考えているのでしょうか。 一般論の話をしているのか、何かの具体的な遺伝子について話しているのかわかりませんが、 異なる遺伝子が近傍にあって連鎖している時にはAABBとaabbのF2には頻度は低いですが、AaBBやAABbなどが組換えによって生じます。またはさらに頻度は低いでしょうが、突然変異によってBがbになるものも出てきます。 また、一般的にはAABBから突然変異によってAABbが生まれてそこからAAbbが作られ、 同様にAaBBが生まれてaaBBが作られて、それらを組み合わせてaabbになります。 (AAbbからAabbが生まれてaabbが作られる場合もありますが) 完全連鎖をしているからといってはじめからABとabの配偶子以外の組み合わせが存在しないというわけではありません。

関連するQ&A