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政党と地方自治について
- 中国共産党、国家社会主義ドイツ労働者党などの政党は地方自治をどのように行なったのか?今の日本のような民主的な自治だったのか?
- 中国やナチスドイツなどの中央省庁の官僚は党に入党しているのか?
- 国家社会主義ドイツ労働者党は党内組織を作り、なぜ直轄組織にしなかったのか?党はどのように資金調達していたのか?
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すいません、私も中国についてですが。 地方自治には団体自治と住民自治があります。中央から独立して自律的に地方政治を行う側面が団体自治で、住民が地方政治に参加する側面が住民自治です。 中国の行政区画は省-地区-県-郷-村となっています。全ての村に至るまで党組織があり、現地党幹部が地方政府を支配しています(党支部と地方政府は建前上別組織ですが同じ穴の狢です)。県級以下では人民代表(議員)の直接選挙がありますが、共産党に都合が悪い候補は立候補届出を受理してもらえなかったりしてまあ余りまともな選挙ではありません。つまり住民自治は制度上全く保障されていないといって宜しい。 では団体自治はというと、中国共産党というのは全然一枚岩ではなくて、地方幹部は中央に睨まれない程度に好き勝手やっています。何しろ広い国なので「上に政策有れば下に対策有り」といわれ、中央が監視しようとしても良くも悪くも余り行き届かないのが実情です。日本では徴税機構がしっかりしているので国が財源を押さえて地方自治体を事実上大幅にコントロールしていますが、中国にはそんなものは無いので地方政府は中央に税金を送る前にピンハネしたり、存在しない税金を住民から勝手に取り立てたりして金持ちです。 党支部の幹部を任免するのは上級組織ですが、中央では何千何万の支部までとても面倒を見ていられないので一級上の党支部(自分が郷支部に居るなら県支部)の偉いさんと仲良くしておけば安泰です。 独裁政権といいますが中国共産党は国を「領導」するだけで、中国国民党革命委員会とか中国民主同盟とかいう「民主党派」が存在していて連合政権という建前になっています。民主党派の人は時々思い出した様に飾り物の政府幹部に選ばれて出てきます。勿論実際には共産党が全て決めているのですが、「どうせ同じなら政党と政府をくっつけてしまえばいい」というなら逆に「どうせ同じならくっつけなくてもいい」という事になる訳で、せっかく上手く機能している建前を動かす事はないし、党と政府に二重に存在するポストを廃止しようとすると既得権益を持っている人から抵抗されるので政権幹部も及び腰になるのです。その辺を整理して党と国家の役割分担をきちんとしよう、という改革派が曾ては居たのですが、六四天安門事件後完全にタブーになりました。
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- hekiyu
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ドイツのことは知りませんので中国だけ。 1,地方自治 企業や地域には、共産党の党員がいてにらみを きかしています。 例えば、企業には会社幹部の他に共産党の党員が いて、色々なことを指導しています。 村長などは共産党員であることが多いです。 従って、基本的に中央集権であり、 日本のような地方自治は無い、と言って よいと思います。 昔から、中国はこういう体制を採ってきて、厳格な 意味での封建制は敷かれていませんでした。 2,中国の高級官僚は大体党員でもあります。 逆に党員でないと出世はできません。 3,党と政府の関係ですが、党が政府を支配しています。 党と政府を一緒にしないのは、利点があるからです。 つまり、政治に失敗した場合、それは政府の責任で あって、党の責任ではない訳です。 だから、政府に責任を採らせることによって、党は 責任逃れができる訳です。
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回答ありがとうございます。 なるほどなるほど、共産党員を地方公共団体的な所の首長に据えたりしているんですね。 官僚までも党員なんですね。
お礼
回答ありがとうございます。 汚職ですか~、やっぱ8000万人の党員を抱えるとなるとこういうのは付きまとってきますよね~。