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連結決算時の納税について

これから経理職につこうと考えて勉強しているものです。 掲題の件についてご教示いただけませんでしょうか? 連結決算の手続きについては概要理解いたしました。 そこでふいに疑問に思ったのは納税はどうするのか? という点です。 連結財務諸表の税引き前当期純利益の額に課税されるのでしょうか? その場合、グループの個別財務諸表にどうやって納税額を反映するのでしょうか? 按分? もしくはグループ個々で納税するのでしょうか? その場合内部取引にて計上されている利益に対しても課税されてしまうのでしょうか?

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  • ctaka88
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回答No.2

連結会計と連結納税は全く別物です。 法人税はここの会社ごとに所得金額を計算し、会社ごとに申告納付します。 連結財務諸表の法人税等の金額は、単体決算の法人税等の金額です。 この場合は、あくまでも単体の決算が前提ですから内部取引により計上されている利益に対しても課税されます。そのため、連結財務諸表では消去した(課税済み)内部利益に対応する法人税等を繰延税金資産として繰延べます。 このような原則に対し、株式の全部を有している関係(完全支配関係)がある企業グループの場合は、親会社とその100%子会社の連名で国税庁に届出れば、その届出たグループ内で損益を通算する連結納税を行なうことができます。この場合でも、連結納税の申告は連結会計とは異なり、個々の会社の単体決算の税引前利益を出発点に税務調整を行なった所得金額を通算合計した金額によって、法人税額を算定します。ここで未実現損益を調整するのは、簿価1千万円以上の固定資産等の内部取引によって生じたものに限られるので、棚卸資産にかかる未実現利益は連結納税でも課税されます。

taka0634
質問者

お礼

丁寧なご説明ありがとうございました! とてもわかりやすく理解が深まりました。

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その他の回答 (1)

  • sadami10
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回答No.1

連結財務諸表は親会社と子会社がそれぞれP/L・B/Sを作成して親会社が総合的に報告するために親会社が作成する財務諸表なのです。ですから子会社・親会社がB/Sを作成する過程で納税は済ませてあるはずです。

taka0634
質問者

お礼

ありがとうございました。 基本的に納税額は単体決算の額にかかってくる、 連結財務諸表は報告の為に作るバーチャルな数字、 ということですね。

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