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ロボットの定義
私はロボットとは、「CPUを持ち、プログラムされていて、自己判断で行動するもの」と思っていました。 ところが、近年、工業高校や工業高専などのロボットコンテストがTVで放映されていますが、これを見ると自己判断ではなく、人の手による遠隔操作のようです。とすると昔流行ったラジコンカーもロボットと言えるのではないかと思ってしまいます。 ロボットとは何を言うのか、教えてください。
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もともとは人間の変わりに働く機械人形の事ですが、 現在は範囲が広がっていて自律動作する機械も含みますし、 検索エンジンの情報収集プログラムもロボットと言いますね、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88 コンテストのロボットは本来の自律動作ではないので、 厳密にはロボットとは違うと思いますが、 ロボットに至る過程の技術コンテストとしてロボットの名を冠しているのでは。
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- apple-man
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ロボットの大本の意味は働くもの。 (人間の代わりに)働くもの でした。チェコ語の労働若しくは強制労働と 言う単語(ラボート)から作った造語だった と思います。 19世紀末にチェコの作家カレル・チャペック が最初に小説の中で使いました。 この翻訳本は岩波から出版されています。 ロシア語をご存知の方なら納得して頂ける のですが、ロシア語でも労働、働くことを ラボートと言います。こういった東欧諸国での 労働を意味する言葉から生み出されたのが ロボット(働くもの)という固有名詞です。 このラボートですが、英語のレイバー(labor) にあたります。アニメのパトレイバーをご存知 だと納得してもらえると思います。 >「CPUを持ち、プログラムされていて、自己判断で行動するもの」と思っていました。 人間の代わりに動いてくれるんですから、 ロボコンの機械も広い意味ではロボット かもしれません。 でも仰るとおりで、現在ロボットと言えば、 高い自立性を持ち、人間と置き換われる程度の 判断力を持ったものとされるのが一般的です。 この判断力、そして付け加えるなら、 学習能力を持つのがロボットでしょう。 無人偵察機プレデターや、巡航ミサイルトマホークも ロボットに分類されています。プログラムされている ということでは、旅客機の自動操縦と同じですが、 何が違うかと言えば、自己判断して飛んで いることです。 トマホークは衛星からのデータを もとに敵のレーダー等、探知網にかからないよう、 飛行し、谷間などの低空を周囲の地形を読んで 激突しないよう判断しながら飛んでいます。 プレデターに到っては、敵の司令官が 何色の何と言う車に乗っているから それを探せ、というような曖昧な指令でも 行動できます。 >ロボットとは何を言うのか、教えてください。 人間が具体的指示をしてやらなくとも、 判断し行動できる高い自立性をもった機械 ということでいいと思います。 ですからロボコンはねーー確かに チョト違う気がします。
お礼
ロボットの語源や資格についてご教示いただきありがとうございました。 考えてみればトマホークもロボットなのですね。いろいろなものがあることが分かりました。 他の方の回答も含めて総合して考えますと、「本来は自律型がロボットなのだが、完全な自立型を作るのはいまのところ大変なので、遠隔操作型も技術の進歩の一里塚として大目に見よう」ということでしょうか。 有り難うございました。
- ruehas
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こんにちは。 「ロボットとは、人間の構造を模倣した、人間の仕事を肩代わりする機械」 ということになると思います。 語源は元々チェコ語の「労働者」というところから来ていますよね。 ロボットは人間の仕事を代行する機械として進化しています。これは、道具である以上他の機械と特別異なることではありません。ですが、そのために、人間(もしくは動物)の機能や構造を積極的に取り入れるというのがロボットの特徴ではないかと思います。 ロボットの実用化は1980年代に、主に生産工場で始まりました。従来、生産現場では、ベルトコンベアーなど「人間でなくてもできる仕事」といったものが専ら機械化の対象でした。ですが、技術の進歩が徐々に機械化の窓口を「人間でなくてはできなかった仕事」に拡大してゆきました。それが「ロボット」です。 当時の産業用ロボット、特にプロセスロボットの代表格は、「塗装ロボット」と「溶接ロボット」ですね。何れも、汚れや臭気、高熱などと相対する過酷な作業です。熟練技能者の技術を簡単にプログラムすることが出来るPTP(ポイントtoポイント)制御によって、ロボットは労働者をこのような過酷な労働から解放することに成功しました。更に、技術の進歩は、より制度の高い加工や、原子力発電所のメンテナンス、宇宙、海洋開発など、「人間にはできない仕事」にロボットの活動範囲を広げつつあります。 また、最も機械化の難しいと思われる医療現場でロボットの導入が盛んに検討されているのは、予測される高齢化社会の到来によって「介護医療」重要性の高まることがひとつの要因だと思います。介護に必要な「人間性」をロボットに要求するのは大変難しいことですが、人間にとって最も過酷な労働は何と言っても「24時間労働」です。ですが、「24時間介護」はなんてのはロボットの得意分野ということになります。 このように、ロボットとは人間の仕事を肩代わりし、過酷な労働から労働者を解放してくれる機械です。 ロボットは操作方法によって大雑把に「制御ロボット」と「操作ロボット」のふたつに分けられます。 制御ロボットとはプログラムに従って作業を行なうもので、ロボコンなどに登場する遠隔操作ロボットは操作ロボットに入りますが、両者を組み合わせたものもあります。ガンダムはほぼ操縦型ですね。 知能分類で言うならば、処理判断機能を持つものは「知能ロボット」、人間の手を離れて自律性を持つものは「自律ロボット」で、鉄腕アトムがそうです。 知能ロボットが判断機能を持っているにしても、判断の基準は外部から与えられなければなりません。従って、何らかのセンサーを持つことが知能ロボットの必須条件です。これは人間でも同じことで、外から全く情報が入って来なければ脳は判断をすることができません。 CPUは脳であり、センサーは、人間の目や耳に当たるものです。ですから、ロボットがより高度に人間に近い作業を行なうためには、このような機関が必要になります。同様に、何か作業を行なうためには腕が、移動するためには足に相当する物が必要になります。 ロボットが必ずしも人間型である必要はない、と言ったのはSF作家のロバート・A・ハインラインです。ですが、ロボットは人間の作業を肩代わりするために、人間や動物の構造や機能を取り入れることによって形が似てくる傾向にあるというのは間違いありません。それが、他の機械とは異なるロボットの特徴だと思います。
お礼
長文のご教示をいただき、ロボットといういわれや歴史、定義など、大変勉強になりました。 他の方の回答も含めて総合して考えますと、「本来は自律型がロボットなのだが、完全な自立型を作るのはいまのところ大変なので、遠隔操作型も技術の進歩の一里塚として大目に見よう」ということでしょうか。 有り難うございました。
- notnot
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難しい質問ですね。 ロボットコンテストでも大学のは操縦せずに自律型で動いていた気がするのでこれはロボットかな。 何から何まで細かく操縦しないといけないのはロボットではないと思います。ただ、ロボットを作るメカニカルな技術が使われているということでロボットコンテストと言っているのでしょう。 おもちゃの車でも、「ぶつかったら少しバックして曲がる」とか「光を当てるとそちらに動く」とかの機能があればロボット性があるといってよいと思います。 私が思うには、最低条件として「何らかの外界のセンサーがあってその検出結果によって何かの判断をして動きを変えるもの」かな。 確か少し前に「前の車との距離を測定して速度を抑える自動車」がニュースになってた気がします。これなんかもロボット機能と言えるかも。そうするとABSブレーキもかな。
お礼
早々とご回答いただき嬉しく思います。 ロボット機能にどんなものがあるか、だんだん分かってきました。 他の方の回答も含めて総合して考えますと、「本来は自律型がロボットなのだが、完全な自立型を作るのはいまのところ大変なので、遠隔操作型も技術の進歩の一里塚として大目に見よう」ということでしょうか。 有り難うございました。
お礼
ご回答いただき感謝しています。 URLも見せていただきました。こういうWEBサイトがあるのですね。 他の方の回答も含めて総合して考えますと、「本来は自律型がロボットなのだが、完全な自立型を作るのはいまのところ大変なので、遠隔操作型も技術の進歩の一里塚として大目に見よう」ということでしょうか。 有り難うございました。