- ベストアンサー
国産原発災害用ロボットの廃棄について
- 日本でも1999年に茨城県東海村の核燃料加工会社JOCで臨界事故が起きた後、原発災害用のロボットが作られていた。しかし、国の方針によりすべてのロボットは廃棄されることになった。
- このロボットは段差や傾斜にも対応し、遠隔操作も可能な性能を持っていた。しかし、予算不足やメンテナンスの問題により現在は使用できる状態ではない。
- 他の国では原発災害時の対応体制を整えるためにロボットを活用しているが、日本では十分な対策が取られていない。これまでの安全神話に依存し、万一の備えを怠ってきたことが問題とされている。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ロボットの開発を中止させた理由は、 >原発は安全。事故は絶対に起きないという国の方針によって開発から1年後の03年にすべて廃棄されることになったのです。 とある様に、コストの問題ではなく、原発の安全神話を擁護するためだと思います。 つまり、原発が絶対に安全であるなら、その様なロボットは不要である筈です。 従って、その様なロボットを開発する事を許可するという事は、その様なロボットが必要になる可能性があるという事で、即ち、原発は絶対に安全という訳ではないと認める事になる訳です。 原発が絶対に安全であるという誤った前提に基づいて各地に原発を設置し、その後も設置する予定である以上、その様なロボットの開発は、絶対に認める訳には行かない、という政府の都合があったのではないかと思います。 尤も、そのロボットは、カメラで状況を見るだけのもので、原発の損傷箇所を応急修理したり、冷却水注入用のホースを繋いだりする事は出来ない様なので、被害を縮小出来たかどうかは疑問に思います。 それに、乗り越えられる段差の高さは25cmまでの様ですが、これでは、建物内に異常がない状態で階段を上り下りするには充分でも、爆発事故や津波で瓦礫が散乱した場所を通過するに事は、不可能とまでは言い切れないものの、心許ない性能ですから、実際に出動させた際に、現場にたどり着けない可能性もあるのではないかと思います。 又、長時間の被曝に対しては、高圧水流による洗浄が必要とありますが、高圧水流を受けた際に、内部に浸水して、故障する事を防ぐ対策が充分に行われているかも不明ですし、例え対策がされていたとしても、その事が試験によって確認されているのか否かも不明です。 要するに、実用実績のデータに基づいて、改良を積み重ねたものではないため、津波にやられて使い物にならなかった自家発電設備の様に、実際に使用してみると、使い物にならない可能性が少なくないと思います。
その他の回答 (2)
>もし政府が「原発は安全。事故は絶対に起きない」なんて絵空事を言わず このロボットみたいなのが配置されていたら被害縮小できたのかな 騒ぎ立てるほどの問題ではないと思います。 いろいろ今後のこととして勉強にはなりますが、 様々な指摘は後出しじゃんけんの範疇を出ないと思います。 いずれ日本人はやはり先見的な想像力が足りなかったのだということです。 >原発は安全。事故は絶対に起きないという国の方針によって… 皆実質的にそれで動いていたわけですから、いいわけにはなりません。 いまになって口先だけの批判でなく、そのときに予算をつければ進んだわけです。 事業仕分けをされたって負けずに天下り先に予算をつけるのが日の丸公務員ですからね。
- eneos121
- ベストアンサー率17% (118/658)
>もし政府が「原発は安全。事故は絶対に起きない」なんて絵空事を言わず >このロボットみたいなのが配置されていたら被害縮小できたのかな? 可能性はあるけど「~たら」ですので何とも・・・ >てか何重にも安全装置を重ねるべきなのになんで排除するのかな? コストを抑えるためでしょう
お礼
コストを抑えた結果 安全や信用信頼を失った日本の国力は一気にガタ落ちになるのかな? ABSやエアバッグなんていりません!この車は絶対安全です! みたいな感じじゃないのかな?