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磁石を振ると光が出ている?
磁石を振ると光が出ていると、知ったのですが、 その光の波長は電波のように長くて、眼には捕らえられないようなものなのでしょうか? その波長はどの程度なのでしょうか? とすると、例えば、宇宙空間のような摩擦力の働かない空間で磁石を投げると、磁石はその運動エネルギーを光として放出して摩擦力なしに止まってしまうのでしょうか?
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ご理解いただいてうれしく思います。 No8の回答の補足に答えます。 磁石でできる磁場の大きさは距離の2乗に反比例しますが、磁石を動かすと、この他に距離に反比例する磁場も発生します。当然こちらの方が遠くまで及びますので、これが通常、放射される場(放射される電磁波)と呼ばれているものです。非常に粗っぽくかくと 磁場 = a/r^2 + b/r です。rは磁石からの距離です。上式右辺第一項が普通の磁石の場で、第二項が放射される場です。だから今まで述べてきたとおり、磁石を振ればたしかにbはゼロではありません。 問題はこの強さで、例えるならa/r^2が3億円でb/rが3円です。(もちろんこれもかなり荒い見積り(1mくらいで毎秒3回振る場合の)ですので、そのまま額面どおりに受け取らないでください。)がんばって磁石を振ると(たとえば1mくらいの範囲で毎秒数億回くらい振ると)b/rが成長してくるというわけです。 だから原理的に放射の場(電磁波)はありますが、それは3円を握りしめて3億円の買物の夢を語る程度の弱さということです。これが私が電磁波がほとんどでないと言っている感覚です。そして、そんな簡単に長波の電磁波が発生できたら、アメリカはそんな大がかりな対潜水艦通信基地をつくらないことからも納得して頂けると思います。
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- se223
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No.2です。最初のLEDのように、 大きい数100ターンのコイルの中に入って人間が磁石を振れば、電力は取り出せます。 発振源は人と磁石で、検出はアンテナコイルになります。これらは皆さんが言っている 内容に含まれる原理です。 (考え方はこのコイルが見えない距離にあったら、磁石を持っている人が信号を出していると考えられるでしょう。実際にそうですが、電力は小さいでしょうしそれは感じられないレベルかもしれません。) また、別にこのアンテナコイルに誘起された電力を電球に付けるか、音響センサにつけるか、 アンテナにつけるか、空洞の中で共振させるかで色々な周波数の電磁波に変えられます。 その周波数、波長で変換効率の良いアンテナがあります。 超長波ですが、水中では数10kHz以下かと思います。アンテナはフェライトなどの振動子になります。 低い周波数になれば、通信距離が延びます。水面と振動子間のマッチングなども必要です。 また、あまりの低周波(数10Hz以下)では情報を載せられなくなります。 これらの内容は、色々な意見を聞いて考えるとだんだんつながってくると思います。そして一番妥当な答が出ると思います。
お礼
ご回答ありがとうございました! 素人なので難しいのですが、コイルと磁石をそれぞれ離して見えないくらい遠い場所に置いた場合、磁石を振って磁場の変化で生じた電場では離れたコイルに電流は流れないようなものだということでしょうか つまり、それくらい弱い電磁波だということでしょうか!(誤解しているかもしるませんが)
- FT56F001
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電波を出すために考えられた装置に,アンテナがあります。 アンテナは半波長など,電波の波長とほぼ同じ大きさにすると効率がよくなります。 しかし,波長と同じオーダでないと働かない,というわけではありません。実際,中波ラジオのアンテナは10cmくらいのフェライトコアですが,約300mの波長の電波を受けています。 1秒間に3回往復磁石を振れば,波長10^8mの電磁波は出ます。ただし,それはとても弱いです。
お礼
ご回答ありがとうございました! ラジオのアンテナは短くて小さいのにラジオは聞けますが、ラジオの電波の波長が300mということからすると納得します。 1秒間に3回磁石を振ると、極極極超長波のとても弱いのが少し出ているということですね!
- ORUKA1951
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とんでもない話になっているようで・・ 電荷だろうが、磁荷だろうが加速度運動をさせれば電磁波は発生します。速度じゃありません!!距離でもありません!! 磁石を紐に結んで振り回せばよいです。横から見たら見事な振動をしています。 問題は、その発生する電磁波のエネルギーです。すでに学んでいるように、波のエネルギーは振幅の2乗と振動数(速度/波長)の2乗に比例します。 人が振り回せる程度の磁力と速度を考えると、理論的には電磁波が発生するとしても、それはそれは小さなものでしょう。 >宇宙空間のような摩擦力の働かない空間で磁石を投げると 加速度運動ではありません。マツクスウェルの方程式を理解してますか? >磁石はその運動エネルギーを光として放出して摩擦力なしに止まってしまうのでしょうか? 摩擦力はあります。運動エネルギーを光として放出するということは摩擦力ですね、 電荷で考えてください。電荷も磁荷も兄弟ですから 原子核の周囲を電子が円運動していると、それは加速度運動ですから回転面の方向に電化が振動しています。そしてそれに誘導されて回転面に垂直な軸で磁場が振動しますから、電磁と言う形でエネルギーを失い、電子は速度を失い原子核に墜落するはず。数億分の一秒もかからない しかしそうはならない。なぜなら振動は波ですから・・波動方程式を勉強すること。エネルギーと質量は等価だと言うこと
お礼
ご回答ありがとうございました! 速度や距離に関係なく磁石を振ると電磁波が少しは発生するということですね。 磁石が宇宙空間で電磁波を放って止まることは無いということですね。 勉強になりました!
- metzner
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No6です。 >振る回数を増やせば、距離を短くでき、振る回数を減らせば、距離が長くなるということですね、このような関連性を初めて知りました。 だいたいそれでいいと思います。 >しかし、どちらにしても、結局は、磁石が1秒間に30万キロメートル毎秒で移動しなければならないということは共通しているのですね、 これは違います。だいたいの桁数をいっているだけで、磁石が光の速さより遅くても大丈夫です。ここからは定量的に話をしないといけないので、どの位遅くてもいいかは簡単には答えられません。最終的にはマクスウェル方程式を解かなければいけません。 >つまり、どんな波長の電磁波を磁石を振って発生させるにしても、光と同じ速度で磁石を往復移動させねばならず、光の速さで移動することが出来ない以上は、事実上は不可能ということでしょうか? そうではありません。私の答えはあくまでも桁数を荒く見積もっているだけで、光の速さで 動かす必要はないと思います。 >また、磁石を振って電磁波を発生させるための絶対条件によると、磁石を1秒間に30万キロメートル毎秒で移動さないことには、磁石を振る場合に限ってはどんな波長の電磁波も発生しないということになるのでしょうか? 私が書いたのは条件式は絶対的な条件式ではないので、そうではありません。 >例えば、磁石を1m区間を1秒間で6億回往復させることができたら、その電磁波の波長などはどのようになるのでしょうか? 磁石が光速を越えていますね。しかしこの問題を好意的に解釈して1mのサイズの6億Hzの磁流があったと解釈すると、おそらく発生する電磁波は6億ヘルツの電磁波ですから0.5mの波長の電磁波だと思います。 >例えば、磁石を1m区間を1秒間で2億9999万9999回往復したとしても、電磁波は発生しないのでしょうか? ここでの説明を読んでいただければ分かるように、おそらく電磁波は十分でてると思われます。 私の見積りはあくまでも荒い桁数をいっているだけです。人間ががんばって磁石を動かしてもほとんど電磁波はでないと言えますが、まったく出ていないとも言えないわけです。用は 大きさの問題です。3円と3億円を比べたとき、3円はほとんど無視できますが、ゼロ円ではありません。私の回答はこの程度の話です。これ以上は実際にマクスウェル方程式と向き合う必要があります。
お礼
補足への回答ありがとうございました! 光の速度が絶対条件ではないということですね、なので、磁石を振り電磁波を発生させることも原理的には可能性があるということですね、 磁石を振って電磁波を出すために、磁石を振る速度をどれくらい遅くしても電磁波が出るのかということに関しては、マクスウェル方程式などを扱わない限り正確な最低速度を知るのは難しいということですね、 磁石を1m区間を毎秒6億往復すると、波長は1mの半分になるのですね、上記の通り毎秒2億9999万9999往復しても光は出るということですね。 3円と3億円の例えのように、「人間が磁石を振り回しても全く電磁波が出ていないとは言えない」というのは、一体その3円分は磁石から何が出ているんだろうって気にはなります(笑) 詳しいご説明ありがとうございました、勉強になりました!
>とすると、例えば、宇宙空間のような摩擦力の働かない空間で磁石を投げると、磁石はその運動エネルギーを光として放出して摩擦力なしに止まってしまうのでしょうか? 止まりますが、原理は違うと思ふ。 イオンクラフトの原理が理解できればの話…。
お礼
ご回答ありがとうございました! イオンクラフトの原理のことはよくは知らないのですが、 加速度運動にならないため磁石は止まらないようで、私の勘違いでした。
- metzner
- ベストアンサー率60% (69/114)
No3の回答の補足について答えていませんでしたので、ここで答えておきます。 >しかし、磁石を1秒間に3億回振れば、波長1mくらいの電磁波が出るということですね 原理的に発生するといっていいと思います。 >とすれば、磁石を手で1秒間に3回振れば、波長が10万キロメートルになるのですが、磁石を手で振っても『極極極超長波』は出ていないのでしょうか? 10万キロメートルの手があれば可能です。 潜水艦の交信に使われるその長波ですが、説明したとおりアンテナはすごく長くなりますよね。 3Hzとして10万キロメートルの波長ですから。こんなアンテナは地球上ではとりあえず作れないのでアンテナに電気的な細工をしてアンテナの長さをある程度短くすることは可能です。その場合は電磁波放射効率が落ちますので、莫大なパワーをアンテナに入れる必要があります。たしかアメリカで潜水艦と交信するための通信基地計画で、すごい長さのアンテナを地中にうめこんで、発電所一基分の電力で通信するというのがあったように思います。シーファー計画?かなにかです。不確かですがご参考のため。
お礼
補足への回答ありがとうございました! 放送や潜水艦の通信に使われる波長の長い電波は発生させるのがそんなに大掛かりで大変なものなのだと初めて知りました、 詳しいご説明でとても勉強になりました。
補足
振る回数を増やせば、距離を短くでき、振る回数を減らせば、距離が長くなるということですね、 このような関連性を初めて知りました。 しかし、どちらにしても、結局は、磁石が1秒間に30万キロメートル毎秒で移動しなければならないということは共通しているのですね、 つまり、どんな波長の電磁波を磁石を振って発生させるにしても、光と同じ速度で磁石を往復移動させねばならず、光の速さで移動することが出来ない以上は、事実上は不可能ということでしょうか? また、磁石を振って電磁波を発生させるための絶対条件によると、磁石を1秒間に30万キロメートル毎秒で移動さないことには、磁石を振る場合に限ってはどんな波長の電磁波も発生しないということになるのでしょうか? 例えば、磁石を1m区間を1秒間で6億回往復させることができたら、その電磁波の波長などはどのようになるのでしょうか? 例えば、磁石を1m区間を1秒間で2億9999万9999回往復したとしても、電磁波は発生しないのでしょうか?
- metzner
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No4で書いた光速毎秒30kmは毎秒30万kmの間違いです。1秒で赤道まわり7周半です。これは人間単体の肉体ではどうしようもない大きさです。これが人間が磁石を握りしめていくら努力してもどんな電磁波もほとんど発生しない理由です。
お礼
ご回答ありがとうございました!
- metzner
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No3です。 補足しておきますと、例で磁石をL=1m振るとしましたが、その場合は毎秒3億回磁石を振れば波長1mの電磁波がでます。毎秒3億回も振れないので、磁石を100m振るとすれば、毎秒300万回磁石を振れば波長100mの電磁が出ます。この場合は毎秒振る回数が減りましたが、今度は振る距離が大きくなります。毎秒3回振って電磁波を発生させるためには、10万キロメートル磁石を動かす必要があります。すなわち、毎秒振る回数か振る距離のどちらかを人間的なスケールにすると、どちらかはとてつもなく大きくなり(人間では)実行不可能となります。今回の質問では例として磁石を動かしましたが、実は電気を帯びたものを動かす話(電流で電磁波を発生)にしても同様の話が成り立ちます。たとえば波長の長い電磁波(AM放送など1000kHzとして)を放射するには波長程度のアンテナ(数百メートル)が基本的に必要となります。本質は電磁波の周波数fと波長Lは独立でなくfL=c=光速=毎秒30kmという関係があり、光速が我々のスケールにくらべて大きいことに起因しています。 結論として人間が磁石をもっていくら奮闘してもどんな電磁波も実質的に発生できないということです。
お礼
ご回答ありがとうございました!
- metzner
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原理的には時間変動する磁場ですから、時間変動する電磁場ができると思います。ただ、磁石をどのように振るかにもよりますが、手で振ったぐらいならほとんど電磁波はでないと言っていいとおもいます。 だから波長の長い電磁場だから目に見えないというわけでなく、波長の長い電磁波すらほとんど出ていないということになります。(理由は以下に簡単に述べます。マクスウェル方程式の知識が必要です。) 宇宙空間を旅する磁石の話ですが、加速度運動させないといけないと思いますので、書かれているようなことは起こらないでしょう。 波長の長い電磁波すらほとんどでない理由は、電磁波発生に必要な変位電流が無視できるからです。磁石の動く範囲をLとして、磁石を振る周波数(単位時間あたりに何回振る回数)をfとし、磁石のつくる磁場の典型的な大きさをHとすると、マクスウェル方程式から簡単な次元解析をして、変位電流の大きさのスケールは(f/c)^2LHとなります。磁場の渦度の典型的な大きさはH/Lです。よって変位電流と磁場の渦度の比は(fL/c)^2となります。この比が1ぐらいのオーダーであれば電磁波が発生します。すなわち f=c/Lが荒っぽく見積もった電磁波発生条件です。手で振るとしてL=1mぐらいとしますとfは3.0*10^8回毎秒となります。1秒間に3億回振れば波長1mくらいの電磁波がでるということになります。16000rpmのバイクエンジンの場合の回転は、毎秒に直すと267回毎秒です。これからいかに早く磁石を振らないと電磁波がでないことが分かります。数mくらいのエンジンに磁石をくっつけてエンジン全開で回しても電磁波はほとんど出ないということになります。
お礼
ご回答ありがとうございました!
補足
可視光が出ないのは当然だとしても、マクスウェル方程式によると、波長の長い電磁波すらほとんど出ないということですが、 しかし、磁石を1秒間に3億回振れば、波長1mくらいの電磁波が出るということですね、 つまり、磁石を振る回数がとてつもなく多ければ、普通の磁石でも電波(電磁波)が出るということでいいのでしょうか? では、何故、人間の手で振るような状況だと、つまり、振る回数が少ないと波長のとてつもなく長い電磁波すら出ないのでしょうか? 例えば、1秒間に3回振れば波長10万キロメートルの電磁波が出るはずなのに、それすら出ないのでしょうか? Wikipediaで「電波」を調べたところ、潜水艦の通信などに使われる『極極極超長波』というとてつもなく長い波長の電波の波長は、10万キロメートルから1万キロメートルなのだそうです、 とすれば、磁石を手で1秒間に3回振れば、波長が10万キロメートルになるのですが、磁石を手で振っても『極極極超長波』は出ていないのでしょうか?
- se223
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たぶん、電磁波は電界と磁界が直交しているから交互に振れば、その振った振動数の空間電磁場(電波)が出ますという意味で、電波も光も同じ周波数軸になりますから周波数が高くなれば光としても見えるということで、人間が出来る事、出来ない事をごちゃ混ぜにして表現していると思います。 光の波長は数100ナノメートル(10のマイナス9乗メートル)ですが、磁石を1秒間に1往復振った場合の波長は30万キロメートルです。 1秒で2往復振れば15万キロメートルになります。そう考えると振るとしても人間では無理でしょう。 但し考え方を変えれば、磁石を振って発電しLEDを点ける懐中電灯はあります。
お礼
ご回答ありがとうございます! つまり、磁石を振っても可視光(電磁波)は出ないが、電波のような波長の長い電磁波は出るということでいいのでしょうか? 1秒間に1往復振ると、波長30万キロメートルの電磁波が出るということですね。 Wikipediaで「電波」を調べたところ、『極極極超長波』という潜水艦の通信などに使われる波長のとても長い電波は、波長が10万キロメートルから1万キロメートルだと書いてありましたので、 ということは、磁石を1秒間に3往復振ると『極極極超波長』が出ていると解釈して良いのでしょうか? もちろん、磁石を振る懐中電灯は光の出る仕組みは異なりますよね。
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お礼
ご回答ありがとうございました! 数式を完全には理解できませんが、でも人間が磁石を振る程度でも原理的に放射される電磁波が小さくてもゼロではないというのが数式からも明らかですね。 電磁波がそんな簡単に作り出せるならば、アメリカがわざわざ大掛かりな潜水艦通信基地を作らないというのは笑えます。 勉強になりました!